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朔風 葉を払う

西高東低 等圧線が立つ気圧配置
相生山の辺りでも 北風に冷える日がめぐってきます
カラスウリ①IMG_0230 (640x427)
梅畑の傍らで 青空に際立つ 朱色の珠が見えました
カラスウリ(鴉瓜) カラスウリ②IMG_0229 (3) (479x640)
なぜか 懐かしい 
ああ そうだった 子どもの頃
赤くてキレイな実を見つけ 食べられるかと採って
割ってみたら 変な臭いがして・・・・

梅の実の頃は気づきませんでした
あのあとから ツルをこんなに高くまで伸ばし 果実が 十個ほども 
もうじき 葉は黄変し枯れて散り
干乾びた蔓茎だけが 残るのでしょう
梅の栽培には不用有害なものとして 取り払われるのかもしれません
カラスウリ③IMG_0231 (640x427)
それでも またどこかで いのちをつないでいくのでしょう
きっと 冬の鳥たちの援けを借りて

明日から師走 いよいよ
朔風(=北風)が 葉を払う 
けれど 散り落ちる前に 次の芽吹きに備えていることを 
七十二候を編んだ先人たちも ちゃんと知っていたに違いありません

   by  アイ

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いつまでも このままで

初冬の安らぎ 小春日の樹林
初冬IMG_0369 (640x427)

相生山の仲間の思いが 新聞に載りました
中日投稿IMG_20191129_0001 (1280x879)

クサギ 11月初旬クサギIMG_0146 (640x427) (2)
もうすぐこの散歩道は コナラとタカノツメの黄金ロード
晩秋IMG_0243 (640x427)
森のなかで お会いしましょ
そこから すべてが 始まりそう

   by アイ

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冬紅葉

曇り日 気温上がらず
初冬を実感させる一日
冬紅葉①IMG_0356 (640x427)
相生山の散策路からの色合いは 冬紅葉
青空からの光があったら もう一段あざやかだろうな
ヤマコウバシ(山香ばし) 橙葉さかり
ヤマコウバシIMG_0351 (2) (640x427)
ターミナルは 色彩も集合地
低木アベマキ(棈) ハギ(萩) イヌザンショウ(犬山椒) 草紅葉も
冬紅葉③IMG_0370 (640x427)
この時期でも 艶やかなのが嬉しいです
早い紅葉の ヤマハゼ(山櫨) アオハダ(青肌)
冬紅葉②IMG_0360 (640x427)
あの懐かしい甘い匂い・・・見わたしたら
タカノツメ(鷹の爪)の大きな葉が揺れていました
タカノツメIMG_0401 (640x427)
コナラ(小楢)の谷の たくさんのコナラたちの中には
褐葉まですすんだ樹も 現れました
早いコナラIMG_0396 (640x427)
寒さが来たので 一気に離層が完成?
晴れた日が欲しい 紅葉見ごろの相生山緑地です

   by  アイ

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夕刻の相生山外周で

日中 小さな前線が通ったのでしょうか 少しだけ雨が降りました
相生口IMG_0342 (640x427) (2)
しっとり感の相生口 街路樹のナンキンハゼ(南京櫨)
木ごとの紅葉色模様

もう日が傾くころ 外周を回ってみることにしました 
山根公園①IMG_0343 (640x427) 山根公園②IMG_0344 (640x427)
山根公園 人影はありません 空がベージュ帯びて
紅葉を期待して植えられた木々 晩秋というより初冬の景

山根口 葉の落ちたサクラの向こうに 西日が降りていく
山根口IMG_0345 (640x427) 双子池口IMG_0355 (640x427)
日陰になった双子池口 常緑や未だ緑の樹木に囲まれて
タカノツメ(鷹の爪)の黄葉が いつの間にか始まっていました

濡れた落ち葉道
落ち葉道IMG_0364 (2) (640x427)
匂いと心地よい湿度を楽しんでいたら
もう日が沈みそう 急いで上がったシンボルコナラ前
梅畑夕景IMG_0413 (2) (640x427)
梅畑の向こうに 最後の光彩 あんなに日没点が南寄り
冬至に近くなっていることに気づかされます 

久方交差点近くでは 相生小学校の子どもたちの下校時と出会いました
久方下校時40x360)
ここに道路をつないで のんびり歩く子どもたちに
安全と健康の不安を押しつけるなんて
この近所の住民が「請願」を出して 市会で採択する事態
 
とんでもない大人たちがいるものです 
実際を見たことがないのでしょうか
冬の夕陽が 気づきを呼んでくれますように

   by  アイ

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山の神さまからの下されもの

一雨ごとに 空の気が澄んで 水が清らかになると
山紅葉IMG_0221 (640x427)
秋も終わり
岐阜の山奥 間伐すすめる40年生ヒノキ人工林の急斜面
実生のアラカシ(粗樫)ツクバネガシ(衝羽根樫)の奥でも
人工林奥IMG_0330 (640x427) 自然林紅葉IMG_0331 (640x427)
紅葉たけなわ その上
この季節の お楽しみは視覚だけに留まらないのです
ナメコIMG_0021 (640x427)
3年前に 地元の山主さんを真似て植えたナメコは 今年がピークか
昨年の台風で倒れた 大量のサクラやアカメガシワのいのちが 残念で
ダメモトで試したヒラタケ(=シメジ) こちら からも早くも豊作の兆し
ヒラタケ①IMG_0320 (455x640) ヒラタケ②IMG_0324 (427x640)
これは食べるのに忙しいぞ!!

山の果実は美しい 相生山では結実の少ないカマツカ(鎌柄)
カマツカIMG_0210 (640x427) ヤブムラサキIMG_0217 (640x427)
ヤブムラサキ(薮紫)は 相生山のムラサキシキブの姉妹分
フユイチゴ(冬苺)は 間伐のごほうびの一つ
日照と適当な湿度に恵まれた林床に ランナーが大繁殖

ホウノキ(朴の木)の微かな タムシバ(田虫葉)の強い
山は ここちよい秋の匂いにも包まれています
秋のセットIMG_0336 (640x569) ナメコ②IMG_0218 (640x427)
木の実と落ち葉を添えて 都会の友人へのお土産にしましょう
間伐林IMG_0216 (640x427)
山は宝ものがいっぱい 黙々と山に入る者に
神さまからの下されものが 頂ける豊かさを いつまでも

    by  Oak.

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それぞれに・・・相生山の紅葉樹林

相生山中央のコナラの谷 上った尾根道は
色とりどりの紅葉盛り カシ(樫)の緑 ナラ(楢)の黄緑を背景に
コナラ谷上IMG_0244 (640x427) (2)
アカメガシワ(赤芽柏)やアオハダ(青肌)の黄
ヤマコウバシ②IMG_0241 (640x427) (3)
ヤマコウバシ(山香ばし)は 緑交った橙色から朱色に
ヤマコウバシ①IMG_0240 (640x427) (2)
カマツカ(鎌柄)は オレンジから濃赤へ
カマツカIMG_0225 (640x427)
一株一株 一枝一枝 一葉一葉
それぞれに オリジナルの色合い
サクラ(桜)やハゼ(櫨)から始まった 相生山の紅葉
そろそろ終盤に入ります
タカノツメIMG_0265 (640x427)
最終章は 
高木コナラの黄金色と 中低木層のタカノツメ(鷹の爪)の黄
今日は未だ 緑一色でした あと1週間・・・
「相生山の四季を歩く会*12月」の例会が お楽しみ

    by  アイ

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木守り

快晴の日 ことしもリンゴ園へ
リンゴ狩りIMG_0288 (640x427) リンゴの樹IMG_0285 (640x427)
南アルプスの連峰が近い 伊那谷です
まっ白な北岳 “女王”仙丈岳には 今年はまだ雪が見えない
南アIMG_0292 (2) (640x427)
「長野の方は大変だったけど台風 こちらは免れました
でも 温暖化の影響かなあぁ 蜜の入りが今一つ」
「だんだん 蜜が入らないリンゴになってしまう・・・?」
冬芽IMG_0296 (640x427)
果実をつけたシュートの先に 来春伸びる冬芽
あらためて「相生山の樹木と一緒だあ!」 当たり前なんですけどね

収獲の最後に 「木守り」さんを残しました
「来年もたくさんの実りをつけてくれますように」
「お腹をすかした鳥さんに ほんの少しだけれども・・・・」
木守IMG_0298 (640x427)
この国では昔から 
今だけが良ければ でなく この先をも
自分たちが得をすれば だけでなく 他者をも
大事にする文化が 根付いていたはずなのですが

   by  R.62

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のんびりコナラ・・・相生山の黄葉樹林

相生山の森の主人公 コナラ(小楢)はトリに色付きます
未だ未だコナラIMG_0248 (640x427)
株ごとの時間差はあるものの 色調は黄緑のまま
サクラ属が早々と紅葉しても のんびりコナラ
サクラコナラIMG_0245 (640x427)
樹林のギャップに出ました
日当たりの良いクローネ(樹冠)に 小枝一枝 色変わり
コナラ樹冠IMG_0239 (640x427)
散策路から仰いだ力枝 伸びた細枝に黄褐色
コナラ部分IMG_0236(640x480)
冷たい空気 暖かい陽射し
行ったり来たりの冬の気配に コナラも迷っているかしら
窓の向こうコナラIMG_0252 (640x427)
コナラの谷 門に並んだ向こうには 
輝くコナラの黄いろ世界が もうすぐそこに見えていました

    by Oak.

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いろいろ黄色・・・相生山の黄葉樹林

冷たい高気圧が過ぎて 間近な冷たい雨が来る前に
相生山の黄葉があふれ出ました 足もとから頭上高くまで
ヤマハギ①IMG_0264 (640x427)
ヤマハギ(山萩)の大きな株 花のころは こちら
芽吹きのときも 虹色の展開でしたが 黄葉どきも色変化
ヤマハギ②IMG_0242 (640x427)
萩の道に 集まる黄色 広がる黄色 
手前に枝垂れるハギ 3種IMG_0254 (427x640)
その根元に サルトリイバラ(猿捕茨)
サルトリイバラIMG_0250 (640x427)
赤い果実が見当たらない この子は雄株?
アベマキIMG_0255 (640x427)
奥にはアベマキ(棈)褐色帯びて 葉裏の毛が柔らか色を演出

畑地との境界に あざやか黄色は
クワ(桑) クワIMG_0234 (480x640)
かつては養蚕のための桑畑が広がっていた時代もあった と聞きました
その名残りでしょう 桑の木一本 秋光線浴びます
クワ②IMG_0235 (640x427)
雨に黄いろが にじんで溶けて
雨が過ぎれば いっそう彩りが深まります

   by  アイ

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小雪前日

シンボルコナラに挟まった きょうの夕陽 16:28
夕陽IMG_0312 (640x427)
明日は小雪 
山地では そろそろ雪が降り始めるころ 
相生山では まだまだですが 冷えが上ってくるのが分かります
シンボルコナラ夕陽IMG_0316 (640x427)
西日を いっぱいに浴びて 師走の紅葉さきどり
相生山緑地の いのちの代表 おおきなコナラ(小楢)
夕景IMG_0319 (640x427)
「相生山の道路工事を再開せよ」 との請願が委員会採択されたという
なぜに 相生山の道路が必要なのか 名古屋市の未来にとって
その説明を市会議員たちに求めたい 相生山を政争に使うな

冬を控えるけれど 太陽は 今日も真っ赤

   by  Oak.

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黄色キラキラ・・・相生山の黄葉樹林

小春日和が続きます 朝夕は冷たいけれど日中は快い  
相生山は樹林の入り口から 黄いろ広がっています
ハリエンジュ①IMG_0267 (2) (640x480)
ハリエンジュ(針槐=偽アカシア)の小葉が細かく震えます
青空を風が渡ると キラキラ降ってきます 黄いろ葉っぱ吹雪
ハリエンジュ②IMG_0268 (640x427)
蜜源植物として隣接地に植えられて 野鳥に運ばれてきた子
人が生み出してしまった黄色が 相生山黄葉樹林のアプローチ

アズキナシ(小豆梨)は 同じ株でも色さまざま
アズキナシ①IMG_0266 (640x427)
緑から黄緑 黄 橙 朱 褐色へと変化同居
高い枝の葉は すっかり枯葉色 隙間から空が透けます 
アズキナシ②IMG_0226 (640x480)

もっと高い木でも 黄葉が始まっていました
エノキIMG_0233 (2) (640x480)
亜高木に育った 梅畑向こうのエノキ(榎)
点々と果実が分かります ムクノキ(椋)と似て
ムクドリやカラスたちも大好きな 美味しい果実

黄いろくなった雑木林の森は 黄色な樹がいっぱい
順路に沿って 3回連載で紹介します

   by  アイ

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採択された「請願」の問題点

今朝の朝刊 中日市民版から
中日市民版11_20IMG_20191120_0001
採択された「請願」と 不採択の「請願」を取り上げた記事では
市民世論の7割が「道路建設反対」の主張と 「地元住民の意向」を併記
市役所③IMG_0272 (640x427)
にもかかわらず 委員会の市議多数派は「起立多数」で片方を選びました 
今回の請願書コピー 請願書IMG_20191119_0001 (453x640)
この要旨には疑問点が満載なのですが 事実誤認あるいは曲解の顕著な部分
請願部分IMG_20191119_0001 (3)
(1)人工林の定義、植生遷移について、森林学、生態学の初歩的な知識の欠如。相生山緑地の植栽の歴史についての認識不足。相生山緑地には①山根口周辺に土地改良事業時のマツとサクラなどの植栽の名残り②稲田集落から久方への旧街道沿いの農耕地にヒノキ人工林=「道路予定地」として市有地に編入③南部の住宅地に植栽されたサクラ並木や庭園木などは存在しますが、「相生山は一度伐採された後に造られた人工林」というの正しくありません。相生山緑地の全域を総じてみれば、農耕などにともなう人為的改変、その後の自然遷移によって、現在は二次林のコナラ・アベマキ林からシイ・カシ林への移行中です。
(2)「ヒメボタルも人為的に持ち込まれた」と公式文書に書くのであれば、「いつ」「誰が」持ち込んだのかを明らかにすべきです。この文書の提出者は、この春以降、相生山近くの町内でチラシ配布をしていますが、そこでは「名城公園の外堀から持ってこられたものでDNAを調べればわかる」と記述しています。全国的なヒメボタル研究者はそのようにとらえてはおりません。
(3)それぞれの緑地に特有の生態系の特徴があり、おしなべて述べられるものではありません。たとえば小幡緑地と比較すれば、相生山緑地は周辺開発によって、その水脈が断たれ乾燥化に対してきわめて脆弱であるという実情をおさえておく必要があります。したがって「道路貫通」によって引き起こされる「エッジ効果」によるダメージは計り知れません。一つの種(例えばコナラとかヒメボタルとか)がある広域の範囲で(例えば名古屋市)の中で生育・生息できていて、(当面は)その地域での絶滅のおそれが無い、ということと、個々の生態系を保全することを混同して論じているようです。
秋すすむ樹林地IMG_0263 (640x427)
秋がすすむ相生山の樹林 ここに しばらく身を置いてから始めてください
どうして このいのちの源を ないがしろにできるのでしょう
自然について 不充分なとらえ方しかできていない請願を 採択したのでしょう

たまたま昨日 菅原文太氏がレポータのNHKのドキュメンタリー番組で
「ひとは自然の一部であり、自然に活かされていることを自覚しないと・・・」
ご先祖様からひきついできた土と水と森といのちと向き合う 生き方の紹介

いったん 市長が「自然を大事に」と廃止を決めた 相生山の道路
名古屋市の市政は 自然を支配しようとし 自然に逆らって
市民の未来を壊そうとしかねない岐路に ふたたび迷い込むのでしょうか

   by  Oak.

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あきれた「請願」 でも採択

名古屋市役所へ久しぶりに出向きました
市役所②IMG_0269 (640x427)
行く先は名古屋市議会「土木交通委員会」
こんな請願が出され 審議されると知ったからです
請願表題IMG_20191119_0001 (2) (640x145)
先日の「道路計画を廃止し緑地公園として整備するための意見交換会」のとき こちら
説明会路上IMG_0164 (640x427)
現地案内コース到着地の相生口に こんな幕を垂らしていた人たち
幕IMG_0069 (640x427)
意見の違いは それぞれあるものですが
請願要旨を読んでビックリ
請願部分IMG_20191119_0001 (2) (640x164)
請願 というからには「紹介議員」が必要要件
どなたかは存じませんが 上の文章を“了”とした先生がいるのです

そして 今日の委員会では
当局のこれまでの経緯と見解
「市は道路を廃止し、公園とする方向で市民に意見を聞いている」
にもかかわらず 賛成多数で採択してしまいました
市役所①IMG_0271 (480x640)
くり返しになりますが 人の願いや意見はさまざまであると思っています
けれども 嘘や勉強不足の論理を基に
市政の方針が影響されては たまったものではありません
「孫子(まごこ)の代まで憂いを残す」もの 
市民の代表として責任を果たすべき市議の姿勢に あきれるばかりです

少しまとめてから この請願の問題点を提起します
相生山について 良くご存じで このblog読者の方は
お気づきの点が多々ありますでしょう ご指摘ください

    by  Oak.

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相生山黄葉前線

今日から天気は下り坂 早いうちに相生山緑地へ
朝日射すIMG_0223 (640x427)
朝日射す 東の樹林入り口付近 ヒタキ(鶲)の声
ササクサIMG_0227 (640x427)
園路沿いのササクサ(笹草)は 七色のグラデーション
梅畑西 梅畑西IMG_0237 (480x640)
一本コナラ(小楢)に 黄葉が進んでいます
黄葉盛りIMG_0261 (640x427)
谷の左岸は アオハダ(青肌)の黄色もやるキャンバス
赤い点描は ヤマウルシ(山漆)とヤマザクラ(山桜)
今朝は コゲラ(小啄木鳥)が元気です
ガマズミ道IMG_0247 (640x427)
谷の右岸 日当たりの良い枝は 黄葉最前線
黄葉・紅葉が ここから渦巻いて広がっていくよう
「雨の後、季節が進みます」と 天気予報
相生山緑地の晩秋は 1日1日が見過ごせません 

   by  アイ

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山鳥に会う

奥山の林道を走っていたら 前方に大きな鳥!
いそいでコンデジ取り出して 軽トラのフロントガラス越しにzoom
ヤマドリ①IMG_0203 (2) (640x480)
ヤ、ヤマドリ(山鳥) 凛として格好いい
それに きれい 尾が長い雄鳥
ヤマドリ②IMG_0204 (2) (640x427)
エンジン止めて そっと降りて 後ろ姿
草の実を しきりに啄ばんでます 
ヤマドリ③IMG_0205 (640x427)
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を 独りかも寝む
百人一首の柿本人麻呂の歌が浮かびました
素晴らしく立派な 尾羽根です
何かを察知したのか 横向きました
ヤマドリ④IMG_0206 (640x427)
次の瞬間 道を隔てた茂みから 灰褐色の一回り小さな飛翔体
・・・雌鳥が居たんだ!
相方が林内に隠れてしまうまで 彼は留まって そして去りました
ウーン かっこいい!!

このあたりは部分的に間伐が進んで 真っ暗だった人工林が
小さな草原と 初期の雑木林が始まった区域
そんなだからでしょうか なつかしい珍しい来客を ときおり迎えます
相生山にも 彼らが生息していた時代はあったのだろうか

   by  Oak.

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たっちゃんのこと

「相生山の四季を歩く会」は発足10年 
たっちゃんは年配者だけれど 未だ若い仲間の一人

昨年のお正月明け「新聞で見たので行きたい」と電話が入った
地下鉄からの道を案内したが 頑固に「車でしか行けない」と言う
そのくせ「天白区だの相生山だの行ったことがないから分からない」
さんざん道順教えても ??? 諦めかけていたが なんとかやって来た
それから2年 毎月休まない 「皆出席だ」と古い言葉で胸を張る 
たっちゃん②IMG_0130 (640x427) たっちゃん①IMG_0107 (640x427)
たっちゃんは いつも半分より前の方で静かに熱心に話を聞いている
参加者アンケートには毎回 ひとつかふたつ その日覚えたことを記録する
最近は「月に一度、自然の中で人に会えるのが楽しい」とか残すようになった

たっちゃんを名古屋市の「世界のAIOIYAMA説明会」に誘ったら 来てくれた
市役所での第一回意見交換会にも出席して一言
「相生山は今のままでいい。もし何か手を入れるというなら、道路も畑も全部引っぺがして、元の森に還すのがいい」
などと思いがけなく過激な発言をしたので びっくりした
でも 正当な論だと思う
先日の見学会も一緒に歩いた たっちゃん③20191110_134012 (360x640)
ヘルメットがやたらと似合うので褒めたら
「40年もかぶって働いていた」と笑っていた
朝からの定例会と短いお昼を挟んで5時間の相生山強行軍
「疲れた。いつもだったら、一杯やり始めてる時間だ」と帰っていった

たっちゃんの感想
「たくさんお金をかけて立派なものつくって、もったいない。自然を壊してもったいない。つくったものはもったいないけど、これ以上自然を壊さないために、ここで止めるのは仕方のないことだ」
たっちゃん④IMG_0165 (640x427)
たっちゃんは北の方の理系の学校を出て 
愛知の民間の大企業で働いていたらしい
奥さんを亡くして いまは一人暮らしと聞いた
酒が好きで 自然観察なんていうのは晩生らしく見える

たっちゃんのような人が 「相生山の四季を歩く会」のたからものだと思う
そして 一人ひとりと話せば 誰もが たっちゃんのように素晴らしい
たっちゃんはインターネットはやらない だから今日の記事はナイショです

   by  Oak.

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シキミ(樒)

10月末に載せたシキミの果実 こちら
シキミの果実IMG_0297 (640x480) (2)
11月の相生山の四季を歩く会のとき には 
こんなに シキミ種子IMG_0145 (640x427) (2) なってました
じっくり観察した 常連のT子さん
「シキミの果実 乾燥して 中に一個だけ種子が残ってました。
ぷっくり艶々として育ちそうな種でした。他のはもう落ちたのでしょうね。
芽吹いてくれるでしょうか。次の春に会うときが楽しみ」

シキミ種子IMG_0144 (640x427)
この日は 相生山の秋の果実訪問でもありました
いろいろ試食して 最後の最後に『猛毒シキミ』
 
「これは絶対口にしてはダメ! 全草有毒とされています。
中華料理の調味料 八角(はっかく)と 非常に似てますが、
葉をちぎるとミカンに似た匂いがするけど、食べちゃダメ!!
縁起木で“億両”と言われたりしているミヤマシキミ(深山樒)と
名前は似てますが、まるっきり別種別物。要注意です」


実は 私たちの会の記録では シキミ登録は未だ日が浅いのです
シキミの花IMG_3215 (640x480) (3)
この花を たまたま参加者が見つけてくれたのが 今年3月の例会時
他の山地帯では よく見かける種ですが
相生山では この一株にしか 今のところ出会っておりません

   by  アイ

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モンゴリナラのいる景色

これって もしかすると モンゴリナラ? こちら の続編です
黄葉樹林20191113_124354 (640x360) 黄葉樹林枝20191113_124311 (640x360)
ヒノキ人工林区域を上ると自然林の雑木林 ただいま「黄葉樹林帯」
そのなかに
モンゴリナラ20191113_124354 (2) (640x480)
モンゴリナラ(蒙古楢)
周りはブナ科樹木 ブナ科樹木20191113_124729 (2) (427x640)
コナラ(小楢) クリ(栗) アベマキ(棈) に囲まれて

「モンゴリナラで良いと思いますが、最終的にはドングリが見たいですねー! 
岐阜県植物誌には七宗町の分布は記録されていません」
鑑定人は こちら 
先月下旬のことです さっそく電話を入れました
間伐中②IMG_0011 (427x640) 間伐中IMG_0009 (640x427)
「モンゴリナラは 日当たりがあればあるほどいいです」
斜面は南向き 樹高20mに伸びた放置ヒノキ林が樹冠をさえぎり
まるで 密生した竹藪のタケのように 光を求めて喘ぐ細い幹
どんぐりの痕跡ないのは 日照不足で開花・結実しないから?
ヒノキ自体も急斜面でヒョロヒョロ 皆伐方針ですすめています 
間伐中③IMG_0012 (640x427) 間伐中④20191113_130039 (360x640)
人工林との境界  空が開いて 樹林の姿も見えてきます
日照IMG_0013 (640x427)
モンゴリナラの黄葉~褐葉
古木の痛んだ株の周辺に 幼い展開
実生IMG_0232 (640x427)
まだ 生育生存の希望はありそうです

山奥の集落を見下ろして 元気に次の世代を残すといいな
斜面下20191113_124715 (360x640) 株立ちモンゴリ20191113_124549 (360x640)
「ナイショにしておかなくてもいいですか?」
「大丈夫!大いに宣伝してください」
「希少種と言っても、誰も持って行きようがないですもんね」

というわけで 大発見!モンゴリナラやあ!!

   by  Oak.

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日曜日の随想

世界の「AIOIYAMA」プロジェクトにそった 名古屋市の現地説明会 
日曜日の午後を歩いた 森の妖精の一人からの随想を紹介します
 シェルタ歩道20191110_135040 (640x360)
 現地での意見交換会が提案されてきたのは、頭の中で「自然」とか「環境」とかを考えるのではなく、実際に体感することから始めたいという意図が強く働いていたと思う。
 また、「素案」の現実性を確認することも必要だったのかもしれない。


 名古屋市の「説明」は、これまでの「道路見学会」のノウハウを使った「過去」のふり返りが大部分を占めていたと感じた。それでも、現物の前で「これを活用したい」と強調せず、「過去」と言い切ったのは前進面と思った。
 森の中IMG_0173 (640x427)
 稲田口付近から「ふれあいの丘」への高低差、コースの急角度は改めて非現実的「園路」を実感した。

 市長の言葉に忠実に
「建設済み部分を活用」「下山畑から久方をつなぐ」「園路が道路ととられないように」を実現しようとすれば、「ふれあいの丘」を設定して既定の「道路予定地」を外す、苦肉の「素案」を登場させるしかなかったのだろう。
 高度差IMG_0179 (640x427)
 けれども、そんなことをすれば、最も基本の「自然を大事に」が欠けてしまう。自然環境調査を実施して「影響の少ない」所を探してみてもムダな努力だ。なぜならこの未着工部分のエリアは相生山緑地のコア部分。どこをどうしても「環境に配慮した道路」以上な「自然を大事にした公園」など出来っこない。調査データを改ざんする以外には。

 そんなことを改めて考えさせられた1日だった。
 それでも、当初の提案の趣旨に沿った「相生山の自然を体感する」ことは多少なりとも実現できたのではないか。
 第2橋台IMG_0187 (640x427)
 天候にも恵まれた秋の樹林のひととき。
 緊張して主催する名古屋市の職員も含めて、参加者の誰もがやわらかで楽しそうな雰囲気に次第になっていったのは、それこそ自然の力、と言ったら言い過ぎだろうか。

 横断幕IMG_0193 (640x427)
 さて、こんな中で唯一「道路完成」の幕を張り、顔をこわばらせていた人びとは、何を思って家路についたのだろう。

なにやらニコリと嬉しげな 書き手の表情が浮かんで来そうです
相生山の未来を みんながワイワイ楽しく語り合えるといいですね

    by  アイ

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相生山の秋は 楽しいこといっぱい!!

相生山緑地の山根口 
みんながしゃがんでいるのは 向こうの紅葉したサクラ越しに
山根口IMG_0103 (640x427)
雪のついた御嶽山が望めるから 

アオハダ(青肌)の樹林 
アオハダ黄葉IMG_0120 (640x427)
これ以上ない 朝の青空から
キラキラ 黄葉の光

「タカ!」 すばらしく大きい 下面が白く輝いて
「ミサゴの雌」 と断定の声 
ミサゴIMG_0132 (2) (640x427)
頭上の雄姿に見とれていて シャターチャンス逃しました
もう 天白川の上を過ぎてしまった 
さらに南方向から一羽  鷹の秋です

いろいろ木の実を食べてみました
シャシャンボ(小小坊) ムクノキ(椋木) ・・・・
最後のナツハゼ(夏櫨)
木の実IMG_0142 (640x427)
あやちゃん「すっぱい」  あっくん「おいしい」
ではでは と大人たちも

午後からは 「意見交換のための現地案内会」
現地説明会IMG_0172 (640x427)
・「道路廃止は決まっているのに、過去の工事の経緯なんて話を今さら聞かされても」と思ったけれど、そうでもなくて、より具体的に現地を見ながら説明されて、(もやもやした部分もあるので)よりクリアーに、この問題を考えられることができるような気がしてきた。(B)
稲田口IMG_0183 (640x427)
・お天気も良く、久しぶりの森の中は心地好くて、市の役人さんの本音みたいのもチラッと見えて、大事な問題をいろいろ考えなければならないのだけれど、なにか楽しくなりました。(y)

朝から午前中の参加者29人 午後からの参加者5人
通しての参加者15人 お疲れさまでした

名古屋市の職員さんも 「道路つくれ」って幕吊るした人も 
みなさん お疲れさまでした

   by アイ+R.62

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
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