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ネジキ一番花

雨が上がったら ネジキ(捻木)の枝に
ネジキ①IMG_1757 (800x533)
並んでいた蕾
ネジキ②IMG_1760 (800x533)
仰いで たどっていったら
2つ ネジキ③IMG_1761 (600x800)
見つけました ことしの初花
ネジキの咲き具合が気になる ヒメボタル(姫蛍)の季節

 参照記事:2020.5 こちら , 2018.5 こちら


   by  アイ


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ヒメボタルに代わって

 相生山に夏が来ました。ネジキ(捩木) に続いて テイカカズラ(定家蔓)の花も終盤を迎えています。梅雨の気配が濃くなって、ヒメボタル(姫蛍)の羽化も最盛期を過ぎました。
テイカカズラIMG_0040 (640x480) 車_人DSC_0033 (640x427)
 ことしは「新型コロナウイルス」の影響で、「3密」を避けて相生山緑地に来る人が春先から急に増えました。樹林に不案内な「初めて」の人が、どれほど道迷いして「入ってはいけない」箇所に踏み込んでいたことか。「不要不急の外出自粛」を呼びかけた「緊急事態宣言」が、折悪しくヒメボタルの時期に解消されました。懸念していた『相生山でホタル見物』の人波が週末に押し寄せてきました。とりわけ、写真・動画撮影目当ての人びとは深夜になっても居続けています。
 これは先週のウイークデイ23時ころのようすです。緑地の山根口に近い外周道路は違反ギリギリの駐車の列。週末は地域の巡回車やパトカーも出動していました。
 管理者の名古屋市は、「ヒメボタルの環境調査」は実施しているものの、地域住民の環境影響への調査には不熱心。ましてやヒメボタルをはじめ森の動植物を大事にする姿勢は一貫して見られないのが残念でなりません。こちら
山根口東DSC_0039 (2) (640x426) 山根口北DSC_0038 (2) (640x427)
 「ホタルの写真を撮っているだけだ。飛んでいる区域内には入り込んでいないし、自然破壊してないよ」と言われるかもしれません。ヒメボタルの生態を少し学んだ人なら、《飛んでいるのは♂だけ》ということはご存知でしょう。ですから正確には「ヒメボタルの♂だけの写真を撮っている」のですね。狭い通路、数珠つなぎに歩く見物人から機材と自分を守って、良いアングルを確保したいカメラマンが三脚を据え付けた、すぐ傍の園路脇にヒメボタルの♀は潜んでいるかもしれません。
 先日の相生口の竹藪沿いでのことです。懐中電灯で足元を照らしながら坂道を下りてきた人がいました。光が見えたとたん、竹藪の出口でカメラをセットしていた男性2人が大声で「ライト消せ~っ!」と叫んだのです。消灯して、間もなく通りかかったのは小学低学年の女の子を連れた夫婦、お母さんはすっかり委縮していました。「ホタルに灯りは禁物」は常識と言えばそうなんですが、叫んだ連中は≪光が入って自分たちの撮影のジャマになる≫からだったのです。こうしたことが頻繁で、気分悪くして帰っていく人のつぶやきが時にSNSで流れています。
 この日は、いつも監視に来ているオジイサンが「ホタルは光で交信して子どもを産む相手を探しているんだよ。たった10日足らず水だけ摂って。だからジャマしないで」と説明して「よかったら案内するよ」と言ってくれていました。
 
 ヒメボタルを大事にしたいなら、その《生存している環境すべて》を大事にしなくてはなりません。水や空気や温度や土や植物や他の動物たち、相生山緑地に《人が与え続けている圧力のすべてを省みて》いただかなくてはならないのです。

 「ホタルを大事に」と言っている人たちの中に、「こんなキレイな蛍、あんたの子どもや孫にも見せたいだろ。だから、道路つくらせたらあかんのや」と説いているのをよく聞きます。何か違う、と思ってしまいます。それって結局、あなたたち人間のため?「ホタルを見たいために、見せたいために」自然を守るの?
 「道をつくれ」と未だに言う人たちは「人とホタルとどっちが大事や!」と2択を迫ります。
  橋脚ギャップIMG_0130 (640x427)
 《ヒメボタルなどの野生のいのちが生きる環境を破壊していけば、自然の一部であるヒトの生存存続も危うい》と、どうして理解できない?「コロナによる経済活動抑制によって自然環境が好転した」「これまでの生き方を見直す契機にしなければ」という主張も見られるようになってきました。でも、それは未だ未だ一部です。
 ほんの20年前までは「ヒメボタルのステージ」と呼ばれていた、稲田口近くの谷の合流点。樹木が伐られ、コンクリートの橋梁・橋脚が立てられ、工事中止~計画廃止宣言が出されて、最近やっと少しだけ元に戻ってきた感があります。
 「道路工事を止めなければ相生山の森は壊されてしまう。みんなに訴えるにはヒメボタルの存在を公開するしかないかも。けれども、そうしたら大勢の人が押しかけて、上手く規制できなければ別の環境破壊を呼んでしまう」と苦悩した先人たちの思いは知らず、「私たちがホタルを有名にしてあげてるのよ」「相生山も注目されて良かったね」と思いあがった言動が真夜中の森で起こっています。その翌日のSNSに投稿され続けています。 参照:過去記事、リンクに資料 こちら

 真夏を思わせる青空に、クリ(栗)の青葉。枝先に花の穂が伸びてきました。梅雨が来る前に!ヒメボタルの生殖期間、残された時間はもうあとわずかです。
栗花①IMG_0018 (640x427) 栗花②IMG_0017 (640x480)
 人間たちはヒメボタルの♂の飛翔を楽しみます。けれど、ヒメボタルたちにとっては、実はヒトは来ない方がいいのです。人が有難がる『絶滅危惧種』にしてしまったのは、人の経済活動の結果ではないですか。
 深い森に閉ざされていた縄文の時代、いえ、それよりももっともっと昔から、ヒメボタルはここで生き続けてきました。ヒトが地球史に登場する前から。相生山の近くにやって来るズーットずうーっと昔から。

    by  アイ

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ヒメボタルの花 咲きそろう

夏日になって 蒸し暑い午後の相生山緑地
きょうも「初めて来てみた」らしい散策者 何組か
お昼過ぎ①IMG_0050 (640x427) お昼過ぎ②IMG_0049 (640x427)
生産緑地の縁で 深夜の撮影準備?三脚をセットする二人連れ

谷間のテイカカズラ(定家蔓)花をつけました 
ヒメボタル成虫発生のピークの指標となる相生山の木の花 こちら 
イボタノキ(水蝋樹) ネジキ(捩木) に続いて 揃いました
テイカカズラ蔓IMG_0043 (640x427)
先週の新聞報道とネット記事の影響か 週末はスゴイ人でした
「外はパトカーが巡回してるし、山の中は写真目当ての人ざかり」
「通路歩いてたのに、撮ってる人から早くどいてよって言われた」
「我が物顔のカメラマンにウンザリ・・・・」

≪自然を愛でて その一部を切り取る≫のではなく≪お気に入りの画像≫めあて
ヒメボタルと彼らを育む環境を学ぶでもなく 配慮するでもない人びとの増加
自らの情報発信が及ぼす影響を考慮しない マスコミやSNS利用者
「自然を大事に」と宣言した行政は無為無策で 責任放棄が続きます こちら 
テイカカズラ花IMG_0042 (640x427)
今夜も 明日の夜も
テイカカズラが匂います
相生山の森の未来は 不安定なままに

     by  アイ

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夢の終わるとき

クリ(栗)の花の匂い あの特有の強い匂いが
相生山の樹林一帯に流れてくるようになりました
風に揺れる花穂 クリの花IMG_4272 (480x640)

1週間前 栗の花①IMG_4237 (640x427)
花は開き始めたばかりで 夜はヒメボタル(姫蛍)の数が増えていきました
栗の花②IMG_4252 (640x480) 栗の花③IMG_4253 (501x640)()
この2~3日のうちに 蛍のピークは訪れ 去ったかのようです
クリ♂IMG_4275 (640x480)
クリの雄花は 蕊を伸ばして盛んに花粉を飛ばし
雌花は 若いイガのなかに鎮まって 受粉を終えたことでしょう
クリ♀IMG_4279 (640x480)
にぎやぎの時は過ぎて 
一抹の寂しさと ほっとした安らぎとが交錯する相生山緑地に
次の季節への証しが はっきりと見えています

    by  アイ

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優しさに甘えてはいけないと思います

ヒメボタルの交尾期ピークの相生山緑地
深夜の山根口付近 夜間駐車①IMG_4269 (640x480)

「カメラマンの人がすごいの!名古屋市が車両入り込み規制のためにポール立てたでしょ。駐車スペースを争って、山根小学校の辺り一帯、週末は大変。地元の人から苦情出てないのかなあ」
「中へ入ったら、大きな三脚持って懐中電灯点けて、我が物顔に歩いてる人も何人かいるでしょ。メスの蛍がいるかもしれない散策路からギリギリまで踏み込んでるし。わたし、何回か注意しながら歩いたけど、なかには露骨に反発する態度に出る人もいるの。こっちは女一人だし、相手は男の人何人もいたりして。暗闇の中ちょっと怖いし、いいかげん嫌になって途中で帰って来ちゃった」


電話の相手は 初めて「相生山のヒメボタル」に会わせてくれた先輩の女性 
あれは道路工事が始まった頃だから・・・もう20年も前のことになりました

「ヒメボタルに出会ったこときっかけに、自然を大事にすることとか、相生山緑地が抱えてる問題とかに注目したり、少しでも考えてくれたらいいんだけどね」と私
夜間駐車②IMG_4270 (640x480) 夜間駐車③IMG_4271 (640x480)
数年前から「ヒメボタル観察会」を 私たちも始めましたが
いろいろ考えて 昨年から「宣伝して案内する」ことを止めました こちら
でも 私たちの小さな抵抗なんぞ関係なしに 
撮影目的だけの訪問者は 増加の一途・・・に見えます

「寝てる時間にバタバタと。まあな、年に一度のことだから」
「わざと悪いことしようとしてるわけではないんだろうから」

困ってるけど 大目にみてくれている 相生山の近所の人たちの優しさを
ずーっと長い間 ヒメボタルを愛おしんできた人びとの優しさを
感じることなく自分の欲だけ そんな行為を続けていたら 
この国の住民たちには きっと良くない未来が待っている 気がしています

  画像は先週ウィークデイの23~24時ころ 相生山緑地の外周道路にて
  手持ち夜間モード撮影のため 見苦しくてごめんなさい

   by Oak

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ホタルには子どもたちがよく似合う

ことしはまだ早いけれど「今日しか時間が取れない」
「相生山の四季を歩く会」の仲間や その友人の友人たちが集まって
受付IMG_4188 (640x427) 説明IMG_4190 (640x427)
ヒメボタルのようすを見に 夜の森に入りました
直前下見の時は1匹も見えなかったのに
茂みの下や草地に 元気な光が現れてくれました

サキちゃん リュウ君 みきちゃん アヤちゃん なおみちゃん・・・・
2歳から小5まで そのお父さんとお母さん
14人全員が「相生山のヒメボタル初体験」
 
「女の子は飛べなくて、じっと男の子を待ってるから道の真ん中歩いてね」
「10日くらいしか生きられないの。水だけしか飲まずに」
「幼虫は貝なんかを食べます。大きい木や小さい木のある森が食べ物育てます」
「ホタルがやけどするといけないから、さわらないであげて」
ときどき休憩して お話をちゃんと聞いてくれました

「もっと森の中を探検したい」有志だけで延長コース
あちこちでの発生状況を調べたいこともあったので 
名古屋駅方面のビルの灯りが見える 一番西端まで
夜景MG_4191 (640x427) (2)
「筋肉痛になってきた」「学校へ行く6倍歩いてるよ」
谷筋へ下りて 『ホタルのステージ』
帰り道では 輝きも明るく増えてきて
「お疲れさまでした」「ありがとうございました」

園路にしゃがみこんで 「♂かな♀かな」
舞う姿に身を乗り出して 「あっちで光った」「そこにも」
ホタルには 子どもたちが良く似合う つくづく感じたことでした

   by アイ

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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