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相生山とスズメバチ

 相生山緑地は、その中に住宅や農地(生産緑地)や寺院までありますが、大半はコナラ(小楢)が優先する樹林地です。人の影響も受けながら成立した自然の雑木林、当然いろんな生き物たちが生育・生息しています。
 この時期、注意しておきたいのはスズメバチ(雀蜂)の動向。コナラの根元には彼ら(正確には彼女たち)を多く見かけます。
  オオスズメバチ①IMG_0015 (640x427)
 「コロナ禍」で「これまでの行き場をなくした」中高年やファミリーが、「初めて」相生山にやって来ることが激増しました。どこからどんな情報を持って来訪するのか、個々は分かりませんが、スマホ片手に道迷いの人びとから声かけられることも少なくありません。
 そして、スズメバチなんぞには、決まって無自覚。「その向こうにスズメバチがいましたから、気をつけてくださいね」道案内に付け加えて一言。
スズメバチ観察IMG_0016 (640x427)
 先日の「相生山の四季を歩く会」では、秋の昆虫がテーマでしたが こちら 講師の内藤さんはスズメバチを専門に研究している学生さん。歩き始めてスグにスズメバチに遭遇。適切な解説を聞くことができました。
「春先から初夏にかけては女王蜂が単独で巣づくりの場所を物色していますが、これらの危険はほとんどありません。夏から秋はこの子たちのような働きバチ(♀)が自分の餌として樹液を求めているほか、幼虫の餌にするための狩りも始めます。秋には数も増え活発になるため、危険性が最も高くなります。ですが数が多く集まっていなければ危険性は少ないです。巣や樹液付近に不用心に近づいて彼らを驚かしたり、乱暴な振る舞いで敵と思わせたりしなければ大丈夫。

当初の文は内藤さんからの説明を間違って受け取り、記載しておりました。上記に訂正いたします。読者の皆さん、内藤さんにはご迷惑をおかけし、申し訳ありません。今後、事実の正確な把握を今以上に努めたいと思います。 
「この時期は未だ、女王蜂が単独で巣づくりの場所を物色していたり、この子たちのような働きバチ(♀)が自分の餌として樹液を求めています。もう少し季節が進めば、数も増え、活発になります。幼虫の餌にするための狩りも始めます。数が多く集まっていなければ、危険性は少ないです。不用心に近づいて彼らを驚かしたり、乱暴な振る舞いで敵と思わせたりしなければ大丈夫。」


 みんなで恐る恐る「スズメバチ観るって無いよね」「こんなに接近してもいいの?」画像が小さいのは、記録係がしり込みしたからではなく、参加者が前に集まっていて近づけなかったからです。
 スズメバチ②IMG_0017 (640x480)
 相生山緑地に「自然への認識が未だ不十分」な訪問者も増えていること、スズメバチの季節が始まっていることを踏まえて、名古屋市の担当部署へは「スズメバチへの認識喚起」の掲示を提案しました。1週間経ちましたが、未だ着手されていないようです。
 なので、このブログへ訪問された方にお伝えします。
「自然の中は、人間の都合で成り立ってはいません。もともとの住人へは『お邪魔します』の気持ちで控えめ姿勢で、森の散策を楽しんでください」
 スズメバチの被害に遭ったとか、駆除しなければとか、お互いの不幸な結果を生まないためにもね。

    by  Oak.+アイ

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theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

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comment

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ご丁寧に有難う御座いました。

 内藤様に質問内容をご連絡して回答して頂き、有難う御座いました。
 家のテラスの軒下に巣を作ったキアシナガバチも一昨日に全て居なくなったので、越冬しに行ったのだと思います。
 私は蜂は特に嫌ではありません。こちらが変なことをし無い限り襲ってきません。血を吸う虻の方が血を吸いにしつこく来るので遥かに嫌です。

Re: この件了解しました。

☘雑草Z☘ さま

ご質問について内藤さんから回答が届きました。
回答の方載せさせていただきます。「女王蜂を主としたわずかな蜂のみ朽木や土中で越冬します。雄蜂や99%の働き蜂は越冬できません。冬には死にます。加えて越冬できるのはその年の秋に羽化した女王蜂のみです。女王蜂の寿命は最大でおよそ1年です。」

この件了解しました。

普通、蜂の巣は夏には作られているし、秋には活動が鈍ってくると思っていたので、雀蜂は特別かな?って思ってしまいました(笑)
でも去年、家にスズメバチが巣を作ったのを見つけたのは8月だし、東北では10月には蜂の活動は鈍化しています。

ところでこれから冬にかけて蜂はどうするんでしょうか?越冬はするんでしょうか?

内藤さんの様なオーソリティにお聞きできるなんて素晴らしい環境ですね!

お詫びと訂正 Re: 雀蜂の活動に関して勉強になりました。

☘雑草Z☘さま

コメントを頂き、記事の内容を再度確認いたしました。当日、説明いただいた内藤さんから、以下の指摘を頂きました。私どもの理解に誤りがありましたので、訂正しお詫びいたします。記事本文も訂正いたしましたので、ご確認ください。ありがとうございました。

拝見しました。説明内容が大きく間違っています。先日私のした説明は「初夏の時期は女王のみで安全」です。「この時期は未だ女王蜂が単独で巣作りの場所を探しており」はまったくの誤りです。「もう少し季節が進めば数が増え〜」は初夏の会で私が話した内容と混同されてはいないでしょうか?10月がMAXの個体数であり、先日はそのように解説したつもりでおります。言葉選びは慎重にしたつもりでしたが、誤解を招く表現をしていたのでしたらすみません。ブログの方にコメント頂いた方には大きな誤解を与えてしまっています。私の名前で誤った情報が広められるのは大変不本意ですので、記事の内容とあわせ、コメント主さんには訂正のほうをよろしくお願い致します。

雀蜂の活動に関して勉強になりました。

>この時期は未だ、女王蜂が単独で巣づくりの場所を物色していたり、

春に巣作りすると思ってました。

>もう少し季節が進めば、数も増え、活発になります。

もっと寒くなって活動が活発になるとは意外です。

>駆除しなければとか、お互いの不幸な結果を生まないためにもね。

その通りですね。住宅地ならいざ知らず、山や森まで駆除するのはおかしいです。
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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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