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スッキリしない理由・・・(下)

前稿からのつづきです。

 名古屋市の行政(具体的には市長と行政官たち)は、市民への責任をどうとるつもりなのでしょう。
 情勢は示しています。東日本地震後の原発放射能漏れ、異常気象に拠るとされる風水害、新型コロナウイルス感染拡大などの情況を見ても、これまでのやり方では問題解決に至らぬことが明らかになっています。
 『自然と人間』、相生山での「都市計画の変更」は、今後のお手本になる事例と、わたしたちはずっと思ってきました。
相生口IMG_0063 (640x427) 橋脚IMG_0045 (640x427)
 相生山の道路をめぐる命題は、①決まったことだからと進めていいのか ②本当に役立つ道路か要る道路か ③自然を壊してまでつくっていいのか、この3点でした。市長の政治判断は下されたものの、市民に理解を求め説明することが、未だ出来ておりません。
 とりわけ「自然」についての切り込みは漠然としたままです。個々の種への理解や認識もですが、まとまった生態系としてとらえることに遅れているように思われます。定義もあいまいなまま「里山」の概念が独り歩きしている風潮もあります。 
北沢IMG_0064 (60x427) 北海道IMG_0061 (640x427)
 私たちは「世界の『AIOIYAMA』検討会議」に提案し、「意見交換会」の場でも述べてきましたが、一向に受け入れる姿勢がみえません。市民との意見交換会といいながら、市民の問いかけには応えず、政争の具とする市議会多数派には忖度する。いったい何を柱に、行政をやっていくつもりなのでしょう。どこに理を見つけているのですか。
意見交換会⑤IMG_0009 (640x405)
 こうしている間にも時は経ちます。誤った施策や活動、無策の故に環境破壊がすすみます。将来を見据えた「いのちと生活」を守るために舵をきる機を遅らせ、取り返せなくなってしまう事態に陥るのを怖れます。
 私たちは思います。法令、計画、慣習、組織、そうしたものだけにとらわれていては、とうてい市民の役には立たないと。もはや根本的な転換が必要だと。
相生山の四季を歩く会20_7IMG_0014 (640x427) 
 相生山の四季を歩く会は、10年以上にわたって相生山現地での自然観察を続け、学んできました。定例会の参加者は20~30人/回で、累計3600人を超えます。それだけしかない人数ですが、その意識は名古屋市民の圧倒的多数派と共通していると自覚しています。不断に新しい人びとを呼び、力を蓄えています。 
 
 私たちは苛立ちながらも、相生山緑地に関わり続けることでしょう。
 都市計画の変更については、市長の政治判断は尊重し、それとは区別される「市長考想」への、「自然からの」反論を準備します。専門家も交えた本格的論議の始まりを待望しています。 
 私たちも含む広範な人びとからの、「相生山のいのち」からの提言が、名古屋市の施策に反映されていきますように。それは結果として、市民をも救います。

     by  Oak.

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theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

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Re: まとまった生態系

☘雑草Z☘さま
 ご訪問とコメントありがとうございます。

 自然を大事にするということは、余計な「開発」を、もうヤメルこと。
 人が、歩をわきまえて大人しく生きることではないかと思っています。
 エネルギーも貸借対照表、支出を減らせば収入も減らせる。
 人が生き方、社会のしくみを変えれれば、滅びずに済むと思いますが、
 この国を見ても、世界を見渡しても、前途多難なようで。。。

 お時間のある時に、タグ「道路は要らない」を一読いただければ幸いです。

まとまった生態系

  記事にもありますように、日本では個々の種を守る法律は多少ありますが、まとまった生態系として捉えて守る姿勢がなってないと思います。
  白神山地や屋久島のように世界遺産に登録されれば生態系も守れますが、もっと身近な里山も守る必要がありますね。

  相生山での経緯はわかりませんが、これ以上道路を作る必要はありませんね。
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