シャシャンボ-ロードにて


雨が乾いて相生山緑地 シャシャンボの道
樹齢数十年から100年くらいと思われる シャシャンボ(小小坊)の並ぶ樹林帯を
園路が縫っています

ことしは嬉しいことに 近年になく花が多いです
前の記事 こちら から10日
全山のシャシャンボたちが 開花を得たようです

雨あがりの風が 小さく流れているのでしょうか
シャシャンボの花の匂いが ときに甘く漂っていました

by アイ


梅雨の中休み
水を得て・・・(6)
水を得て・・・(5)

マツ(松)の雌花に変化が起きました
以前の記事 こちら
下の画像撮影は5月16日


先日6月14日の「相生山の四季を歩く会」のときに
みんなと見た時も 雌花は紫色でした
この1週間 いつの間にか色も形も “松ぼっくり”状に変身

1年かけて 来年の今ごろは立派な「松ぼっくり」になるのかな?
種子を飛ばすのは もう一年かかるのでしたっけ
梅雨の間に 花から果実へ
相生山のアイアカマツ(間赤松)も 水を得て育っています
by アイ


水を得て・・・(4)
ソヨゴ(冬青)の実が鈴なり

花のころ こちら
ちょうど1ヵ月前 雌花も雄花も花盛りでした

受粉した雌花は 果柄がグーンと伸びて

雨の前の風が 樹林を通り抜けます
葉っぱは ソヨゴの名前のごとく そよそよそよ
果実は ゆうらりゆらゆら
by アイ


花のころ こちら
ちょうど1ヵ月前 雌花も雄花も花盛りでした

受粉した雌花は 果柄がグーンと伸びて

雨の前の風が 樹林を通り抜けます
葉っぱは ソヨゴの名前のごとく そよそよそよ
果実は ゆうらりゆらゆら
by アイ


自然のヒノキと植えたヒノキ
「この木とこっちの木との違い分かる?」
山仕事の現場に立ち寄った 近所の木こりの親方が
伐ったばかりの株の横に 向こうの元玉を並べて言いました

「芯のところ見て!」
「こっちは年輪がギシット込んどる。生えてスグの頃は、周りに他の木があって、光が少なくて育たんかったしるし」

「そっちは間隔が広い。以前に生えてた木を伐って、日の当たるところに植えた証拠」
↑上の方が実生の天然木
↓下は植栽木(=人工林)ということですね
どちらも樹齢60年を優に超えています 80年いってそう

「6~7年のところで枝打ちしとる。そのまま手入れしてたら『枝打ち材』として良い値が付いたんやが」
「まあ、まともに木の家建てることが無くなった今となっては、どちみちどうにもならん」
二言目には 『もったいないなあ・・・』が口癖の親方
お金にならないということもですが 実生で生えたにしろ 人が植えたにしろ
長い年月を 自然の光と水と風の中で育ってきた いのちの重みへの感想
「コロナで、ますます需要が止まってしまってなあ。仕事せんわけにいかんが、するだけ赤字増える」
山のこと 木材のこと 自然のこと 世の中のこと
熟知した仕事人に仕事がないことも勿体ない と思います
by Oak.

山仕事の現場に立ち寄った 近所の木こりの親方が
伐ったばかりの株の横に 向こうの元玉を並べて言いました

「芯のところ見て!」
「こっちは年輪がギシット込んどる。生えてスグの頃は、周りに他の木があって、光が少なくて育たんかったしるし」

「そっちは間隔が広い。以前に生えてた木を伐って、日の当たるところに植えた証拠」
↑上の方が実生の天然木
↓下は植栽木(=人工林)ということですね
どちらも樹齢60年を優に超えています 80年いってそう

「6~7年のところで枝打ちしとる。そのまま手入れしてたら『枝打ち材』として良い値が付いたんやが」
「まあ、まともに木の家建てることが無くなった今となっては、どちみちどうにもならん」
二言目には 『もったいないなあ・・・』が口癖の親方
お金にならないということもですが 実生で生えたにしろ 人が植えたにしろ
長い年月を 自然の光と水と風の中で育ってきた いのちの重みへの感想
「コロナで、ますます需要が止まってしまってなあ。仕事せんわけにいかんが、するだけ赤字増える」
山のこと 木材のこと 自然のこと 世の中のこと
熟知した仕事人に仕事がないことも勿体ない と思います
by Oak.


水を得て・・・(3)
水を得て・・・(2)
つややか ウスノキ(臼の木)

この子は充分熟したようすです
花は こちら 毎年たくさん咲くのですが
そのわりに 果実を見ることは少ないのです
もしかしたら 誰か お味見してるのかな? 美味しそうですものね

この株には たくさんの果実が残っていました

これからの果実に大接近
花の形そのままに 臼の木の実
by アイ



この子は充分熟したようすです
花は こちら 毎年たくさん咲くのですが
そのわりに 果実を見ることは少ないのです
もしかしたら 誰か お味見してるのかな? 美味しそうですものね

この株には たくさんの果実が残っていました

これからの果実に大接近
花の形そのままに 臼の木の実
by アイ


水を得て・・・(1)
夏畑の向こう
相生山緑地の真ん中に広がる「生産緑地」

名古屋市の「世界の『AIOIYAMA』プロジェクト」では
緑地の東西からつくり始めた道路を「園路」として
この畑を「ふれあいの丘」に変え ここでつなぐとしています こちら

「コロナのため」中断とされていた
市民と名古屋市との「意見交換会」が 来月から再開されます

畑地では 玉ねぎの収穫が終わり
キュウリやカボチャなどの夏野菜が育っています
畑を囲む樹林の向こうには 多度・養老から鈴鹿の山並みが望めます
畑地を潰す 名古屋の未来に 何が望めるというのでしょう
by アイ


名古屋市の「世界の『AIOIYAMA』プロジェクト」では
緑地の東西からつくり始めた道路を「園路」として
この畑を「ふれあいの丘」に変え ここでつなぐとしています こちら

「コロナのため」中断とされていた
市民と名古屋市との「意見交換会」が 来月から再開されます

畑地では 玉ねぎの収穫が終わり
キュウリやカボチャなどの夏野菜が育っています
畑を囲む樹林の向こうには 多度・養老から鈴鹿の山並みが望めます
畑地を潰す 名古屋の未来に 何が望めるというのでしょう
by アイ


日食の記録
夏至の陽
一年で一番 昼間の長い日
相生山緑地で 日の出時刻 4:38

東の空で一番明るい方角は雲が厚くて お日さまは見えない
「初日の出」こちら に比べて ずいぶんと北に寄るんだな
「日の出」って言うけど ホントは地球が動いてるらしいから
あの方向に回ってるんだな とか考えて ひととき
頭が下がっていくに任せると 地が揺れる怪しい感覚

やっと 太陽の姿 4:57 20分近く待ちました
お正月と違って 今日は誰も居ない
でも やっぱり 太陽と一緒に いきなり騒がしくなる鳥たち

相生山のシンボル-コナラ(小楢) 山根町からの小道の上を
夏至の太陽は 昇って来るんだね

夕方に「食」があるそうです
間に合えば
by Oak.

相生山緑地で 日の出時刻 4:38


東の空で一番明るい方角は雲が厚くて お日さまは見えない
「初日の出」こちら に比べて ずいぶんと北に寄るんだな
「日の出」って言うけど ホントは地球が動いてるらしいから
あの方向に回ってるんだな とか考えて ひととき
頭が下がっていくに任せると 地が揺れる怪しい感覚

やっと 太陽の姿 4:57 20分近く待ちました
お正月と違って 今日は誰も居ない
でも やっぱり 太陽と一緒に いきなり騒がしくなる鳥たち


相生山のシンボル-コナラ(小楢) 山根町からの小道の上を
夏至の太陽は 昇って来るんだね


夕方に「食」があるそうです
間に合えば
by Oak.


夏に至る
ツクシハギ or ヤマハギ
ハギ(萩)の花が また少しだけ増えました

「相生山のハギのなかに、ツクシハギ(筑紫萩)と分類されているものがあるようですよ。比べてみると花が白っぽくて、花柄が長いのがあって、それではないかと思っています」
先年亡くなった自然観察の先輩 高岡さんの言葉を思い出します

上下の画像 比べてください
微妙に色合いが違います 開花からの日にちは同じ
上は紫がかるけれど白が強く 下は全体に派手に赤い

図鑑では 紅紫色とか淡紫色とか区別しているのもあります

この株は花柄が長く伸びています
ヤマハギ(山萩)も マルバハギ(丸葉萩)と違って「葉より出る」のですが
ツクシハギはもっと長いとのことなので これがそうかな?
別の先達に聞いたら
「ハギは園芸種との交雑も多く、最も同定の困難な種」とのこと
さらに別の先輩から紹介された図鑑の記述では
「愛知県のハギの80%はツクシハギ」
「ツクシハギの萼裂片:円頭~鈍頭」「ヤマハギの萼裂片:円筒~鋭頭」

萼裂片を拡大しました
明らかに違った形をしていますね
ことしも 夏から秋の始めは ハギの株の前で花くらべ
通りがかった人から不審がられるのを覚悟してます
by Oak.


「相生山のハギのなかに、ツクシハギ(筑紫萩)と分類されているものがあるようですよ。比べてみると花が白っぽくて、花柄が長いのがあって、それではないかと思っています」
先年亡くなった自然観察の先輩 高岡さんの言葉を思い出します

上下の画像 比べてください
微妙に色合いが違います 開花からの日にちは同じ
上は紫がかるけれど白が強く 下は全体に派手に赤い

図鑑では 紅紫色とか淡紫色とか区別しているのもあります

この株は花柄が長く伸びています
ヤマハギ(山萩)も マルバハギ(丸葉萩)と違って「葉より出る」のですが
ツクシハギはもっと長いとのことなので これがそうかな?
別の先達に聞いたら
「ハギは園芸種との交雑も多く、最も同定の困難な種」とのこと
さらに別の先輩から紹介された図鑑の記述では
「愛知県のハギの80%はツクシハギ」
「ツクシハギの萼裂片:円頭~鈍頭」「ヤマハギの萼裂片:円筒~鋭頭」

萼裂片を拡大しました
明らかに違った形をしていますね
ことしも 夏から秋の始めは ハギの株の前で花くらべ
通りがかった人から不審がられるのを覚悟してます
by Oak.


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