伐られたヤマザクラに花
相生山緑地の梅畑西に、何十年も前に先人が植えたと思われる、小さな「桜並木」があります。枝垂桜を含む4本のエドヒガン(江戸彼岸)に交ざって、その後の自然生えしたと思われるヤマザクラ(山桜)が1本育っていました。
昨春、桜の幹が何本も伐られました。 こちら 当局に問い合わたところ、「樹勢が弱っていたので」との理由でした。

後方のエドヒガンが葉桜に変わった時期になってから、伐られたヤマザクラの残っていた幹と枝に、ダメージを乗り越えて花が咲きました。何事もなかったかのように咲きました。

相生山緑地の掲示板には従来から、「ヤマザクラ重視」の文書が載せられていました。「ヤマザクラの園をつくる」「伐採によってヤマザクラの花が咲くようになる・・・」とかです。にもかかわらず、伐られたヤマザクラ。もしかしたら、関係者はサクラの品種の同定も、樹勢の強弱も分からない「素人」なのかしら?いずれにせよ、相生山緑地の基本構想とは無縁の行為が場当たり的に続いているようにしか思えません。

昨年の伐採は、たいへん目立ちましたし、相生山への来訪者に大きな反響を呼び起こしました。「相生山の四季を歩く会」の仲間たちからの声 こちら は当局に届いているはずですが、その後の連絡はありません。わたしたちが担当者なら、この時期にこそ、サクラの状態など伐採の影響を調べますが、どうなのでしょう。

人の仕業は所詮、自然の営みを超えることは出来ません。だからこそ、人は自分たちの行為が自然の仕組み、自然のルールに沿ったものか慎重に検討する必要があると思います。無駄になったり虚しくなるものではなく、長期未來にわたって自然と人の共生につながるものであるかどうか。公共事業ならより重く。
ことはヤマザクラの幹、数本にとどまりません。
新年度が始まります。名古屋市市議会の選挙もあります。行政に携わる方々が、姿勢の根本を見つめ直していただけますように。
by Oak.



昨春、桜の幹が何本も伐られました。 こちら 当局に問い合わたところ、「樹勢が弱っていたので」との理由でした。

後方のエドヒガンが葉桜に変わった時期になってから、伐られたヤマザクラの残っていた幹と枝に、ダメージを乗り越えて花が咲きました。何事もなかったかのように咲きました。

相生山緑地の掲示板には従来から、「ヤマザクラ重視」の文書が載せられていました。「ヤマザクラの園をつくる」「伐採によってヤマザクラの花が咲くようになる・・・」とかです。にもかかわらず、伐られたヤマザクラ。もしかしたら、関係者はサクラの品種の同定も、樹勢の強弱も分からない「素人」なのかしら?いずれにせよ、相生山緑地の基本構想とは無縁の行為が場当たり的に続いているようにしか思えません。

昨年の伐採は、たいへん目立ちましたし、相生山への来訪者に大きな反響を呼び起こしました。「相生山の四季を歩く会」の仲間たちからの声 こちら は当局に届いているはずですが、その後の連絡はありません。わたしたちが担当者なら、この時期にこそ、サクラの状態など伐採の影響を調べますが、どうなのでしょう。

人の仕業は所詮、自然の営みを超えることは出来ません。だからこそ、人は自分たちの行為が自然の仕組み、自然のルールに沿ったものか慎重に検討する必要があると思います。無駄になったり虚しくなるものではなく、長期未來にわたって自然と人の共生につながるものであるかどうか。公共事業ならより重く。
ことはヤマザクラの幹、数本にとどまりません。
新年度が始まります。名古屋市市議会の選挙もあります。行政に携わる方々が、姿勢の根本を見つめ直していただけますように。
by Oak.




ヤマコウバシの花
ヤマコウバシ(山香ばし)の芽吹きです

葉と花が一緒に入った混芽からは 花の展開が見られます
クスノキ科特有の 見過ごしてしまいそうな小さな花
例年は4月になってからの花なんですけど こちら どの花も今年は早い

ヤマコウバシは雌雄異株
でも 雄花雄株は未発見とされています

5枚の花弁 1本の花柱(雌しべ)
8~10本の雄しべらしい器官
一見 両性花のように見えます
花粉をもたない 退化した雄しべなのでしょうか

ここまで近づいたけれど
花からは 強い芳香は感じられませんでした
葉や枝を擦って始めて ヤマコウバシ
by Oak.



葉と花が一緒に入った混芽からは 花の展開が見られます
クスノキ科特有の 見過ごしてしまいそうな小さな花
例年は4月になってからの花なんですけど こちら どの花も今年は早い

ヤマコウバシは雌雄異株
でも 雄花雄株は未発見とされています

5枚の花弁 1本の花柱(雌しべ)
8~10本の雄しべらしい器官
一見 両性花のように見えます
花粉をもたない 退化した雄しべなのでしょうか


ここまで近づいたけれど
花からは 強い芳香は感じられませんでした
葉や枝を擦って始めて ヤマコウバシ
by Oak.



相生山に春うらら
蘭と桜
山里の愉しみは 春

コナラ(小楢)やクリ(栗)やウワミズザクラ(上溝桜)が高木層の雑木林に
先駆けて シロモジ(白文字)が花をつける頃
シュンラン(春蘭)が いっせいに花咲かせる
先週までは花茎が上がっていなかった株にも 数個ずつの花

相生山では年々少なくなって心配だけれど ここの自然林は春蘭の山
思いっきり近づいて 唇弁の赤い模様を確かめるとき
貴い匂いに包まれる

前の田んぼ 川堤にエドヒガン(江戸彼岸)大きく並び咲く

「儂の親父ンたの時代に植えたもんじゃろう」と教えてくれた
2軒下のお爺さんは昨夏90歳目前に逝った
この桜たちは 樹齢100年を超えているのだと思う

人は生まれ 去る
人が植えた桜は遺って ことしも春を誇る

旺盛に咲いた蘭の種子は 無限の空間に跳び広がり
新しい地で 新しい株が いのち育むだろう
長寿の桜の実生も 足元に落ち 或いは鳥に運ばれて
次の世代が始まるのだろう
山の春は 眼前で未来が見通せるから 文句なしに愉しい
by Oak.




コナラ(小楢)やクリ(栗)やウワミズザクラ(上溝桜)が高木層の雑木林に
先駆けて シロモジ(白文字)が花をつける頃
シュンラン(春蘭)が いっせいに花咲かせる
先週までは花茎が上がっていなかった株にも 数個ずつの花


相生山では年々少なくなって心配だけれど ここの自然林は春蘭の山
思いっきり近づいて 唇弁の赤い模様を確かめるとき
貴い匂いに包まれる

前の田んぼ 川堤にエドヒガン(江戸彼岸)大きく並び咲く

「儂の親父ンたの時代に植えたもんじゃろう」と教えてくれた
2軒下のお爺さんは昨夏90歳目前に逝った

この桜たちは 樹齢100年を超えているのだと思う


人は生まれ 去る
人が植えた桜は遺って ことしも春を誇る

旺盛に咲いた蘭の種子は 無限の空間に跳び広がり
新しい地で 新しい株が いのち育むだろう
長寿の桜の実生も 足元に落ち 或いは鳥に運ばれて
次の世代が始まるのだろう
山の春は 眼前で未来が見通せるから 文句なしに愉しい
by Oak.




追伸 ライオンの顔
「相生山の四季を歩く会」の仲間が 「ライオンの顔」と評した こちら
ヌルデ(白膠木) 春の雨の時

葉痕の上を覆っていた 毛皮が膨らんで
弾けて
幾つもの 葉っぱ

果実の残り 置き去りに
ぶうーんと 飛んでいくのかな

冬の間 守ってきたコートは ぶら下がって 「お疲れさま」
ライオンは フェニックスに変身です
by アイ


ヌルデ(白膠木) 春の雨の時


葉痕の上を覆っていた 毛皮が膨らんで
弾けて
幾つもの 葉っぱ

果実の残り 置き去りに
ぶうーんと 飛んでいくのかな

冬の間 守ってきたコートは ぶら下がって 「お疲れさま」
ライオンは フェニックスに変身です
by アイ



森の春色
相生山の森に 暖かい春の雨が降ると
サクラ花 こちら だけでなく いろんな色が現れます

芽吹きの色 先ず目立つのは
タカノツメ(鷹の爪) 3枚複葉を閉じ込めていた葉芽が開いた

林縁入り口の ムラサキシキブ(紫式部)
こんなに大きくなる葉を 何処に隠していたの

ちょっと油断していたら
枯れ葉のはずが新芽 ヤマコウバシ(山香ばし)

その名の通りに アカメガシワ(赤芽柏)
貫禄のブナ科 おもむろに アベマキ(棈)

常緑のアラカシ(粗樫)も
ウルシの仲間は 羽状複葉を開きます

壮大な展開です ヤマウルシ(山漆)
「芽吹きの色もとりどり」 こちら
雨が去ったら 樹林のキャンパス
散らかった色を確かめに 春に染まりに
by アイ


サクラ花 こちら だけでなく いろんな色が現れます


芽吹きの色 先ず目立つのは
タカノツメ(鷹の爪) 3枚複葉を閉じ込めていた葉芽が開いた


林縁入り口の ムラサキシキブ(紫式部)
こんなに大きくなる葉を 何処に隠していたの

ちょっと油断していたら
枯れ葉のはずが新芽 ヤマコウバシ(山香ばし)


その名の通りに アカメガシワ(赤芽柏)
貫禄のブナ科 おもむろに アベマキ(棈)


常緑のアラカシ(粗樫)も
ウルシの仲間は 羽状複葉を開きます

壮大な展開です ヤマウルシ(山漆)
「芽吹きの色もとりどり」 こちら
雨が去ったら 樹林のキャンパス
散らかった色を確かめに 春に染まりに
by アイ



続・ソメイヨシノのとき・・・樹林地にて
ソメイヨシノのとき・・・相生山住宅地
山奥山林春告花
山と大島
春の盛りは 花盛り
相生山の北尾根には 2種のサクラ

ヤマザクラ(山桜)〈左〉 と オオシマザクラ(大島桜)
どちらも花と同時に 葉も出ます

2種の株が 競うように並んでいる場所もあります

淡紅色の花に 紅い葉はヤマザクラ
この国の古来からのサクラ 花の名所とされる吉野の桜も このサクラ

控えめに秘っそり咲くイメージがあるかもしれませんが
条件の良い株では びっしり花をつけます 見事です
真っ白な花に 緑の葉はオオシマザクラ

伊豆大島原産 花が大きく美しいので鑑賞用に広まったとされています
相生山のオオシマザクラも いつの頃か誰かが植えて その子孫が今
この花が散り 地に落ちると 桜の匂いが漂う クマリンという芳香成分

「公園設計」されたわけでなく いつの頃か生え育っている桜たち
巨木になった樹に その花が咲く時
わたしたちは 春の自然を 長い時間と共に 受け止めます
by アイ



相生山の北尾根には 2種のサクラ


ヤマザクラ(山桜)〈左〉 と オオシマザクラ(大島桜)
どちらも花と同時に 葉も出ます

2種の株が 競うように並んでいる場所もあります


淡紅色の花に 紅い葉はヤマザクラ
この国の古来からのサクラ 花の名所とされる吉野の桜も このサクラ

控えめに秘っそり咲くイメージがあるかもしれませんが
条件の良い株では びっしり花をつけます 見事です
真っ白な花に 緑の葉はオオシマザクラ


伊豆大島原産 花が大きく美しいので鑑賞用に広まったとされています
相生山のオオシマザクラも いつの頃か誰かが植えて その子孫が今
この花が散り 地に落ちると 桜の匂いが漂う クマリンという芳香成分

「公園設計」されたわけでなく いつの頃か生え育っている桜たち
巨木になった樹に その花が咲く時
わたしたちは 春の自然を 長い時間と共に 受け止めます
by アイ




相生山の春姿
久方の 花の散る
爛漫のエドヒガン(江戸彼岸) 落花盛ん

風もないのに しきりに花びらが降り続く

久方の 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ 紀友則/古今集

「久方(ひさかた)は空とか光とかの枕詞、よく覚えておくように」
高校時代の古典の先生の声を思い出す
どうして 「久方」が天体関連の単語の枕詞になるのか
あの時に 質問しておけばよかった・・・

桜の咲く道は サクラ花びらの道になり
ほどなく人は 花の咲いていたことを忘れてしまう

花が過ぎ 葉の展開が始まって
名古屋市の今日の最高気温24.9℃
明日から 菜種梅雨
by Oak.
「相生山の四季を歩く会」のお花見、皆さんの声を紹介しています。こちら




風もないのに しきりに花びらが降り続く


久方の 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ 紀友則/古今集

「久方(ひさかた)は空とか光とかの枕詞、よく覚えておくように」
高校時代の古典の先生の声を思い出す
どうして 「久方」が天体関連の単語の枕詞になるのか
あの時に 質問しておけばよかった・・・

桜の咲く道は サクラ花びらの道になり
ほどなく人は 花の咲いていたことを忘れてしまう

花が過ぎ 葉の展開が始まって
名古屋市の今日の最高気温24.9℃
明日から 菜種梅雨
by Oak.
「相生山の四季を歩く会」のお花見、皆さんの声を紹介しています。こちら




ナワバリ宣言
ドングリ発芽
お花見ありがとう
絶好の「お花見」日和になりました

山根口から遠く望む 真白な御岳山

目線の先には 桜咲く
「1週間でこんなに?」「見事だねえ!」「今日にして正解・・・」
葉色赤い ヤマザクラ(山桜)
淡紅の花 高く咲いたソメイヨシノ(染井吉野)

オオシマザクラ(大島桜) 白く大きな花と緑の葉
「私、このサクラ、好きかも」

今日の主役 エドヒガン(江戸彼岸)
桜並木の奥のコナラの広場で 「花より団子?」ランチ

「ブログ記事みてきました。ずいぶん前に一度来た・・・」西区のS夫妻
「皆に久々に会えて楽しかった」名東のCocoちゃん
「お正月以来だっけ?」「いいえ、この前は落ち葉ひろいのとき」
桜は 仲間を呼び寄せる
サクラ以外にも たくさんの花
アケビ(木通)の雌花・雄花序 スミレの匂い

コナラ(小楢)に花の蕾がありました 「これが花芽」「こっちは葉芽だけ」

コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)は 満開間近

「相生山の四季を歩く会」の2023年のお花見 参加者14人
迎えてくれた花たちに ありがとう!!
by アイと仲間たち




山根口から遠く望む 真白な御岳山


目線の先には 桜咲く
「1週間でこんなに?」「見事だねえ!」「今日にして正解・・・」
葉色赤い ヤマザクラ(山桜)
淡紅の花 高く咲いたソメイヨシノ(染井吉野)


オオシマザクラ(大島桜) 白く大きな花と緑の葉
「私、このサクラ、好きかも」


今日の主役 エドヒガン(江戸彼岸)
桜並木の奥のコナラの広場で 「花より団子?」ランチ

「ブログ記事みてきました。ずいぶん前に一度来た・・・」西区のS夫妻
「皆に久々に会えて楽しかった」名東のCocoちゃん
「お正月以来だっけ?」「いいえ、この前は落ち葉ひろいのとき」
桜は 仲間を呼び寄せる
サクラ以外にも たくさんの花
アケビ(木通)の雌花・雄花序 スミレの匂い


コナラ(小楢)に花の蕾がありました 「これが花芽」「こっちは葉芽だけ」


コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)は 満開間近

「相生山の四季を歩く会」の2023年のお花見 参加者14人
迎えてくれた花たちに ありがとう!!
by アイと仲間たち




コナラに春が
桜 雨

雨の桜 春の彼岸入りのエドヒガン(江戸彼岸)

樹林の入り口に
その昔 誰が植えたか サクラの並木


花冷え
桜花の咲くを抑え 散るを延ばす

夕方には雨上がる予報
明日は 青空に満開の桜日和
「相生山の四季を歩く会」の お花見 こちら


花手毬のように華やか塊に咲く エドヒガンと
しっとり 控え目なヤマザクラ(山桜)


山根の入り口 淡紅になびく姿
うつむきの花びらに水をためて 黄金に濡れる葉色に浮かぶ


先駆けの桜 仲春の相生山を彩る
by アイ





芽吹きのリレートーク・・・(3)
芽吹きのリレートーク・・・(2)
相生山緑地のコナラ(小楢)林の下には ガマズミ属の群落

コバノガマズミ(小葉の莢蒾) レンプクソウ科ガマズミ属
コバノガマズミ、つぼみを守るように小さな葉がバンザ~イ!
しっかりした葉脈、生命力に満ちて・・・。
by hazuki

「相生山の四季を歩く会」ホームページ更新しました こちら


コバノガマズミ(小葉の莢蒾) レンプクソウ科ガマズミ属

コバノガマズミ、つぼみを守るように小さな葉がバンザ~イ!
しっかりした葉脈、生命力に満ちて・・・。
by hazuki

「相生山の四季を歩く会」ホームページ更新しました こちら


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