フジ(藤)に思う
相生山緑地の中央尾根にある梅畑
その西端の林縁部に いつの間にかフジが大きく育ちました
普段は気づかないでいるのですが 花の時期には目立ちます

森林とフジの関係 正反微妙です・・・・どんな事物もそうなんでしょうが
フジなどのツル(蔓)植物は ソデ(袖)・マント群落として
森の林縁に繁茂することで 内部を 乾燥や外来生物の侵入から守ります
相生山では クズ(葛)やアケビ(木通) なども多く見られます
けれども一方では
「シメ殺し植物」として 他の植物に巻き付き その成長を妨害します
林業が盛んだった一時代前まで 山林の管理の初歩として
よく研いだ鉈を腰に フジなどのツル切りは重要な仕事だったそうです
他所様の山であっても 境界超えて入っても それはお構いなしで
だれもがやって当然 お互いさまの「山の手入れ」だったと聞きました
山林が放置されるようになって 鉈を持って山に入る人がいなくなって
暗い人工林の外側にフジが覆い びっしりと花を咲かせているのを見かけます
それは 綺麗ではあるけれど 「山が荒れている」ことの証しでもあります
相生山でも
このムクノキ(椋)・・・もしかしたらエノキ(榎)の樹冠まで もう届きそう
これは自然の成り行きで 森の防波堤としての役割を果しているのですが
他の植生のことも考えると 少しの「手入れ」を検討していいのかもしれません
「森の手入れ」と称して 1mにも満たない常緑広葉樹を切り払うよりは
厄介者でもあるフジをどうするか考えた方が 理に適っていると思われます
それにしても フジは寄りかかって攀じ昇る対象の樹木を
痛めつけてしまっては 自分たちも繁栄できなくなるだろうに・・・・
どこかで手加減しているのか それとも諸共討ち死に覚悟か
子孫を残せば それで良し!なのか
大きく育って さわやか色の花房を揺らしている フジに聞いてみたいものです
by Oak.
その西端の林縁部に いつの間にかフジが大きく育ちました
普段は気づかないでいるのですが 花の時期には目立ちます

森林とフジの関係 正反微妙です・・・・どんな事物もそうなんでしょうが
フジなどのツル(蔓)植物は ソデ(袖)・マント群落として
森の林縁に繁茂することで 内部を 乾燥や外来生物の侵入から守ります
相生山では クズ(葛)やアケビ(木通) なども多く見られます
けれども一方では

「シメ殺し植物」として 他の植物に巻き付き その成長を妨害します
林業が盛んだった一時代前まで 山林の管理の初歩として
よく研いだ鉈を腰に フジなどのツル切りは重要な仕事だったそうです
他所様の山であっても 境界超えて入っても それはお構いなしで
だれもがやって当然 お互いさまの「山の手入れ」だったと聞きました
山林が放置されるようになって 鉈を持って山に入る人がいなくなって
暗い人工林の外側にフジが覆い びっしりと花を咲かせているのを見かけます
それは 綺麗ではあるけれど 「山が荒れている」ことの証しでもあります
相生山でも

このムクノキ(椋)・・・もしかしたらエノキ(榎)の樹冠まで もう届きそう
これは自然の成り行きで 森の防波堤としての役割を果しているのですが
他の植生のことも考えると 少しの「手入れ」を検討していいのかもしれません
「森の手入れ」と称して 1mにも満たない常緑広葉樹を切り払うよりは
厄介者でもあるフジをどうするか考えた方が 理に適っていると思われます
それにしても フジは寄りかかって攀じ昇る対象の樹木を
痛めつけてしまっては 自分たちも繁栄できなくなるだろうに・・・・
どこかで手加減しているのか それとも諸共討ち死に覚悟か
子孫を残せば それで良し!なのか
大きく育って さわやか色の花房を揺らしている フジに聞いてみたいものです
by Oak.

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