岐阜の山奥のフィールド 山仕事現場からの報告です

急斜面を皆伐・強度間伐して上がりきった所は 小範囲の雑木林
クリ・アベマキ・アカマツ・アラアシ・コシアブラに交ざって・・・・

これって モンゴリナラ!じゃないですか?
相生山でも似た子が見つかって 交雑種“モンゴリ+コナラ”説がありました

葉柄は極めて短く 葉は紙質 表面も裏も毛ナシ
樹皮のようす 別の子はまるでアメショー柄みたいです
決め手となる果実は 探したけれど見つかりません 5~6本もあるのに
周りを囲むヒノキ林に 日照をさえぎられてきたからでしょうか

この山は かつてはアカマツ林で「マツタケ山」だったそうです
斜面下部にヒノキの植栽 上部は「松枯れ」を経てクリ優先で遷移中
モンゴリナラの生育根拠地の東濃地方からは 少し離れていますが
東海丘陵要素の希少種とか 大陸との隔離生存種とか 氷河期の生き残りとか
とにかく ロマン広がる大発見!! になるかどうか??

鑑定人に登場いただくことにしました 葉を採取して送ります
モンゴリナラは 近年「フモト(麓)ミズナラ」の名称がつけられ
学者さんの間では コナラやミズナラの亜種扱いですが
地元の私たちとしては 頑固に『モンゴリナラ』でいきたいと思っているのです
by Oak.

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