ヒメカンアオイの減少化傾向について
相生山緑地の植生の変化について
みなさんに考えていただきたいと思います
今回は 「雨水・姫寒葵」の記事の ヒメカンアオイについて

最新の生育地のようすです
数年前から この区域を見続けてきましたが
昨年あたりから ぐっと株が小さくなりました
数も減ってしまいました

ここでは 近くの竹薮のタケ(孟宗竹)が侵出し
日当りが悪くなったのが原因ではないかと思われます
さらに カシノナガキクイムシによって枯れたコナラのギャップには
常緑樹では カクレミノ(隠れ蓑)や 畑から逃げ出しのビワ(枇杷)
落葉樹では ウルシ科の植物 アカメガシワ(赤芽柏)など
成長の早い植生が 目立つようになってきました
別の区域のようす

ここでは 「森の手入れ」のために 常緑低木が皆伐され
日当りが良くなり過ぎ 乾燥化が進むのが心配です
人の都合で植えられ 放置され続けている竹
一部の人々の好みで 作り変えられる森
その結果が 相生山のヒメカンアオイの消長に影響しています
以前「人はどこまで」という記事でも 提起しましたが
早春おなじみの ヒメカンアオイの花が
見れなくなっていくのは 寂しいこと
人の行為が招いたことなら 改められるはずですが
人の手を入れることによって ヒメカンアオイを「応援する」ことについて
みなさんは どう考えられるのでしょう
いろんな意見の人が 集まって意見交換したり
専門家の見解を聞いたり 調査したりしながら
人と森のかかわり方の 基本姿勢を確定させたうえで
ときどきの森の情況に 敏感に対応できるといいですね
by Oak.

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