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「西の森」へ行ってきました

名古屋市港区の戸田川緑地/「西の森」を見学してきました。
西の森看板IMG_0380 (427x640) 参照記事:こちら
 印象は「意外と貧弱な森だなあ」のひと言。上の新聞記事から、人工とはいえ、もっと「森らしい森」が広がっているのかと思っていました。
 土地の高低差が無い。樹種が少ない。空中湿度が感じられない。人が利用する、たとえば「芝生広場」のような公園施設や1tトラックも走れそうな幅広園路、乾燥化のおそれはないのでしょうか。
 「人工の森林でも100年くらいの遷移を経れば、自然の森林と言ってもいいかもしれませんね」とは、自然観察の先達の言葉。なので、もっともっと長い目で見る必要があるのかもしれません。
人工の森①IMG_0377 (640x427) 人工の森②IMG_0382 (640x427)
 それにしても「この辺りの種を植えた」と聞いていましたが、名古屋市の自然植生では無いはずのクヌギが植えられていたり、ムクノキ(エノキも混ざっているようでした)の純林とも思える植栽林があったり。そう離れていない区域に、やたらと園芸種のサクラが植えられていたり。名古屋市と連携して、ボランティア団体が植樹・除草・枝打ち・除伐などの「森づくり」を続けているようなので、そうである限りは「人工の森」からの脱却は難しそうです。
クヌギIMG_0381 (640x427) 森づくり看板IMG_0374 (640x427)
 広々とした戸田川の流れは、周辺開発によって水脈の断たれた相生山とは違う魅力も感じました。野鳥は喜ぶだろうな。
 でも、これだけ空が開いていれば、小さな野鳥は身を隠すところが無いのではないかしら。必ずしも「生態系が豊か」とは成りにくいようにも思えました。
戸田川IMG_0384 (640x427)
 相生山は、さかのぼれば農用林として使われた時期、焼き物の燃料供給林だったであろう時期、さらに旧石器の遺物、数百万年前の「東海湖」の痕跡。
 それに比べると「西の森」の20年はあまりにも新しすぎますね。そして、人の思わくと手が入りすぎてる。そのことに価値を置く人もいるのでしょうが。

 紅葉晩期の相生山の樹林です。高木層のコナラから中低木の常緑樹、草本層のツツジ類まで森林の階層がそろっています。
ツツジ道樹林IMG_0132 (640x427) ギャップIMG_0134 (640x427)
 道路工事によって伐採され、一時的にギャップになった区域も10年経って、もじゃもじゃわんさか森が復活してきました。

 「近くに森があったらいいね」と思う人びとの気持ちが分からないではありません。でも、お金と労力と時間をかけて「森づくり」をするくらいなら、都会の中でも更地が森になっていく過程を学んだりできるはず。
 いちばんは、名古屋市が「開発」に歯止めをかけて、今ある樹林地や「樹林候補地」を確保することだと思います。そして、自然の森と人工の森の違いを学ぶ必要があると思います。
 「みどりが大事」「森づくりしたい」と考えている人は、道路建設という開発から免れた相生山へ、一度足を運ばれることをおすすめします。あんまりたくさんの人が来ないで、ほどほどが良い、が本音ではありますけれど。

   by  R.62

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寒中の梅

ピンク梅①IMG_0389 (640x427)
梅の花咲く 寒に咲く 
青空 少し冷えて
ピンク梅③IMG_0391 (640x541) 白梅①IMG_0388 (640x427)
ウメ(梅)には 寒い気が 似合います
ピンク梅②IMG_0390 (640x427)
ぶるっと震えるような風が来て
花弁が キリリッ・・・・ それは 私だったのかもしれません
ハナアブIMG_0392 (640x427)
ハナアブ(花虻)のなかまでしょうか
彼らが誘われて あの果実を約束する
共生・共存の自然 享受する人
 
相生山の梅畑に
あしたは 「平年並み」の 寒になるそうな

   by Oak.

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「春一番」ではないのですが・・・

「晴れたけど風が強いねえ」「暑いぐらいやよ。15℃だって!」
風クスノキIMG_0406 (640x427)
高いクスノキ(樟)の太い枝まで 揺れてしなっていました
かさかさ ヤマコウバシ(山香ばし) さわさわ ザワザワ
風ヤマコウバシIMG_0395 (640x480)
コナラ(小楢)の谷を渡った風が 吹き上げて
風カラスIMG_0396 (640x427)
カラス(鴉)が速い
梅花に風 風梅IMG_0401 (427x640)
「ウメはええやな。いっぺんに咲かんで。長いこと楽しめる」
流されて この樹林辺りまで 香りほのか
風陽IMG_0407 (640x427)
「今日は3月。あしたは4月や」
「まさか、そんなこと無いと思うけど」
まだ1月なのに 春一番? 相生山を通り抜け

   by  アイ

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鳥の春

湿気の残る 相生山の樹林地を歩いていました
pho-phyo-pho-phyo つかず離れず シロハラ(白腹)と一緒に
シロハラ道①IMG_0296 (640x427)
アベマキ(棈)とアラカシ(粗樫)とクスノキ(樟)の交じる斜面
シロハラ道②IMG_0327 (640x427)
低木ツツジ(躑躅)類やヒサカキ(姫榊)やアオハダ(青肌)の尾根道
違う子だと思いますが ずーっと シロハラが啼いていました
シロハラIMG_0351 (640x427)
かろうじて とらえたかな の画像
声が聞こえてきた樹間に カメラを向けた結果  
シロハラ②IMG_0351 (2) (640x427)
トリミングしてみました  どうだかな?
すぐあと ヒヨドリ(鵯)のにぎやかなペアが来て
ヒヨドリIMG_0352 (640x427)
こちらは間違いなく彼ら 
ヒヨドリ②IMG_0352 (2) (640x427)
「鳥は春が早いんだよ。恋の季節が」
相生山の野鳥の先生=岡田さん こちら の声を思い出しました
鳥たちにとっては もう充分春になったので
シロハラは 帰る準備を始めているのかもしれません

   by  Oak.

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ザイフリボクに雨

暖かい雨 細かく 
ザイフリ②IMG_0290 (640x427)
ザイフリボク(采振木)のシュートが 濡れて赤い
節ごとに並ぶ 雨の珠
ザイフリ③IMG_0283 (640x427)
芽鱗の内の白い毛を 今日は隠して
もう一つの景色が写り込んでいました
ザイフリ①IMG_0286 (640x480)
不思議の世界
雪は来ないで 寒が明けるか 
相生山の午後 しずかに


   by アイ


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「自然を大切に」するために

 あちこちで「森づくり」の取り組みがされているようだ。行政が「専門家」を擁し、市民ボランティアを動員して。「森づくり」は良いこととして、人びとに受け入れられそうだが、本当にそれでいいのだろうか。

 「発展」「開発」のために、利便性を優先し、環境破壊がすすむ。田んぼを埋め、山を削って、道路や住宅やダムや生産・流通・商業施設などをどんどんつくってしまう。さらには、海を陸地に替え、工場や空港や基地までつくってしまう。
 そうしなければ、人は幸せになれないのだろうか。本当に?
   IMG_0259 (640x427)
 人の行為の結果、田んぼや川や山野や海の生きものたちは、もうそこでは生きていけない。保全活動として、他所へ移したり、持って来たりすることは、遺伝子の攪乱になるだろう。見かけは「守られた」ようでも、もともとの自然ではない。

 たとえば、人の手で作られた森は自然の森ではない。日本は気候条件に恵まれているので、都会のまん中でも空き地になった所には、すぐに草が生える。崩落地や伐採地にわざわざ植林しなくても、数年もすれば森になっていく。自然はすばらしい回復力を持っている。人の作為など及びもしない。
 適地にあった植物が生え、虫が、魚が、鳥が、生きものが訪れ、生まれ、育つ。これが自然ではないのか。
   鳥撮り出会いIMG_0142 (640x427)
 私たちはあまりにも自然というものをないがしろにしている。自然を知ろうとしないで、支配することが自身の任務であるかのように思い上がっている。最も身近にあり、恩恵を受けているものなのに。
 自然にとって一番のダメージは、人間によってもたらせられる改変だ。わたしたちは、その衣食住を自然に依拠し、自然の中で生かされているから、自然にとってのダメージは人間社会にとってもダメージとして、いつか返ってくる。
 「自然のために」とした改変でも、例外ではないだろう。
  IMG_0217 (640x427)
 一方で壊して、他方で「戻す」「守る」「つくる」ための活動、いったい何をしているのか?そういう理不尽な無駄をするのは、もしかしたら、特定の誰かの利に結び付いているからではないのだろうか。そんなふうに疑ってしまう。
 人間に少しの我慢を課することで、昔のようには戻れないまでも、加速する破壊や異常を押しとどめることが、少しは実現するはずだ。 

 「自然を大切に」みんなそう思っている。ならば、根本的な手を打たねばならない。
 開発を抑えることは不可能なのか。エネルギーを使い過ぎないようにすることは無理なのか。人間による「森づくり」を、はたして自然は求めているのか。
 自らを瞞すことなく、自然の声を聞こう!



最近のblog記事 「相生山をもてあそぶな」「教えてください!」「名古屋市からの回答」への感想として届いた、K2さんのご意見を紹介しました。画像は最近の相生山緑地のもので文章の内容とは直接関係ありません。  by アイ

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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