良いこと?良くないこと?

竹藪の伐採が 6月下旬から始まっています
この区域は 相生山の道路が通る予定地でした
名古屋市が買収済みの ヒノキ人工林と竹藪の混交地
昨8月の画像

比べると ずいぶんスッキリ 「キレイに」なりました
けれど ここは ヒメボタルの名所=相生山で
最も飛翔の密な場所の一つなのです 参考にヒメボタルこちら
相生山で ヒメボタルを見続けてきた人なら誰もが
数年前に伐られた別エリア竹藪での ホタル激減!を知っています

人がお金儲け(タケノコ収入)のため植え その後放置されたモウソウチク林
同様のヒノキ林 人の責任で 何らかの措置も求められますが 関連こちら
ヒメボタルをはじめ 森の生きものたちのこと
どれだけ配慮 研究 検討されたのかが 気になります
こちらは 北尾根散策路

脇のコシダ(小羊歯) と ハギ(萩)やヒサカキ(姫榊)たち低木
きれいさっぱり 刈られてしまいました


道幅は広がって 横数人の列でも大丈夫
剪定ついでに つる植物とイボタ(水蝋樹)やグミ(茱萸)へし折って

北尾根広場の辺りは 軽トラックも通れそう
ここまでする必要が あったのでしょうか?
相生口 森の入り口


今年7月初め 林床の低木伐採直後 最近9月25日
「伐ってもしばらくすれば元に戻ってしまう・・・」スミさんの言葉 こちら
私たちは 自分の見えてること 関心亊しか 考えられない弱さがあります
ヒメボタル好きはヒメボタル優先 造園の心得ある人は手入れが気になる
花や鳥や虫や樹木 ウオーキング 森林浴 行政担当者は苦情対応 などなど
自分の目的に沿ったことは熱心だけれど 他は想像するのが苦手
相生山の森の全て その生態系を配慮しながら 自然と人との関わり
《相生山の主》の一人 高岡さんと書いた名古屋市への提案書 こちら
冒頭画像 「散策路脇をきれいにするため」でしょうか
相生山では数少ない ゴンズイ(権瑞)幼木や
よく実をつける ムラサキシキブ(紫式部)が皆伐されていました
ひとつの目的のための行為が どんな影響を及ぼすのか
個々を尊重し ていねいに対応する 自然との付き合い方の基本
完全とは無理にしても できるだけ考えようとする姿勢 心がけたいです

翻って 最近の政治情勢を見るとき
マスコミ報道やネット情報だけにとらわれず
自分たちの経験や学習や 仲間との意見交換を経ながら
何がホンモノ どうすればいいのか
ひとつの面だけでなく いろんな角度から
総合して見極める 努力が求められているようです
by Oak
