相生山緑地の荒れた竹藪
相生山緑地の奥に ご案内します

まるで墨絵のような モノトーンに近い世界
光の届きにくい荒れた竹やぶ 放置されたモウソウチク(孟宗竹)林
緑地南部の住宅地からは ほど近い 昔の畑や建物の遺構も残る区域です

斜面を下ると 樹木が次第しだいに減っていき
密集した竹藪のエリアになっています
太い竹に囲まれて 大きなコナラ(小楢)も窒息しそう


「筍がいい値で売れるって話でや 親の代に わざわざ京都から仕入れてきて
植えたんはいいが それほど儲からんだで だんだん放ったらかしになって
そしたら 手の付けられんほど広がっちまって 一帯竹だらけになってまった」


谷の底は 上の畑地から 雨が降ると流れが出ます
反対側は やせ土の上に 暗い竹藪が広がっています
相生山緑地「森づくり」の一環で竹藪整備がされていますが こちら
生態系が心配になるほど 「きれい」に手入れされる一方で
見えにくいところでは 自然に対する人の責任が放棄されています

「世界のAIOIYAMAプロジェクト」は 目立つところは検討しても
息絶え絶えの 森のいのちへの想像力は保留にしたまま
人の生活圏に何らかの災いが及ぶまで 知らんぷりを決め込むのでしょうか
by Oak.
