10月18日 、相生山緑地の将来のあり方を話し合う、市民と行政と学識者による検討会が立ち上がりました。ブログ記事:
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こちら 相生山緑地の基本計画について、これからやっと検討が始まろうというのにもかかわらず、一方では別の「公園づくり」が進んでいます。
現場① ツツジの園・桜の園
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さらに、相生山に親しんできた人びとには、最近ショッキングなことが起こりました。馴染みの場所の景観が一変。
現場② 展望台跡
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これらの活動について名古屋市の現場管理部署に問い合わせると「最近の施策よりも、ずっと以前から行われてきたこと。名古屋市の森づくり活動の一環」との答が返ってきました。道路建設の予算執行80%着手済みの時点でも「自然を大事に。市政の転換」との市長判断を引き出し、「市民との意見交換を踏まえて、緑地基本計画作成にむけた合意形成を図る」検討会開催に至った≪
相生山緑地ならでは≫の特性を見ようとしていないことが分かります。
①②の活動をされてきた団体が、経験に基づく見解を検討会で提起して欲しいと思っていました。不参加で残念です。学び合えるよう、次回を期待します。
「樹木が繁って見通しが悪いとの声があったから整備した」とも言われました。樹林地と園庭とは違います。その説明は為されたのでしょうか。
そして、一度人の手を入れたなら、その状態を維持するためには継続が必要になります。

「暗い森を明かるくするために」数年前に伐採された双子池口上部の斜面は、常緑低木にふさがれた「荒れた森」になってしまっています。自然は人の意のままにはならぬことの証左です。伐り続けられなかった結果の実例だと受け止めています。

24日には「木こり体験」イベントが開催されました。
現場③「道路用地」伐採地
こちら 下は2日後のようす。

ヒメボタルが最も多く見られる区域の一つであり、建設済みの橋脚からつながる「道路建設予定地」を伐開していることが気になります。毎年の「ホタル飛翔調査」のポイントの一つで、今年度は「環境調査」ポイントにもなっている場所が改変されているようですが、責任部署は把握しているのでしょうか。まさか、樹木・竹薮を切り開いて人為的改変に耳目を慣らしたうえで、道路建設への抵抗を柔げようとしてはいないでしょうね。
思い込みではなく科学的事実を、刹那ではなく長い時間を、一部の意見ではなく全ての市民を納得させることのできる≪名古屋市の緑政施策≫を望みます。
by Oak

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