看板 変わりましたが・・・
相生山緑地の 「アカマツ林再生プロジェクト」について

問題点を根本的に洗い出して このブログでも取り上げました
過去記事 ぜひ一読願います 初回とまとめのlink紹介します
「オアシスの森の再生プロジェクト(1)~(6)」
そして 7月27日に名古屋市へ意見書提出
このことは「世界のAIOIYAMAプロジェクト検討会議」第3回(9月10日)でも
報告されています
その後 緑政土木/緑地事業課や天白土木の担当の方々と意見交換も行い
最近になって 現地の説明看板が
立て換えられました
私たちの要望は
事実から出発し 市民の意見も取り入れて
未来永劫に耐えられる 相生山緑地の公園基本構想を
ということでしたから 看板の表示内容の変更にとどまらず
名古屋市の 今後の対応について 推移に注目していきますが
とりあえず 新しい記述内容について 以下気づいた点を

(1)歴史的事実の認識にあいまいさがあります
①「松の林」は どんな種類のマツで どのような状態の林か?
②「戦争中伐採、その後植林」 経緯は正確か?
③「地元などの方々は・・・」住民の印象を 事実と置き換えてないか?
(2)マツなどの特徴についての認識が不充分では?
「痩せて乾燥した土地に適した植物」
→ 痩せて乾燥した土地でも生育することが出来る
※土壌が堆積するとコナラ・アベマキなど他の植物が優占する
(3)植生遷移についての誤った認識があります
「未整備で放っておかれたため」ではなく
時間経過と共に 土壌が形成・堆積されれば 遷移は進みます
自然の遷移を 人間の行為で 止められるかの如く 考えているようです
裸地や草本低木層に マツがまばらに生えた状態が長く続いたのは
窯業や住民の生活燃料として オーバーユース状態だったからでしょう
それが止まれば 植生の復活・遷移も始まります
(4)「他の植物を取り除くとマツが自然と生えてきました」
しかし現在 このエリアでは マツを超す勢いで
ソヨゴやヒサカキなどの常緑樹 ガマズミやアベマキやアオハダなどの
落葉樹が生い茂りつつあります 【下の画像参照】
このままでは マツ林には なりそうにはありません
それは 遷移や気候の変化によるもので これが自然です

(5)人の施策によるもの=植林 と 自然植生との混同がありませんか?
・・・街道のクロマツ 江戸期「御林制度」の松茸採取用アカマツなど
「昔懐かしい景観の復元」と「自然回帰」とは 必ずしも一致しません
植林や伐採するには その状況での理由があるはずです
今 なぜ どのような状態の森にするのに どういう意味があるのかを
率直に記述し 理解を求めるべきではないでしょうか?
このブログでは 「森の手入れを考える」の連載を始めています
名古屋市の担当の方々や 相生山緑地に関わって来た
関わろうとするみなさんにも 参考にしていただき
たくさんの方と いっしょに考えていきたいと 願っています
by Oak.+てんてこマイマイ

問題点を根本的に洗い出して このブログでも取り上げました
過去記事 ぜひ一読願います 初回とまとめのlink紹介します
「オアシスの森の再生プロジェクト(1)~(6)」
そして 7月27日に名古屋市へ意見書提出
このことは「世界のAIOIYAMAプロジェクト検討会議」第3回(9月10日)でも
報告されています
その後 緑政土木/緑地事業課や天白土木の担当の方々と意見交換も行い
最近になって 現地の説明看板が
立て換えられました

私たちの要望は
事実から出発し 市民の意見も取り入れて
未来永劫に耐えられる 相生山緑地の公園基本構想を
ということでしたから 看板の表示内容の変更にとどまらず
名古屋市の 今後の対応について 推移に注目していきますが
とりあえず 新しい記述内容について 以下気づいた点を

(1)歴史的事実の認識にあいまいさがあります
①「松の林」は どんな種類のマツで どのような状態の林か?
②「戦争中伐採、その後植林」 経緯は正確か?
③「地元などの方々は・・・」住民の印象を 事実と置き換えてないか?
(2)マツなどの特徴についての認識が不充分では?
「痩せて乾燥した土地に適した植物」
→ 痩せて乾燥した土地でも生育することが出来る
※土壌が堆積するとコナラ・アベマキなど他の植物が優占する
(3)植生遷移についての誤った認識があります
「未整備で放っておかれたため」ではなく
時間経過と共に 土壌が形成・堆積されれば 遷移は進みます
自然の遷移を 人間の行為で 止められるかの如く 考えているようです
裸地や草本低木層に マツがまばらに生えた状態が長く続いたのは
窯業や住民の生活燃料として オーバーユース状態だったからでしょう
それが止まれば 植生の復活・遷移も始まります
(4)「他の植物を取り除くとマツが自然と生えてきました」
しかし現在 このエリアでは マツを超す勢いで
ソヨゴやヒサカキなどの常緑樹 ガマズミやアベマキやアオハダなどの
落葉樹が生い茂りつつあります 【下の画像参照】
このままでは マツ林には なりそうにはありません
それは 遷移や気候の変化によるもので これが自然です

(5)人の施策によるもの=植林 と 自然植生との混同がありませんか?
・・・街道のクロマツ 江戸期「御林制度」の松茸採取用アカマツなど
「昔懐かしい景観の復元」と「自然回帰」とは 必ずしも一致しません
植林や伐採するには その状況での理由があるはずです
今 なぜ どのような状態の森にするのに どういう意味があるのかを
率直に記述し 理解を求めるべきではないでしょうか?
このブログでは 「森の手入れを考える」の連載を始めています
名古屋市の担当の方々や 相生山緑地に関わって来た
関わろうとするみなさんにも 参考にしていただき
たくさんの方と いっしょに考えていきたいと 願っています
by Oak.+てんてこマイマイ
