相生山の生産緑地 ビワ畑は実りの季節
「今年はなんでか知らんが出来が悪い」

梅畑では収獲最中
「儂の代で終わりやろうなあ、食っていけんで」

クリの雌花が結実していました

ここは栗泥棒が横行し 農家の方はたまらず名古屋市に要望して
「立ち入り禁止」の看板が立ちました
そんなことが必要になるなんて 恥ずかしいことです
「筍の頃、ミカンの頃、散策やのうて、盗る目的で来る連中がおる」
農家のオジサンたちは知っています 事荒立てはしませんが
自分の欲のために 人のものを平気で盗る人がいるのですから
自然は自分(=人間)が楽しむためにある としか考えられない人が
たくさん存在します 残念ながらその認識が「多数派」なのかもしれません

ヒメボタルの時期 見物や撮影に入った人(ほんの一部でしょうが)のゴミ

「梅林の木が伐られていい写真が撮れない」と苦情
↑ 農家の梅畑です 継続した果樹生産には木の植え替えは必須です
園路外への踏み込み ← ことしも何人かに説明して立ち退いてもらいました
灯の点灯注意 ← 「ホタルの繁殖活動への妨害、暗闇に慣れた散策者に危険」
「分かってます」と消す→少し行って再点灯←再度注意←「危ないから」と反論
足もとが不安で恐かったら 杖を用意するか いっそ来ないで欲しい
たくさんの人が 自然の営みを静かに見守り 感動している時に
無粋な声はあげたくないですが 気づいてくれない人をそのままにすると
どんどん自然を壊してしまう 「自己中」の世の中が増々拡大していく

そして その極端な現れが
人間の欲のために 広い視点や長い時間を忘れた「開発」
森の中に遺る人工のコンクリート塊 未だ残る「道路計画」
相生山の自然と 自然に従う生業の畑作と 都市の市民の意識と
流れる季節の現地現場で 立ち止まって気づいていたい課題です
by Oak



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