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森を・・・? 自然と人間

相生山緑地にかぎらず この国のあちこちで語られる
「自然を大事に 環境を守る」って人の合い言葉
中尾根ひろば奥IMG_8450 (800x600)
『森をつくる』 『森の手入れ』 『森を育てる』
オアシスの森看板IMG_8779 (640x480)
相生山の北半分 「オアシスの森」でも
そんなことが語られています

ところで ちょっと待ってください
この文には 主語が抜けています
それが クセモノ
主語は 人間が・・・です
出来たものは 自然の森ではなく 人工の森または公園

コナラ林IMG_8781 (640x480) (2)
相生山のコナラの森
マツ林IMG_8594 (800x600)
相生山のマツ林

どれもこれも 人間が意図的に 造ったものではありません
人間社会のすぐ近くの 相生山ですから
当然 人間の経済活動の影響は受けています
畑IMG_8651 (2) (640x362)
緑地の中の 梅畑
他にも 南部の徳林寺や個人の家など
人間のつくったものは 混在します

けれど 「自然を守るために」とか「これが本来の自然」などと
自然に対して ごう慢に手を加えた場所は 
他の緑地に比べ 極端に少ない
それが 相生山の魅力です
北尾根道IMG_8775 (640x480)
尾根の雑木林

人間が植えたもの 手を加えた場所は
将来も 手を入れ続けなければなりません
それが 自然に対する責任
人工林IMG_8781 (640x480) (1)
放置された 相生山のヒノキ人工林と竹やぶ

自然の営みは 人間を大きく包み込み
人間の生活は 守られて続いてきました
「人間が森を守る」「人間が森をつくる」 なんて おこがましい 
発想がサカサマ
だから 「当然!」のごとくに
樹木を 好き勝手に 切ったりできるのでしょう

人間が 意図的に手を加えないままで
人間と 隣り合って存在し続けてきた
そんな意味でも貴重な 相生山緑地を このまま残したいと思います


      by  Oak.
 「相生山の四季を歩く会」のみなさんの意見もまとめて書きました
 過去の「森をつくる??」 「森の手入れ」 「人はどこまで」など 
 あわせて お読みください

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theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

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comment

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Re: No title

tazuさま
ハナさま
木野さま
W.Kさま

 コメントありがとうございます
 みなさまのご意見も踏まえ 近いうちに
 「続・森づくり~自然と人間」
 記事を掲載したいと思っています
 引き続き よろしくお願いします

No title

木野様
私は少し違う見方をしていますので、書かせていただきます。私の書き込みに、間違いや、疑問、異なった見解がおありでしたら、ぜひお聞かせください。

まず、平和公園で薪炭を供給していた時代はいつ頃でしょうか、3大禿山県の愛知県でしたから、かなり昔のことだと思いますが、当時は人口も、開発状況も今とは全く異なり、今と比較対象はできないと思っています。

湿地の湧水については、植生が貧弱になれば、増えると思います。現在の湿地の湧水量の減少は、燃料革命後の森の復活により、地表面へ到達雨量が減ったこと、蒸散に使われる量が増えたことなどがあり、また、周辺の市街地化により、雨水が表流水となり、河川や下水に流れてしまうことなども原因の一部と思います。

また、田畑が、遷移をはじめ、森となった時には、田畑があった時とは違う形で、多様な生き物が復活することはないでしょうか。豊かな土壌になれば、数えきれないほどの生き物が靴の底程度の広さに生息するかもしれません。

いろいろな生き物が姿を消してゆく主な原因は、市街地化、開発や三面張り、農薬の使用、乱獲などが主な原因であり、平和公園という限定された地域でのあり方より、もう少し広い範囲で考えたほうが良いと思っています。

No title

こんばんわ

この記事に付け加えさせていただけるのなら、

とにかく何一つ無駄がなく、自然に成長して行くこの貴重な森「相生山」を、

可能な限り壊さずに、名古屋市の公園構想が進められることを祈っています。

No title

生態系の繋がりは、はっきり言って複雑過ぎて、どこをどうなぶればどんな影響が出るかは、よほど専門的な知識がある方でも予測が難しいところがあり、どのように環境を保つかは簡単には答えが出せないですねえ。

自分達が関わる平和公園は、場所柄からも、まだまだかつて薪炭を供給していた時代の里山環境に近い環境が残り、湧水が多く、ヨシ原を含む草地や湿地が多く残っていたのが、自然の遷移が進んだり、公園化を進めるために農地が買い上げられて耕作が中止され、その後放置されていたりで、湿地の乾燥化が進んだり、田んぼ、畑が笹やクズ等に覆われた草地に変わったりといった影響で、次第にいろんな生物が姿を消すのを目にしてきただけに、逆に、積極的に人の手を加えて多少でも時計の針を撒き戻す方向で、活動してきました。

それでも、ボランティア活動の限界もあり~の、影響を見ながら試行錯誤ってところもあり~の、何より、同じ考えの人間ばかりが関わっているわけではないのでねえ。樹林を保つために竹林ひとつ刈るのも、なななか簡単にはいかないところもあったりします。

自分の場合は、具体的に守りたい生き物、できれば呼び戻したい生き物があり、そこから逆算して、どう環境を保てばいいかを考えていますが、それにしても、関単にこれが正解とはいかないところがありますねえ。

鳥ひとつに限っても、生息するに必要な環境は様々ですから、現在の環境を基本に、人手や立地条件も含めたその土地の性格等、何より、今、そこで生活している生き物たちの事を最優先に考えて、どう環境を保つのが一番いいのかをじっくり考えていって欲しいですねえ。

No title

難しいことも他所のことも分かりませんが
相生山に限っては
作為的でない森の姿を楽しんでいます。

畑があったり人家があったりするのも
相生山ならではですものね。

そういう場所に野鳥が多かったり
森に親しんでいる人に出会ったり

余計なことはせずに今のままがいい
自然に変わっていくことは仕方ないけど
そんなことを思い思い毎日のように歩いています。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

自然を壊せば、批判が怖い。
でも、人が入って気持ちのいい公園を作りたい
だからかな?
「森に手を入れないと暗くて多様性のない自然になる。
さー森に手を入れて、豊かな自然をつくろー」
という、「森の手入れ宗教」のような論理を作り、人を洗脳して、森の木を切る
「ビール片手に、のこぎり」なんてオフザケフレイズもきいたことがある。
ボランティアの市民だけでなく、他分野の学者さんでさえ、洗脳されて、森の手入れを推奨する人もいる。でも、私たちは洗脳されないよ。
果敢に「森の手入れ宗教」に意見するOakさんに拍手です。
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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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