相生山緑地で「公園施設更新工事」が実施されるとのこと
こちら の記事に読者の方からいくつか意見が寄せられましたので、現地で撮ってきた画像を添えて提案します。
1)年配の散策者にとっては「怖い」と感じてしまう箇所が、そのままになっていました。園路の見直し修理は歓迎です。
相生口入ってスグの坂道

階段がつけられていましたが、ここ数年の間にどんどん壊れ、そのままになっているうちに滑りやすい地質がむき出しで、雨の後などこけそうになります。私の友人は相生山を歩くのを健康のためにも楽しみにしていましたが、入口から危険なので行くのをやめました。

山根口から北尾根への道でも、階段が無くなっている所があり、歩きやすい階段以外のところを歩く人が増えて道が荒れていく悪循環が起こってしまっています。
園路全体を調査して、利用度の多いところ、危険度の高いところを優先して直して欲しいです。

2)地図で見ると、門柱とか標識とか、普段歩いている者からすると「見映えだけ意識して肝心なところが抜けている」感じがする。

3)竹林と通路を分ける柵が壊れて放置されている。木道のところでも杭だけ残って柵は無くなったまま。ここで行き違いのために脇に寄ったご婦人が段の下へズルッと倒れ掛かったのを目撃して危ないなと思ったことがある。
4)ヒメボタルの時期になると竹林の辺りはカメラマンや見物人があふれます。人間と自然の「境界」が必要な場所はあると思います。そういう区域には、表示なり適当な設備を考えてください。

5)もう10年以上も前に無くなってしまった「展望台」 参照記事:
こちら、旧いままの標識・掲示は改めたほうが良い。一昨年から多くなった「初めて来た」訪問者から「案内表示にある『展望台』ってどこですか?」って聞かれたり、うろうろ探してる家族連れをよく見かけます。

6)人間優先で、その安全や便利さだけを求めるのではなく、野生生物のいのち(=生態系)への配慮が欲しい。ここ数年、相生山緑地では「森づくり」と称して「自然破壊」が進んでいるように感じています。このブログの記事
こちら に賛同です。人が活動するエリアと自然のエリアをきっちり分けて表示すべき。(できるなら人のエリアは無くてもいいくらいだが)そうでないと、自然への浸食が半端でないと危機を感じています。

7)年度末に「予算が残っているから」のお役所仕事ではなく、「何のために」を熟慮した計画的補修を求めます。名古屋市のあちこちにある多くの公園と違って、人が手を入れなかった結果として自然の遷移が進行し、それだけ「自然度」が上昇し、人為でない自然の姿が見られることは貴重です。子どもたちの学習素材を提供してくれています。名古屋市民の貴重な緑地であるからこそ、人のことだけしか考えない「公園工事」であってはならないと思います。
8)工事には車両や機械の搬入がともなうと思われます。もの言えぬ森の生きものたち(樹木や鳥や虫や菌類)が生息していることを意識してください。決して身勝手な人間の、乱暴な工事を進めないように、計画の精査や監視をお願いします。

あらためて当局へ「要望書」提出はいたしません。このブログ記事は読んでいただいていると認識しています。
自然に手を入れるとしたら、「何のために」、そしてその目的を達成するため「どのように」への充分な配慮を願います。それは現代に生きる人としての使命と思います。行政当局であれば率先しての実践が求められます。
by アイと相生山緑地「利用者」たち


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