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樹木を虐めて整備する「公園」を望まない

「森の整備のため」に また切り払われた 相生山の樹林地
奥の方まで陽が射し込んで 様子がすっかり変わっていました 
伐採地19_2 P2263575 (640x480)
以前 関係者に聞いたことがあります その返事
「相生山緑地全体は広いんだから、少々のことは良いじゃないですか」
――そうやって この3年くらいのうちに伐採地が拡大してきました
相生山の全体の印象が 変わるほどに
「伐っても数年すれば、また繁ってくるから心配しなくても」
――ならば わざわざ伐る必要ないのでは?
自分たちの一時的快感のため?「自然のため」と言いながら 
伐採地19_2②P2263576 (640x480)
ヒサカキ(姫榊)やアラカシ(粗樫)などの常緑幼木が 以前は対象でした
最近は コナラ(小楢)・アベマキ(棈)など相生山の代表種や
ハギ(萩)・ガマズミ(莢蒾)・シャシャンボ(小小坊)など 手あたり次第
幼木だけでなく 10年以上も生育してきた樹木も伐採してます
園路脇に盛大に積み上げられた 最近まで生きていた幹・枝・葉
枝葉③P2263582 (640x480) 枝葉①P2263578 (640x480) 枝葉②P2263579 (640x480)
「森には持ち込まない、森から持ち出さないを守ってます」
――植栽木も目立ってきましたけど・・・ こちら
運び出す手間を省くための言い訳にも聞こえます

この活動に関わっている人が 個別にやるのか 別の人が真似るのか 
大規模伐採の後には 触発されるかの如く 緑地の園路のあちこちで
モチノキ(黐の木)やソヨゴ(冬青)の小枝が散らばっていることも多いです

「アカマツ林再生」を掲げるこの区域 こちら 先週には
マツやウスノキ(臼の木)まで 伐ってスッキリできれば何でもいい?!
伐採地19_2③P2263580 (640x480)
「自然と共生」 
世界に「AIOIYAMA」と誇れる「自然を大事にする」公園
その理念 コンセプトに語られている「自然」とは何?

相生山緑地整備の「基本構想」に 自然の側からの問い返しや
相生山近辺の 相生山に親しんできた 多数の市民の意思が尊重されなければ
「学者さん」と「お役人」の 言葉だけの やっつけ仕事になってしまいそうで
すすめられている「意見交換会」の 深い中味を問うていきたいと思います

   by  Oak.

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ウメとコナラ

白梅とシンボルコナラP2263598 (640x480) 
梅香る 花の向こうは シンボルコナラ
ウメとシンボルコナラP2263597 (640x427)
コナラ(小楢)の枝には鱗芽びっしり ことしも元気そう 
シンボルコナラ枝P2263599 (640x480) シンボルコナラzoomP2263599 (4) (640x480)
今朝の中日新聞/県内版 中日2_27編集スキャン_20190227 (717x789)
少し早いですが 3月の「相生山の四季を歩く会」の案内が紹介されました
~芽吹きの音が聞こえます 花のにおいが流れます ことしの春を迎えよう~ 
並木P2263573 (640x480)
満開の梅畑 背景に 今は冬芽のアベマキ(棈)とエドヒガン(江戸彼岸)
10日経ったら 新芽とサクラの季節が始まっていることでしょう

     by  アイ

      

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農業による犠牲林が「里山」

相生山緑地を 名古屋都心部を背に 西方面から望みました
西から②PC302816 (2) (640x385) 西から①PC302814 (2) (640x387)
樹林地の際まで 住宅地になってしまいましたが
下山畑(しもやまはた)付近には 果樹や野菜の畑が残っています
下山畑P2263586 (640x360)
山麓から 菅田(すげた)集落 遠くに都心の北東部が広がります
菅田集落P2263593 (640x480)
小さく残っている「貴重な」田んぼ 半反(≒50㎡)にも満たない
田んぼ—双子池P2263589 (640x480)
表題は「里山」という概念を現代的に提起した 
森林生態学の四手井(しでい)綱英先生(1911~2009)の著書から
「わが国で広く行われてきた農業では、里山からカリ肥料を採るとともに、近くの町から人糞尿を集めて窒素肥料とすることによって、農地の肥沃度を維持しながら、固定した土地で連作稲作や蔬菜栽培を続けてきた。その結果できた農業による犠牲林が『里山』だったのだ。」 (「グリーン・パワー」2004.8)
農地が広がっていたころの相生山 航空写真はこちら
化学肥料と化石燃料の普及で 山林からの収奪が激減し
利用価値の無くなった山地は 住宅地などに「開発」されました 
その頃の画像 こちら

遺った山林ともいえる 相生山緑地の樹林地の現在
樹林地IMG_2656 (640x427)
人によって抑制されてきた 植生遷移が進んだ段階です
ところが いままた「里山の景観」を復活させるため
名古屋市は市民団体をつかって 「森づくり」に熱心です
森づくり19_2 P2263581 (640x480)
菅田地区の上に位置する尾根 「手入れされた公園」化が急速に進みます

人間からは「利用」「活用」 そして「当たり前」のことが
自然の側から見れば 「収奪」「犠牲」
本来の自然が復活してきた 相生山などの都市近郊の山林と 
どう付き合うのがいいのか もっと真剣に考えないと 
「世界のAIOIYAMA」にはならないと思います

    by  Oak.

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待ちわびて春・・・その後の冬芽たち(2)

昨日の続きです
こちら も読んでいただけると より楽しめるかも・・・・です
コバガマIMG_2940 (640x480)
春めいた空に 芽鱗の赤が滲みます 
コバノガマズミ(小葉莢蒾) この子も季節の変わり目に敏感です
ヤマコウバシIMG_2931 (640x480)
ヤマコウバシ(山香ばし)葉+花の混芽でしょうか
堂々のふくらみ 先端から緑
こちらも 緑濃くなってきました 維管束痕も大きな タカノツメ(鷹の爪)
タカノツメIMG_2968 (640x480)
青空に向かって 叫んでいそうな
アオギリ(青桐) アオギリIMG_2829 (2)
モコモコのコートの下に芽を隠してるのですが 見つけたことは無いのです
ザイフリボクIMG_2966 (640x480)
ザイフリボク(采振木) 
「気品ある」と表現したのは 「相生山の四季を歩く会」の女性たち
葉を覆うかの絹毛 こんなふうに見えるのは そろそろ最後
サカキ(榊)暖地性の常緑樹 
サカキIMG_2759 (640x480)
いのちの勢いを 冬芽に溜めて 曲がって 弾けそう

Spring has come!
春が 来ました
相生山の樹木たち

    by  Oak.

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待ちわびて春・・・その後の冬芽たち(1)

「相生山の四季を歩く会*2月」から10日 冬芽たちを再訪
今回の記事はホームページ こちらと併せて お読みください
クスノキIMG_2907 (640x427)
常緑樹を代表して 赤が美しいクスノキ(樟)
シックな色合いの裸芽 イソノキ(磯の木)は葉痕も可愛い 
イソノキIMG_2948 (640x480)
裸芽と言えば 代表はムラサキシキブ(紫式部)
裸芽IMG_2904 (427x640) ムラサキシキブIMG_2905 (640x427)
葉脈が しっかり分かります
「乾燥と寒さによく頑張ったね」小さな冬芽たちに声かけたくなる
リョウブIMG_2824 (640x427)
芽鱗の「陣笠」 今期は早々と外す子が多かった リョウブ(令法)
どこにも のんびり屋さんは健在で 

隠して守る ニセアカシヤ=別名:ハリエンジュ(針槐)の隠芽(いんが)
陰芽IMG_2979 (640x427) ニセアカシヤIMG_2981 (640x480)
どんなふうな芽吹きだろう 今年は見つけるぞ!その時

やっと捉えられました複芽のエゴノキ 毛皮の芽鱗
エゴノキIMG_2909 (640x480)
予備芽の小さな副芽(ふくが) したたかな戦略

膨らんだ子 伸びた子
春は張る 根も芽も 思いっきり

   明日に続きます
   by  Oak

  

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花曇り

相生山緑地の梅 ほぼ満開になりました
畑付近くにとどまらず 山全域に香りが漂っています 
満開IMG_3027 (640x427)
品種によって木によって 開花時期は異なるのですが
この子も 後ろの白い花の子も 満開華やかです
晴天ではないけれど温かく 散歩の人が愉しんでいました
シンボルコナラ付近IMG_3034 (640x360)
白加賀 去年 農家のオジサンから実をわけてもらった品種です
隣りは 枝も萼片も緑で白い花との対比が より清らな印象の子
畑に人がいるときに 今度はこの品種の名を教えてもらおう
白加賀IMG_3029 (640x480) 緑枝IMG_3023 (640x427)
梅の花 それぞれに色だけでなく 匂いも違います
紅いほど甘い匂い 白い花のは香りが立ち
前の白と緑の子は 薫りと表したい気高さを感じます
そんなことを発見! しました
花曇りIMG_3022 (640x427)
「花曇り」は サクラの季節のことばだったでしょうか
きょうは ウメの花曇り
枝垂れIMG_3032_1 (640x427) エドヒガンIMG_3026 (640x427)
サクラの相生山一番の子
枝垂れのエドヒガン(江戸彼岸) 花芽が蕾を帯びていました

   by  アイ

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美芽ウスノキ

ことしは早い春 赤い珊瑚のような枝は
ウスノキ(臼の木)
ウスノキ①IMG_2921 (640x427)
雨と暖に 芽鱗脱ぎ始め
ウスノキ芽①IMG_2923 (640x480)
ツツジ科 日照を好むので
相生山では主に3か所の 低木の多い尾根に生育します
ウスノキ②IMG_2929 (640x427)
競争相手の無いところでは 横に広がって
赤い冬芽は 細かいけれど注目を集めます
ウスノキ芽②IMG_2924 (640x427)
相生山を歩く仲間たちは ウスノキの冬から春の姿が大好き
「ウスノキ見に行こうよ」「ウスノキどうなってるかなあ」
「人気投票」では いつも上位 こちら
ウスノキ芽③IMG_2947 (640x480)
産毛のような短毛が可愛い一年枝は 
陽が強くなってくると 緑色が薄れていきます
臼の木?そぐわなさそうな名前の由来は こちら

春の雑木林 花にはまだ早い この時期は
ウスノキの冬芽が その美しさを誇ります

  by  Oak.

      

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春雨だから

春雨②IMG_2985 (640x427)
梅畑に春の雨 しめやかに
梅とメジロIMG_2984 (2) (640x427)
咲きかけの花に メジロ(目白)が群がって
ニギヤカに啼き交わしながら 高く低く 
枝から枝へ 通過していきました
春雨①IMG_2983 (640x427)
竹藪に シンボルコナラに 
幾日か振りの 水の精が降りました

シジュウカラ(四十雀)が一羽 地表に現れ たちまち樹上へ
すぐの向こうに コゲラ(小啄木鳥)らしい声 
暖かい雨が 相生山の生きものたちに潤いを運びます
雫IMG_2987 (2) (640x427)
イボタノキ(水蝋樹) 冬越しの葉の小枝に 
春の水滴が 点りました

今日は傘をすぼめて あたりに敏く
春雨だから ウキウキ 濡れて行きました 

    by  アイ

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雨水(うすい)

冬の気 ゆるみ
空の明かるい日が 多くなってきました
冬芽たちにも 小さな変化が起こります 
ウスノキIMG_2925 (640x480)
ウスノキ(臼の木) 頂芽の先 ほんの少しだけの隙間
「相生山の四季を歩く会」で人気一番の子
タカノツメIMG_2975 (640x427)
タカノツメ(鷹の爪) 灰褐色が後退して緑帯びる
イソノキ(磯の木) イソノキIMG_2942 (480x640)
小さな葉痕の上端から 産毛の幼い芽 
ザイフリボクIMG_2965 (640x427)
ザイフリボク(采振木) 芽鱗の中 覗く

暦に忠実な ことしの相生山
雨水の日に 雨が降ります
西高東低から 移動性低気圧と温暖前線へ 
水とともに 春が来ます

     by  アイ

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「里山林健全化整備」ってどうゆうこと?

相生山緑地の菅田(すげた)口から入った所に 看板が立ちました
菅田口IMG_2955 (640x427)
この辺りはアベマキ林のなかを園路の階段が付けられていて
最近 大規模な伐採を 名古屋市が行ったようです
伐採地③IMG_2958 (640x427) 伐採地②IMG_2960 (640x427)
都心まで眺望できるほど開かれた樹林  斜面の下までスカスカで風が通ります

散策する市民から 苦情も出ていました こちら
「相生山の四季を歩く会」でもみんなで見に来ました こちら
そんなことが伝わったからでしょうか 既定の工程だったのでしょうか
園路わきの大きな切り株の近くに 立派な看板が立ちました
アベマキ切り株IMG_2956 (640x427) 看板設置IMG_2957 (640x427) 
記載表示
看板表示IMG_2954 (640x427)
私たちの税金で! 「里山健全化整備事業」??
事実は「枯れ木」ではなく 少しの風倒木と大多数は「健全な」高木でしたよ
みんなに よく分かるように説明してもらう必要があります

長い間 菅田地区の人びとは 相生山の尾根の平坦地を農地とし
戦後しばらくまで 裏山である相生山から燃料などを得ていました
マツと背丈以下の低木で 「はげ山」といっていいほどだったと聞いています
「燃料革命」と土地利用の変遷の結果 相生山の植生遷移はすすみました
言ってみれば 人の関わりと自然現象が 「里山」を必然的に変化させたのです
「地久温暖化」は 今後ますます森林の景観を変えていくでしょう
自然の移り変わりを 人為的に抑制して それが『健全化』?!
伐採地①IMG_2963 (640x427)
伐開された元アベマキ林の林床には アラカシ(粗樫)など照葉樹の幼木
「里山風」森づくりが好きな人びとのような 「明るい雑木林」ではなく
「暗い」常緑の森への遷移が いっそう進むのではないかと推測します

そうなったら また税金を使って 育った樹木を伐るのでしょうか
「森の健全化」のためと大義名分つけて

   by  Oak.

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梅畑に遊ぶ

相生山緑地の北部 菅田の生産緑地は梅畑
梅畑IMG_2917 (640x427)
まだ冷たい風が 斜面にそって吹きおろし
谷底に 春一番の香りが流れ込みます 
導かれて坂を上り シンボルコナラお隣の 早い梅
シンボルコナラ梅IMG_2914 (640x427)
農道から踏み出さないように 注意しながら眺めると
白IMG_2916 (640x427) 桃IMG_2911 (640x427) 
白 ピンク 紅 
赤い枝 緑の枝 
紅IMG_2902 (640x427) 白玉IMG_2913 (640x427)
咲き誇る木 蕾の固い木
広がる梅畑のなかに 個性いろいろ
きっと それぞれ品種名も違うのでしょう
午後梅畑IMG_2977 (640x427)
そんなことを思いながら 
色と香に ひと時をすごしました
いつの間にか 日が傾いて  
夕梅IMG_2976 (640x427)
春 独り占め 夕の梅

    by  アイ

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春が来る前に

ことし初めてのスミレの花 タチツボスミレ(立壷菫)
都会の相生山ではありません 美濃奥山の石垣に見つけました
タチツボスミレ②IMG_2898 (640x480)
植栽してから40年以上 放置されたままの人工林
beforeIMG_1360 (640x427) beforeIMG_2418 (640x431)
秋の始めのようす   冬になって林縁の落葉樹が葉を落としても ヒノキの壁
見学IMG_2866 (640x427) 伐採IMG_2870 (640x427)
人家に近い高木の山林は プロの樵さんたちの出番です
林内への入り口を開け 順に切り倒し 幹・枝を除けて 下へ運び出す
伐倒IMG_2871 (640x427)
休憩中に 小鳥がやって来ました モズ(百舌鳥)?
モズ?IMG_2892 (2) (640x480)
伐採前に見かけた子です 山のようすが劇変して面くらっているかしら
次の朝には この子以外に ジョウビタキ・シジュウカラも集まってきました
真っ暗だった山が明るくなるのは 彼らも歓迎してくれたようです
after11_16IMG_2893 (2) (640x372)
斜面下区域の伐採が終わりました 出材・片付けなど
私たちから自然への 「お還し」作業は しばらくかかりそうです
タチツボスミレ①IMG_2897 (640x480)
緊張と力仕事のあとで スミレを見つけました

人がとるべき責任を果したら あとは 
お日さまと水と風の力や 野鳥や昆虫や植物や・・・にお任せです
来年になったら数年経ったら 少しずつ雑木林が育つことでしょう

    by R.63

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なぜ相生山を変えようとするの?

「相生山の四季を歩く会」の参加感想アンケート
最近寄せられた メールや葉書
名古屋市の相生山緑地基本計画「素案」 こちら をめぐる思いがあふれます
ツツジの園IMG_2821 (640x427)
・相生山のパッチワークのようなビジョンを見て、ガックリ。名古屋市の全体の公園で役割分担をするのがベスト。その時、相生山は現状の良さを残すこと。 (緑区/T)
・今の相生山がいいと、みんな思っているのに。名古屋市の出してきた案、自然を壊す「公園」には絶対しないでください。 (天白区・地元/K)
小楢の谷IMG_2651 (640x427)
・なぜ、あんな公園にしようとするの。河村さんが言ったから?私たちの言ってきたことは無視? (緑区/S)
・最近、相生山で景色が一変するほどの樹木伐採が目立っている。もう見たくない、行くのを止めようかと思うほど。平気で伐っている人、認めている名古屋市の感覚を疑う。 (南区/C)
ツツジの園IMG_2822 (640x427) 橋梁端①IMG_2646 (640x449)
・道路工事中止になってもうけそこなった業者のために、新しく公園をつくらせるのだろうと思います。 (天白区/I) 
・市の資料、「道路廃止及び緑地の基本計画」を読んで、私達の自然への思いとのギャップを感じました。檜・杉を植林した山の中を歩いて「自然は良いですね!心なごみます!」と言った知人の顔を思い出します。人がつくったものと自然がつくり出したもの。庄内緑地と相生山の良い所を考え、双方が市民に大切なオアシスと考えて欲しいと思います。 (市外/G)
橋脚付近IMG_2643 (640x427) 菅田西口IMG_2493 (640x427)
市長を長とする「相生山の検討会議」が開かれたようです こちら
これほど強い 市民の願いは届くのか
相変わらず 市長の考想だけが優先されるのか 注目です!

     by  アイ

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連覇ならず。ことしのNo.1は?

「相生山の四季を歩く会」では昨年から
私のお気に入り―冬芽・葉痕コンテストを始めました
冬芽観察中IMG_2802 (640x427)
ことしも熱心に 一人ひとりが審査員
2018年の結果は こちら
ことしは投票用紙を変えました
冬芽投票用紙-001
ひとり5種選べます 合計5ポイント 自在に配分可能
各自の好みがより反映するように 遊び心 思いの拡散

結果は・・・
第一位 ウスノキ(臼の木)ウスノキIMG_2769 (480x640)
20.5ポイント 13人から集めました
第二位 ネジキIMG_2658 (2) (640x476)
ネジキ(捻木) 13ポイント 10人
そして 第三位に ザイフリボクIMG_2700 (640x427)
ザイフリボク(采振木) 6人から10ポイント
昨年トップの彼女は 暖冬で自慢の「襟巻」が開いたのが影響したと思われます

四位以下は・・・
推薦の熱いひと言・感想など いっぱい書いてくれました
そのたくさんのメッセージ ただいま整理中!
ホームページ こちらで発表します

「相生山の四季を歩く会」 新たな展開を感じています
この間の名古屋市との意見交換会でも そうでした こちら
12/16説明会には 30人を超える仲間が参加しました
事務局IMG_2788 (2) (640x427)
案内・説明を聞く参加から 楽しみながら考え行動する個人の集まりに
ひとりひとりが 「相生山の四季を歩く会」をつくろうとしています
事務局も学びつづけなければ みんなに置いて行かれそう

    by  アイ

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アベマキの涙

日曜日の「相生山の四季を歩く会」のとき
このblog記事にもあった こちら 菅田口の上のアベマキ林に行きました
アベマキ林①IMG_2807 (640x427)
「森が泣いてるよう」
「最近、名古屋市はあっちこっちの公園で木伐ってるみたい」
「友だちが大高緑地や新海(にいのみ)池でも伐られてるって言ってたよ」
「公共事業として業者にお金を落とさんといかんのかしら」
「考えたくないけど、裏ではそんなことがあるのかもね・・・」
アベマキ林②IMG_2810 (640x427)
メールが届きました
・学生さんたちと陸貝調査したとき、なんで日当たりの良いところにアオキがあるの?どうしてここにマンリョウ?カクレミノの幼木が・・・?と思いました。木を伐って日当たりを良くしたのだ!これをやめて欲しいです。頭上に落ちてきそうな危険な木を伐って下さるのはありがたいと思いますが、森に日光を入れるための伐採はいかがなものかと思います。自然の植生を操ったり、乾燥を呼び込んで森を虐めたり。これってミニ道路工事?だと思うのです。「○○の園」や「××の園」を作りたい人たちに伐採を許可するのも、道路工事同然と、私は怒りを感じます。 (雲)
年輪IMG_2809 (640x427)
常連のミキちゃんに年輪数えてもらいました
「60だったよ」「60歳だったんだね」

・伐られた木の株、根から吸い上げた水が行き場所を無くし、切り口に涙のように溜まっていました。 (k.t)

今回のメインテーマは「冬芽」でしたが
相生山の木々を自在に伐っている 名古屋市政をとがめるのは
私たちの もっと大きなテーマであるのかもしれません

    by  R.63

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相生山の自然の中で

シンボルコナラ広場IMG_2789 (640x360)
相生山の四季を歩く会*2月の定例会 
冷たい風のなかに 梅の香がありました
テーマは ~森で見つけよう さきがけの春~ 
リョウブIMG_2776 (640x427)
陣笠みたいな芽鱗を脱ごうとしていた リョウブ(令法)
中日朝刊 内山節スキャン_20190210 (3) (461x800)
以下抜粋「伝統的な思想では、日本の人たちは、社会は自然と人間の力でつくられていると考えてきた。(中略)日本では自然もまた社会を創造したメンバーとしてとらえられてきた。だから日本では、自然はどのような社会を求めているのかという視点を、人間たちは持たなければいけなかったのである。」(中略)「・・・自然は何よりも無事を求めているという気がしてくる。これまでと同じように無事に春を迎え、春が過ぎれば無事な夏がやってくる。自然にとっては、それが何よりなのである。無事が維持されれば、森のなかでは、花が咲き、秋には実が落ちて、虫や鳥、動物たちが暮らす自然の世界が守られていくだろう。」(以下省略)
説明IMG_2782 (640x427)
この記事を紹介し
ことしの成長の始まりの冬芽を 乾燥から守る植物の戦略
相生山の自然を大事にすることは 森全体を乾燥させないこと
そんな話もしながら
冬芽や葉痕を40数種 訪ねて2時間余りを歩きました

   詳細はホームページ更新まで数日お待ちください
   by  Oak.

 

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赤いカナメモチ 緑のタカノツメ

立春 旧正月 春節
そんな季語にぴったりな ほんのり紅を見つけました
カナメモチ①IMG_2761 (640x426) カナメモチ②IMG_2762 (640x480)
カナメモチ(要黐)バラ科・常緑 ついこの間まで赤い果実の目立った子です

日曜日10日は 相生山の四季を歩く会
テーマは ~森で見つけよう さきがけの春~
この時期は 冬芽の観察がメインになります


冬芽と言えば がっちり芽鱗で冬の乾燥から身を守る
相生山の代表 コナラ(小楢) 同じくブナ科の アベマキ(棈)
コナラIMG_2610 (640x480) アベマキIMG_2772 (640x480)
バラ科の正統派はズミ(酢実)   個性派葉痕を持つセンダン(栴檀)
ズミIMG_2765 (640x480) センダンIMG_2725 (640x402) 
かわいい!不気味? アオギリ(青桐) クズ(葛) 
アオギリIMG_2731 (640x427) クズIMG_2778 (640x480)

春は青 落葉樹に復活を想わせる緑色
タカノツメ(鷹の爪) 名は体を表す・・・猛禽の爪のような逞しさ
タカノツメ①IMG_2751 (640x480) タカノツメ②IMG_2739 (640x480)
今年もやります「私の好きな冬芽」人気コンテスト
ワンツー予想は ザイフリボク(采振木) ウスノキ(臼の木)
ザイフリボクIMG_2757 (640x427) ウスノキIMG_2768 (640x480)
相生山緑地の冬芽たち 表情さまざまに待ってます 育ってます
ウルシ類は こちら 先月のようすは こちら

そして 生産緑地の梅畑
白梅IMG_2742 (640x480) 紅梅IMG_2781 (640x427)
寒気の中に 凛とした香りが流れます

相生山の四季を歩く会 詳細は こちら
できれば 小さくてもルーペ(虫めがね)と一緒にお越しください
春を探して歩きます

     by Oak.  

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あらためて「意見交換会」後日談

相生山の意見交換会 こちら 参加のみなさんの「あらためて」の感想です
  市役所IMG_2209 (2) (640x385)
・みなさん時間ギリギリまで活発に意見を出されて良かったです。私たちの意見が反映されることを切に願います。
・いい機会に感謝。女性の方たちがすごく勉強されているのに感心、刺激を受けました。
・初めて会えた方の話や、いつも会う人のはっきりした意見をきちんと聞けて良かったです。
 意見交換会②bIMG_2675 (3) (640x427) 意見交換会②aIMG_2675 (2) (640x427)
・意見交換というのなら、名古屋市の人の考えも聞きたかった。一方通行に終わった感じ。
・あれだけ批判したのに、「ふれあいの丘」のビジョンが語られることは無かった。やっぱり「道」をつなぐための「方便」じゃないのかな。
・「素案」を「市民意見を受けて」少し直して、そのまま通すつもりなのか。
名古屋市の姿勢を根本から問うているのに答えが無い。これでは意見交換の意味がない。

  資料スキャン_20181216 (4) (640x465)
・なぜ、あそこまでつくった道路を止めたの、環境保全のためでしょう。それなのに公園として整備するというのはオカシイ。
地元では誰ひとり、そんなことを望んでないのに。

・市長さんの意向に逆らえないのが、お役人の辛いところなのでしょうか。でも税金を払っている市民のことはどうなの? 
・相生山緑地の住民や畑をやっている人に、この案で説得して用地買収できると思っているのでしょうか。
  ふれあいの丘望むIMG_2638 (640x427)
・「森づくり」といって相生山をスカスカにしている人たち、それを認めている有識者と同じテーブルで話をしてみたいです。
・私たちは自分たちの意見をただ聞いてもらいたいがために出向いたのではないです。名古屋市が市民のために責任もってきちんとやって欲しいから行ったのに、市の人からは熱心さを感じなかった。自分たちのやってることを説明して、説得しようとする気が見えない。二言目には「市長が・・・」で逃げてる、と思いました。
・「基本計画のたたき台」という資料、熱意をもって作られた感が得られませんでした。 
  シンボルコナラ冬姿IMG_2669 (640x427)
・第一回目だというので遠慮しましたが、名古屋市は4年もかけて検討し半年かけて「説明会」を準備したのだから、もっとかみ合う論議が出来たはず。
・次の相生山の検討会議で、私たちの意見は市長に報告されるのだろうか。そうでなければ進んでいかない。
・あの場におった市の人たちの感想も聞きたいわ。今度聞いてきてよ。
・ようすが分かったから、今度は作戦考えていかなあかんね。今回は行けなかった人も、次は一緒に。

相生山の道路は、時代の流れと市民の声によって計画廃止が表明されました。「要らないものは要らない」という正当な主張を、粘り強く続けていくことが、ますます求められていると考えています。相生山緑地の課題を通じて「自然を大事にする」名古屋市政に転換できるまで。
私たちは、行政のなかで関わっているみなさんへも、応援する力を惜しまないつもりです。

      by  アイ+Oak.

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2年あとのお愉しみ

岐阜の山で キノコの菌打ちをしました
台風で倒れてしまった こちら 成木のサクラやクリたち
「9月に倒れた木に打ちたい」と 東濃の菌屋のお母さんに聞いたら
「木の中の水が止まってしまう秋終わり頃のでないと乾いてまって難しい」
「とにかく早よ打って スグに打って」
ダメかもしれんけど 山のいのちを大切にしたいので
菌打ち①IMG_2714 (640x423) ドリルで穴開け
充電器フル稼働です
菌打ち②IMG_2715 (640x427) コマ菌打ち込む
この時「出ろ出ろ出ろ」と唱えないといけない!
菌打ち③IMG_2718 (640x435) 軽トラ2杯目
以前 たまたま自然生えのヒラタケが発生 美味だったので
今回は ナメコとヒラタケも打ちました 昨秋のようす こちら

山に運んで そのあと都合よく雨になりました
どこに伏せたかは・・・・ナイショ  
静かで 気が良くて 湿気に恵まれた 秘密の場所
菌たちが ひっそりと活発に 木の有機物を分解して花咲かせてくれます

明日は 山の講
山の神さまが 立春過ぎたので 里へ下りてきて
田んぼの神さまになって 秋までは 里の暮らしを見守ります
神さまの通り道を邪魔しないように 山に関わるいっさいの仕事は お休み
お酒を捧げて 2年後の恵みも お願いすることにいたします

      by  Oak.

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「みんな怒っとるよ!」

相生山/菅田口から上がってくる 大きな木の茂る坂道で 
いつもウオーキング中の姐さまたちと ばったり会いました
樹林IMG_2654 (640x427)
「あら お久しぶり」
「この冬は暖かで良かったねえ」
「ホンだけど今年は鳥がおらせん」
「今年だけやないヨ。ここ2~3年えらい減ってマッタ」
「あっちこっちで木伐ってるでかなあ」
「そうだわさ。鳥にすりゃ食べるもん無い、隠れるとこ無い」
伐採地IMG_2665 (640x427)
「みんなエライ怒っとるよ!ここ歩いとる人らはみんな、あんまりにもやりすぎだって」
「梅畑から工事やっとったとこへ下がって行くとこなんかひどいもんや。スカスカにしてまって」 参考記事こちら
「あれやってる△△さんにも言ったことあるけど、ラチあかん」
「この前、市役所で相生山の話し合いがあって、そんなことも出たんよ」こちら
「ほんで、なんて言ってた」
「なんか専門家の先生と相談して計画してやってるって
アベマキ伐採①IMG_2696 (640x427)
「あかんわ。いっぺん現地見に来な」
「あっちの坂上がったとこも太い木伐って・・・」
「台風で倒れた木伐ったって聞いてたけど」
「そんなもんやない。えらい明かるうしてマッテ」
「そうや、せっかく大きいになった木を、何本も。もったいない」アベマキ伐採②IMG_2697 (640x427)
名古屋市に聞いてもらいました
「自然のままにしておくと暗くなりますし、倒れて危険だったり崖崩れの原因になったりするので、専門家のアドバイスも受け、適度に伐ることにしています」
というような返事だったそうです
「ホントーに偉いセンセーに聞いてみなあかん」
「こんどキノコの菌打つって書いてあったけど、そのために伐ったんやないか?」
姐さんたちの声が まだ耳に残っています
立春陽光IMG_2686 (640x427)
ヒサカキ(姫榊)やシャシャンボ(小小坊)などの常緑低木を
透かして仰ぐ 相生山の青い空
「伐ることが自然を守る 森づくり」・・・変な信仰に取りつかれた人びとには
こんなにきれいな景色 目に入ることはないのかしらね

     by  ai

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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