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葉月去る

太陽がいっぱい 東の竹薮道
相生口竹藪IMG_4948 (640x427)
8月の花クサギ(臭木)は ほとんど果実になりました
桃色の萼に 包み切れないほど膨らんだ 蒼い珠が透けます
クサギIMG_4950 (640x427)
目線に現れたアオハダ(青肌)の輝き 足もとに巨大イグチ(猪口)
ツクツクボウシ(法師蝉)さえ数少なく アブラゼミ(油蝉)は最後の羽音
アオハダIMG_4952 (640x427) イグチIMG_4960 (640x427)
空が澄んで 雲が高くなって
射してくる光 樹々を通る光が 柔らか
葉月去る①IMG_4946 (640x427) 葉月去る②IMG_4955 (640x427)
「お盆明けには終わらせる予定・・・」の工事柵に 
マメアサガオ(豆朝顔)の蔓が巻きついてしまいました
工事中IMG_4984 (640x427) シンボルコナラ_梅畑IMG_4986 (640x427)
今日は眩い波につつまれて シンボル-コナラ-(小楢) 
林縁外の草むらに アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)の紫
アレチ草原IMG_4995 (640x427) アレチヌスビトハギIMG_4991 (2) (480x640)
相生山の8月が 終わりました

   by  アイ

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早朝コナラの谷

コナラ(小楢)の谷に陽の姿 7時前
秋空コナラの谷①IMG_4954 (427x640) 早朝コナラの谷③IMG_4959 (640x427)
空は秋
秋の雲
早朝コナラの谷②IMG_4956 (427x640)
谷底にまで陽が届く 7時 
きょうは 風がある
樹林の上の方 葉が揺らぐ 
早朝コナラの谷⑤IMG_4964 (640x427) 早朝コナラの谷④IMG_4962 (640x427)
光の珠が
光の束が 増えていく 7時過ぎ
早朝コナラの谷⑥IMG_4963 (640x427)
もう夏ではない緑が広がっていることに 気づいた朝 

   by  アイ

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「見晴らしの丘」

相生山緑地での最近の「公園工事」 こちら 参照
その「仕上げ」となるのでしょうか 《標識柱》が姿を現しました・・・・が
道標IMG_4939 (640x427)
「まだこんな案内立てとるんか」「見晴らしなんか無いのによう」
「前々からここで迷ってる人、ぎょうさん会っとるで」
「ワタシらはエエよ、分かっとるで。知らん人にはエライ迷惑だわ」
たちまち相生山の常連さん達 こちら からの声
展望台跡IMG_4940 (640x427)
昔の計画では「見晴らしの丘」と名付け 実際展望台もありました
老朽化して撤去されてから10数年以上も経っています

「この辺り、ずいぶん木が剪定されたみたいで、それが『見晴らし』?」
そんなふうに聞いてくる初めての人に 出会ったこともあります
マサカ!・・・・でもホントの狙いは そうなの?
見はらし①IMG_4941 (640x427) 見はらし②IMG_4942 (640x427)
かつての計画や実績があったとしても
現場の実際から出発して欲しいです
ましてやここは 頭の中の「公園」ではなく 生きものたちの生育・生息場
科学的姿勢も求められると思います その基本は事実から始めること
見はらしの丘IMG_4943 (427x640)
標識柱には依然として 「歩行禁煙」の表示が付いたまま
あれから
 もう半月経ちました
この発想も 現地現場から離れています
「森の中ではタバコは吸っちゃいかん」 それが当たり前だったのですから
「ここは吸ってもいいんだ」という人が増えて来たら 
いつの間にか 心地良く歩けなくなるじゃないですか

名古屋市のお役人さんたちは 自分たちの足で繰り返し歩いて
目で確かめ 詳しい人にも聞いて 税金を有効に使って欲しいと思います
相生山の生きもの(来訪者も含む)たちに やさしく接して下さいね

    by  アイ

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復活に向かう現場

ブナ科の枯損木から発生する シイサルノコシカケ(椎猿の腰掛)
サルノコシカケの仲間ではあるのですが 棚状の傘は持たず
背着生で 宿主の枯れた樹木にベタッと張り付いて 
「まるでモルタルで修復した後みたい」な灰白色の表面から胞子を散布します
シイサル②IMG_4920 (427x640) シイサル①IMG_4918 (640x427)
その子が 数個着いていた枯れたコナラが ついに倒れていました
変わった形状のキノコで 目立って しかも分かりやすい名前なので
「相生山の四季を歩く会」でも人気者 画像は7月のキノコグループ こちら
シイサル現場IMG_4921 (640x427) シイサル観察IMG_4343 (427x640) (2)
さて 宿主が倒れたシイサルノコシカケは どうなっていくのでしょう?
ここに私たちが見つけてから 2年以上経っているので 
次世代の胞子は充分散布したのではないのかナ? 
これまで見上げていましたが きょうは足もとなので じっくり見て来ました
樹皮にがっちり固定された着生部 白い表面は美しく
夏の北アルプス渓谷の 雫をにじませる雪のよう
表面をごしごし 指に付いた匂いは 美味しいキノコのものでした 
シイサル③IMG_4922 (480x640) シイサル④IMG_4924 (640x427)
園路横で うつ伏せになっていたので ひっくり返して見やすくしてきましたが
知らない人は「何だこれ?」「こんなのが付いたから枯れたんじゃない?」
などと思うかしら それとも気づかず通り過ぎる・・・・

ここで今 森の分解者が 次の生産者が育つ 土を準備しているんだけどな
寿命尽きたコナラが シイサルノコシカケによって 復活に向かう現場だけどね

   by  Oak.+ツッチー

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もう六年

8月27日
きょうは 高岡立明さんのお命日
このブログ立ち上げの発起人のひとり

この日が来るたびに 思いが至ります
相生山の道路の「決着」が未だについていないこと
「勇気がありますね」と「森づくり」への検討を始めた時に掛けられた言葉

語り合う相手が 先達が いなくなってしまったことを寂しがっていないで
残された者たちで 出来ることをやっています
ことしの7月に 高岡さんの問題提起 こちら から6年経って 
やっと 名古屋市へ具体的な提案を出しました こちら
どこかで 笑って うなずいてくれているのを感じています

高岡さん訃報の記事は こちら 
彼をご存じでない方も お付き合いのあった方も 
ひととき ふりかえってくださいますように 
  
  合掌  
  by  Oak.+アイ

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どっちが早い?・・・その4

このタイトル追跡記事 前回 こちらから ほぼ1ヵ月
クリ果実IMG_4916 (640x427)
クリ(栗)は ずいぶん大きく育ちました
自然植生のクリは樹高が高くて見づらいので 生産緑地の栽培種です
クリ秕IMG_4987(2) (640x427)
毬が茶色くなって もう実ったかに見える しいな(秕)も現れました
欲深い誰かさんが 落ちたのをこじ開けた形跡があります(笑)

コナラ(小楢)のドングリも 順調に育っています
コナラどんぐりIMG_4917 (640x427)
上の画像の子は 殻斗の中に未だ埋もれていますが
ハイイロ(灰色)チョッキリのお母さんが産卵後 切り落とした枝のは
孵化した子どもの食用に供するだけあって かなり実った感じです
どんぐりチョッキリIMG_4925 (640x427)
今回の比較レース ゴールは完熟して地面に落ちた時点です
さあ 終盤に近くなってきましたよ

  by  アイ

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続・ナラ枯れ

前回のナラ枯れ調査 こちら からの続きです。
 樹林帯から出てきて、南部の住宅地から望むとコナラの樹冠が枯れているのがよく分かります。。。あんなに多くの本数が!
住宅地からナラ枯れIMG_4915 (2) (640x427)
 少し前に倒れたと思われるコナラ高木。原因が木喰い虫とナラタケ菌であったのかどうかは今となっては不明ですが、高齢化した木が自然の病か(自然の)気象かに因って、順に土に還っていくのは自然なことです。
コナラ倒木①IMG_4885 (640x427) コナラ倒木②IMG_4887 (427x640)
 園路工事中の私たちが「コナラの広場」と呼んでいる区域でも数本の木から木くずが出ていました。
 一見異常なしの個体でも、タマチョレイ科(=サルノコシカケの仲間)のベッコウタケ(鼈甲茸)の子実体が群れになっているのを見かけます。樹皮や幹の中が弱って菌類の繁殖を許しているのだと分かります。
木屑広場IMG_4944 (640x427) ベッコウタケIMG_4898 (427x640)
 ナラ枯れによって見慣れた樹林の景色が変わっていくのは寂しいし、森の主であるような太くて高いコナラが老いて倒れるのは残念です。
 でも、それはいのちの定め。自然の法則だから仕方ありません。 参照:ナラ枯れ病について想う こちら
ナラ枯れ③IMG_4905 (640x427)
 むしろ、「コナラの下にコナラの幼木は育たない」と言われるように、母樹の葉陰で日照不足のために絶えてきた子どもたちが育って次世代のコナラの森を形成するかもしれません。あるいは遷移が進んでコナラ-アベマキの落葉広葉樹林から、シイ-カシの常緑照葉樹林へと転換していくのかもしれません。
 そういうダイナミックな転換点を、今私たちが眼の前にしている。大きな自然の営みの目撃人になっていることにワクワクしませんか!
コナラ倒木③IMG_4893 (427x640) コナラ倒木④IMG_4895 (640x427)
 2~3年に倒れたコナラです。根元から折れて、主根は土の中に張っていますが、寿命ですから新しい萌芽更新は望めません。葉はほとんど落ち、小枝から力枝へ更に幹部も数年かけて土へ還っていきます。また新しいいのちの元が生じます。それが自然の理です。
健在IMG_4908 (640x427) 倒木根元IMG_4888 (480x640)
 人は自然に還らないものを作り出し、当然その処分が出来ずに自然の中に棄てるという愚かなことを繰り返してきました。兵器、毒、核、その汚染廃棄物。
 自分たちさえ儲かればいい、今が良ければ後のことはどうでもいい、そんな理から外れた行為は、間違いなくホモ-サピエンスという種を地球上から消滅させるでしょう。その先頭を、この国が歩んでいるようでたいへん悔しいです。
 願わくは、地球そのものを滅ぼしてしまわぬことを。

    by  Oak.

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ススキ出穂

ススキ(芒)の穂が出てきました
相生山緑地のなかでも 2番目に自当たりの良い場所 西向き斜面
ススキ出穂①IMG_4891 (640x427) ススキ出穂②IMG_4890 (427x640)
周りに 「秋の七種」仲間のハギ(萩) 先駆植生のマツ(松)
地質か 土地利用のせいか 遷移の進行がゆっくりな植生の区域です
ススキ_ハギIMG_4889 (480x640)
同じような場所を回ってみました
常緑低木が伐採されてギャップになっている所
最近(30年ほど前)道が付け替えられて 斜面がむき出しになった所
ススキ園路IMG_4938 (640x427) ススキ山根口IMG_4945 (640x427)
ススキの株があって いずれも葉束の中 穂の出る部分が膨らんでいました
気持ちのせいか 実際がそうなのか
夏と秋の節目は 二十四節気の処暑 
相生山の植生では ススキの穂が目印のように思えます

   by  アイ

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処暑の色

初めて体験する 連日の「異常な暑さ」 それでも
夜半には いくらか陰りが生じたのだろう
マルバハギ②IMG_4932 (2) (640x427) マルバハギ③IMG_4933 (640x481)
樹林の中では 微かな雨滴が注ぎ
露おりる朝を迎えることも あるのだろう
処暑ハギ①IMG_4935 (640x427)
萩の秋 小さなマルバハギ(丸葉萩) 
粛々と花色増して
マルバハギ①IMG_4928 (640x480) 処暑ハギ②IMG_4934 (427x640)
今日は 処暑
8月も下旬
夏休みも もう残り僅か

   by  アイ

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ナラ枯れ

 相生山緑地の樹林地で、葉が枯れ色になっているコナラ(小楢)が何本か見られることは、先に記事に挙げました。こちら
 相生口から入った竹薮エリアのコナラは、片方の太い幹の葉が枯れています。緑地南部の徳林寺グラウンド北道路沿いでは、3本のコナラが枯れていました。
ナラ枯れ相生口竹藪IMG_4640 (427x640) ナラ枯れ徳林寺北IMG_4719 (427x640)
 名古屋市の関係部署に問い合わせたところ「名東区の緑地でも何本か見つかっている。カシノナガキクイムシ(樫の長木喰い虫)などによるナラ枯れが、また広がり始めたのではないかと思っている。人への安全対策を始めている」とのことでした。
 「相生山の四季を歩く会*8月」でも注意喚起し、コースで見られる何本かを観察しました。 こちら 参加者感想 こちら
ナラ枯れ④IMG_4904 (427x640) ナラ枯れ調査IMG_4899 (640x427)
 きょうはいつも歩いている区域とは別の、南部樹林地のようすを調べに行きました。予想以上に枯れた木があります。2時間程度で、40本ほどのコナラを見て回りましたが、その1/5が葉を枯らしていました。
ナラ枯れ樹林IMG_4896 (640x427) ナラ枯れ①IMG_4897 (427x640)
 さらに、その倍の木の根元には木くずがこぼれているのを認めました。もしかすると、先日見たコナラの谷の「黄葉色」こちら も、ナラ枯れの始まりの色だったのかもしれません。
木くず②IMG_4900 (427x640) 木くず①IMG_4903 (640x427)
 「キクイムシが入ったとしても、すべての木が枯れるわけではない。樹齢や生育条件などの違いによって分かれる。『抵抗力』のある木は樹液を出して自分を守る」と聞きました。
 ナラ枯れについての資料は こちら p.4 参照
ナラ枯れ②IMG_4907 (640x427)
 南部の住宅地も含め、緑地の全域を調べたわけではありませんが、散策路沿いの大木が何本も伐採された十数年前のように「被害」が広がっていくのかもしれません。  
 この稿、次回に続きます。

   by  Oak.

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キンミズヒキ 秋の花

8月の花 クサギ(臭木)の足もと 
イノコヅチ(猪子槌)の繁みは クッツキムシ未熟のままに
咲き残る 青いツユクサ(露草)と対なして
キンミズヒキ①IMG_4912 (427x640) キンミズヒキ③IMG_4911 (640x427)
キンミズヒキ(金水引)一株 咲きました
紅白のミズヒキ(水引)はタデ科 金はバラ科 参考記事:こちら
場所によって その年の気候条件によって 多少のズレはあるものの
キンミズヒキ②IMG_4909 (480x640) キンミズヒキ④IMG_4911 (2) (640x640)
キンミズヒキは秋の花
猛暑のなかにも 明日は処暑

   by  アイ

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紅葉進む・・・それとも?

もう蝉の音響も ずいぶん衰えて 
ツクツクボウシ(法師蝉)が 存在感を示しています
ウルシ科IMG_4833 (640x427)
つられて仰ぐと ウルシ科小葉の赤や黄色が点々と
ハゼノキIMG_4853 (427x640) ヤマハゼIMG_4834 (640x427)
いつも紅葉が早い ハゼノキ(櫨の木)やヤマウルシ(山漆)に交じって
イソノキ(磯の木)も 黄葉始まっています
イソノキIMG_4837 (640x427)
ヤマザクラ(山桜)にも 橙色差す葉がありました 
ヌルデ(白膠木)の一部は 半分くらいオレンジ色
ヤマザクラIMG_4836 (640x427) ヌルデIMG_4859 (640x427)
驚くことに コナラ(小楢)も黄色味を帯びた樹が現れました
コナラIMG_4828 (640x427)
記録的な猛暑日の連続に 
蒸散による水分消失を防ぐために 葉を落とそうとするのか
充分な光合成で糖分を蓄えたので 余分なエネルギー削減か
それとも 水不足で「枯れ」が進行しているのか
紅葉の樹IMG_4822 (640x427)
素人には判断が難しいですが いずれにせよ ことしの相生山
緑から黄・赤への 色相変化の著しさが気になります

   by  アイ

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稲穂垂れるとき

稲穂が実る時期を迎えました
イネ①IMG_4876 (640x427)
岐阜中濃の山奥の田んぼ
飛騨川の源流域にあたる地域です 
「うちの米は美味いんやぞう」
田んぼ②IMG_4883 (2) (640x480) 田んぼ①IMG_4882 (480x640)
ことしは猛暑日が続いて 人は「熱中アラート」に戦々恐々ですが
赤道近く低緯度原産のイネにとっては 大歓迎なのでしょう
空IMG_4884 (640x427)
入道雲が夕立を呼びます 
子どもの頃は「雷と稲妻が毎日の夏休み」でした

田んぼが減ってしまって 広い道路や便利なショッピングモールや
今風の住居やファミレスや遊戯施設などに 換わってしまって
夕立は減りました 代わって竜巻は増えたみたい

毎日 激しい雨があったのに 洪水は少なかった
「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」・・・暮らしが守れなくなったのは何故?
「温暖化」が原因というけれど 自然への対応力が脆すぎる

山を放置し 「遊水地」の役割りも果たす田んぼを埋め
土を覆い 三面護岸の川 「利水も治水も」矛盾のダム
田んぼで循環していた水と 保障されていた生態系も壊れます 
イネ③IMG_4880 (640x427)
反当り収量が増えて田んぼが減っても 「コメ余り」と言われます
でも 食糧自給率は右肩下がり
他国の言いなりになって 自国の民の生存を疎かにしてはいませんか
かつての自然環境も手放すことで いのちと幸せを失おうとしています
イネ②IMG_4881 (480x640) 田んぼ③IMG_4875 (640x427)
「脱・今だけ、カネだけ、自分だけ」 農業経済学専門の先生の警告です
黙々と米作りを続ける農家の田んぼが実るとき
この国の危うさと ひるまぬ地力を思います

    by  Oak.

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同じイネ科

山地帯ではススキ(芒,薄)の穂が出て 花が見えるようになりました
ススキ①IMG_4873 (2) (427x640) ススキ②IMG_4870 (2) (640x640)
相生山では 秋の七種のハギ(萩)は夏休み クズ(葛)は豆果を見せて
でも ススキは秋本番まで花が咲きません 昨年記事:こちら
ススキ相生山IMG_4804 (427x640)
代わって 生産緑地や駐車場の脇に 
同じイネ科のエノコログサ(狗尾草)
エノコログサ①IMG_4856 (640x427) エノコログサ②IMG_4857 (3) (640x640)
今花盛り 子犬の尻尾が風に震えます

「相生山の四季を歩く会*8月」詳報 ホームページ更新しました こちら

   by  アイ

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残暑の萩

広い相生山緑地 あちこちにハギ(萩)生育地
訪ね巡って この時期 やっと数個の蕾
マルバハギ①IMG_4825 (640x427)
秋の風を待つように
秋の雫を待ちわびて
夏の光に紅紫色 わずかに点在
マルバハギ④IMG_4841 (640x480) マルバハギ③IMG_4842 (640x480)
マルバハギ(丸葉萩) 
梅雨時に咲いた ほとんどの株は「夏休み」なのに
この子たちは どうやら他の種より 少しだけ暑さに強いようです 
マルバハギ②IMG_4844 (640x480)
立秋から10日経ちました
処暑まで もうあと5日
相生山からの残暑お見舞い 秋呼ぶ花の色添えて

   by  アイ

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次世代育つ

時間が出来たので久しぶりに相生山の森へ。

ちっちゃなドングリとおっきな虫瘤のアンバランスに驚き。
虫瘤image1 (480x640)
前に見た ナラメリンゴフシ(楢芽林檎附子)こちら とは違う感じ。
どんな虫が卵を産み付けたんだろ。
下の方に穴が見えたので、もう旅立ったのかな。
 
カラスウリimage2 (480x640)
カラスウリ(烏瓜)の実の最初は勾玉型?

もう帰ろうという時に、引き留めるように現れた鳥。
ヒヨドリ②image4 (480x640) ヒヨドリ③image7 (480x640)
調べたらヒヨドリ(鵯)の幼鳥のようです。
歩き回る姿が可愛かったです。
ヒヨドリ①image3 (640x480)
「次の命を育む森を大切にして欲しい」 と改めて思いました。

   by  ツッチー

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野分去る

台風7号の強風が夜半まで残っていました
森のようすが気になって 晴れ間になってから出かけました
入口園路IMG_4855 (427x640) 樹冠IMG_4845 (640x427)
青い匂いが立ち昇る入口園路 枝から引きちぎられた葉が散乱
樹冠は揺れて そのたびに真夏日の日射しが入り込んできます
園路斜面IMG_4852 (640x427)
まとまった雨の時に川が出来る斜面も 跡なく乾いて
コナラ(小楢)の谷底 稲田口ギャップも いつもの穏やかさ
ギャップ稲田口IMG_4823 (640x427)
尾根への道は 落ち葉の小川が流れたようです
枯れ枝が少し 広場の脇に落ちていましたが 大枝の落下は無し
園路水流跡IMG_4832 (427x640) 樹林園路IMG_4847 (640x427)
どうやら相生山は大過なく 洗われて 秋を迎える風情でした
尾根園路IMG_4839 (640x427)
樹林帯から出て来たら 生産緑地の栗畑上に トンボの群れ
トンボ群①IMG_4849 (2) (590x640) トンボ群②IMG_4849 (3) (640x427)
お盆の時期に見られる 精霊蜻蛉=ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)?
飛び方は似ていますが 遠くてズームにしても よく分からない
畑IMG_4861 (640x427)
菅田の農家のオジサンの畑を 遠くから訪ねました
東に青空は広がったけれど 西方向の鈴鹿の山並みは雲の下
ツバメIMG_4863 (2) (640x427)
ここにもトンボの群れがいて それを捕えようとしているのか
ツバメ(燕)がしきりに 旋回していました

ちょっと速足 小一時間歩いたら 汗だくになりました
それでも 台風とともに夏が去った感じです

    by  アイ

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眼力集合

日曜日の「相生山の四季を歩く会
樹木の中で 黄葉が始まりそうな時期に花が咲く ヌルデ(白膠木)
そんな話をしていたら
ヌルデ③IMG_4787 (640x427)
誰かが見つけてくれました ヌルデの虫こぶ こちら
「こっちにもあるよ」 たくさんの眼があれば より多くのものが見えます
ヌルデ虫こぶIMG_4789 (640x427)
クサギ(臭木)の谷 木陰でじっくり花観察
「雌しべって雄しべの陰で伏せていて、受粉時期になると立ち上がるんだって」
「花の色、白かと思ってたら違うんだね。ここはピンク」
「これって蕾?」「終わった後だよ。ほら、中には実が膨らみかけてる」
「これがもっと赤くなって・・・」「そうそう星形になって蒼い実を乗せる萼」
「雌しべの先っぽ、緑色の何か付いてません?」「花粉付ける仕組みかなあ」
クサギの谷IMG_4791 (640x427) クサギの花afterIMG_4794 (640x427)
現物は 図鑑やネット情報には載っていないものを発見できます
人がたくさんいれば 更にたくさん

それは 自然観察だけではありません
新しく立った標識の文言
「これはオカシイ」「山の中でタバコなんて」「歩いてなくても当然禁煙」
新標識IMG_4812 (640x427)
台風接近中で大変な時とは思いましたが 名古屋市の担当部署にメールと電話
私たちだけでなく 相生山の散策仲間たちからのクレームも聞いていましたので
「喫煙を認めるような書き方はよくないと思います」
「急がなくてもいいので、書き換えか予算がなければ取り外しを」
「今どき禁煙は世間の常識、まして自然の中の緑地なのに」
人びとの眼力に 役所はどんな対応をしてくれるのか 期待しましょう 

ホームページ/活動報告・ご案内 更新しました  こちら

    by  Oak.+アイ


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やっぱり!暑かった!!です

台風を追いやる太平洋高気圧の張り出しで
朝から 予想以上に「暑い❢」
それでも嬉しいことに 17人もの参加がありました
シンボルコナラIMG_4797 (640x427)
きょうのハイライトは 開始早々のクサギ(臭木)
8月の熱に負けない芳香 雄しべ先熟の戦略を学びました
クサギの花観るIMG_4782 (640x427) クサギの花IMG_4727 (640x427)
尾根の樹林内にあるギャップでは
秋の七種と氾濫原の話 
氾濫原IMG_4802 (640x427)
金曜日の下見でも 最盛期に比べると3割ぐらいになっていた
セミ(蝉)の声
聴き耳を立てないと気づかないくらいに減っていました
「秋になったということかな・・・」
  キャプチャ  資料1面
後半ではあえて 菅田口から北尾根へ上る 新しい階段を昇ってもらいました
新階段②IMG_4817 (2) (427x640) 新階段①IMG_4816 (640x427)
「そうとうキツカッタです」
名古屋市にも意見は伝えてあるので こちら 今後の対応に期待しましょう
  キャプチャ  ナラ枯れ
ナラ枯れの予兆(?) 木くずを落としているコナラ(小楢)多数発見
一方 ハイイロチョッキリのお母さんは ことしも元気のようでした

再びシンボルコナラの木陰へ 「疲れました」
暑かったですIMG_4820 (640x427)
『温暖化』の要因はともかく 8月は「危険な暑さ」への覚悟が要りそうで
ようすを見て 来年以降「夏休み」も考えましょうかね

   by  Oak.

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立秋の森歩き

体温より高い気温です お昼前なのに 
樹林の道は時おり風が吹き込んで 木洩れ日がクルンクルッと回る
北尾根IMG_4758 (640x427) 尾根道IMG_4754 (427x640)
日曜日の「相生山の四季を歩く会」のテーマは 立秋の森歩き
秋 を探していたら アオハダ(青肌)の赤がキラキラ
中日案内IMG_0001 (294x400)  アオハダIMG_4741 (640x427)
ヤマウルシ(山漆)の果実の果皮は褐色になって 刷毛が見えました
つるっとしたヤマハゼ(山櫨)の果実 中は蝋質が詰まってきたのかな
ヤマウルシIMG_4744 (640x427) ヤマハゼIMG_4761 (640x427)
コナラ(小楢)の樹冠青空に 上弦の月
昼の月IMG_4759 (640x427) サクラ黄葉IMG_4766 (640x427)
尾根道から降りて来たら 
ヤマザクラ(山桜)は 少しだけど黄葉が見えました

   by  アイ

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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