「森の手入れ」を考える(1)
私たちは 自然の森と どう付き合っていけば良いのか
人々のさまざまな取り組みを見ながら このブログでは これまで
「森の手入れ」「森を?自然と人間」「夏の終わりに相生山 森の未来」
「考察オアシスの森の再生プロジェクト」など
思うところを書いてきました。
今回 みなさんからのご意見も参考に
少しまとまった見解を 連載していくことにしました。
より良い認識を共有していくため 率直なご意見 ご指摘をお願いします。

「森の手入れ」の背景・・・里山開発計画
愛知県では1990年代からでしょうか、「生物の多様性を守るため、森の
手入れをしなくてはいけない。森の管理をしなくてはいけない」という言葉
を聞くようになりました。
名古屋市では「オアシスの森方式」と名づけた公園づくりを始めました。
未買収の公園予定地を地主から固定資産税免除とひきかえに借り上げ、市民に
開放するというものです。
そして市民ボランティアを募集し、森の手入れを始めました。

県では愛知万博が予定されていました。
同時に、岡崎から春日井・犬山あたりまで、数々の研究・研修機関が集積した
「あいち学術研究開発ゾーン」計画がありました。これは単に研究開発ゾーン
形成ということだけではなく、総合的な開発整備計画であり、里山が多い地区
がターゲットとなっている里山開発計画でした。
また、将来の遷都地候補としての開発が念頭にあったのではないかと疑われ
ていました。
万博はこうした総合開発計画の起爆剤として捉えられていたのです。
そんな時期に「里山の手入れの必要性」が言われ出したことが気になります。
こうしたことを踏まえて、「森の手入れ」について考えてみたいと思います。
by てんてこマイマイ

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