稲刈り田んぼ

雨で延ばし延ばしだった 今日は稲刈りの日
伊勢平野の中央部 雲出(くもず)川流域

暑さと水のおかげで 分けつも籾の実入りも上々
嬉しい新米と出会える日は
天地(あめつち)の恵みを 身に染みて感じる日

コンバインが田んぼに入ると ツバメ(燕)が集まって来る
イネ(稲)に隠れていた小さな虫たちが あらわになるのを知っているから
刈り取りが進むと サギ(鷺)も集まって来る
イナゴ(蝗)やバッタ(飛蝗)やカエル(蛙)たちが 飛び出してくるから
人の営みが 野生の生き物たちの食餌を援ける これも共生?

遠くの山際まで 昔は一面の田んぼが広がっていたけれど
次第しだいに新しい一戸建てが もうそこまで田んぼを潰した
加えてここ数年で ソーラーパネルが一気に拡大 地面が消えた
イネの田んぼに入るとき あらためて
私たちの生き方 この国の在り方
否が応でも 向き合わされる日
by Oak.


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