相生山のシイ・タブ・カシ
「何かありますか?」
タブノキ(椨)を撮っていたら 後ろから声かけられました
やや年配の体格のいいオジサン

「いや、珍しい木では無いんですけど、相生山にはこの子しか見つけてなくて」
一緒に大きくなってきた冬芽を見ました
「ここにはシイ(椎)もあるんですよ、ほら」

「相生山にもシイがあるんですか!なつかしい」
「失礼ですが、お生まれは西の方?」
「ええ、山陰です」「分かるんです?」
「シイは暖地性なので・・・・」
「そうなんですね。お墓にこの枝を供えていました」
「日本人って、身近な常緑樹を神さまや仏さまに供えてきたみたいですね」
植物や互いの趣味や出身や経歴まで話しながら しばらく歩きました

「ここはアラカシ(粗樫)の樹林地。シイとタブとカシって将来の森の主人公らしいです」
「ほおっ!自然は変わっていくんですね」
「200年~400年先の話です。それまでに天変地異や人間の仕業で大破壊しなければ」
オジサンは若い頃は北アルプスとか歩きまわっていたそうで
週に2回くらい「トレーニングのつもり」で相生山に来ているとのことでした
「また会えそうですね」「また宜しく」
今日の会話のネタ元は こちら です
by Oak.



タブノキ(椨)を撮っていたら 後ろから声かけられました
やや年配の体格のいいオジサン


「いや、珍しい木では無いんですけど、相生山にはこの子しか見つけてなくて」
一緒に大きくなってきた冬芽を見ました
「ここにはシイ(椎)もあるんですよ、ほら」


「相生山にもシイがあるんですか!なつかしい」
「失礼ですが、お生まれは西の方?」
「ええ、山陰です」「分かるんです?」
「シイは暖地性なので・・・・」
「そうなんですね。お墓にこの枝を供えていました」
「日本人って、身近な常緑樹を神さまや仏さまに供えてきたみたいですね」
植物や互いの趣味や出身や経歴まで話しながら しばらく歩きました

「ここはアラカシ(粗樫)の樹林地。シイとタブとカシって将来の森の主人公らしいです」
「ほおっ!自然は変わっていくんですね」
「200年~400年先の話です。それまでに天変地異や人間の仕業で大破壊しなければ」
オジサンは若い頃は北アルプスとか歩きまわっていたそうで
週に2回くらい「トレーニングのつもり」で相生山に来ているとのことでした
「また会えそうですね」「また宜しく」
今日の会話のネタ元は こちら です
by Oak.




この週末
意外と人気者?
深まる秋に誘われて ウオーキング目的のグループも目立ちます

前の日曜日の出来事
「今日は何?」見回りのオジサンに声かけられました
「落ち葉ひろい」 こちら
「ああ、いつもの観察会の人やね。今日は何人ぐらい?」
「30人くらいかなあ」「そんなに!」「向こうの方にもいるよ」

シンボル-コナラ-(小楢)の下では シニアのご夫婦に
「あれっ、今日は少ないね」
「今日はグループに分かれて落ち葉あつめてるの」
「へーえ、いろんなことするんやねえ」「面白そう!」
当方は覚えのない人から 声かけられたリ
時には「これ何の木?」って いきなり質問されたり
相生山緑地を歩いてる人たちから けっこう注目されてるみたい 私たち
悪いことは出来ません・・・・しないけど
by Oak.





前の日曜日の出来事
「今日は何?」見回りのオジサンに声かけられました
「落ち葉ひろい」 こちら
「ああ、いつもの観察会の人やね。今日は何人ぐらい?」
「30人くらいかなあ」「そんなに!」「向こうの方にもいるよ」


シンボル-コナラ-(小楢)の下では シニアのご夫婦に
「あれっ、今日は少ないね」
「今日はグループに分かれて落ち葉あつめてるの」
「へーえ、いろんなことするんやねえ」「面白そう!」
当方は覚えのない人から 声かけられたリ
時には「これ何の木?」って いきなり質問されたり
相生山緑地を歩いてる人たちから けっこう注目されてるみたい 私たち
悪いことは出来ません・・・・しないけど
by Oak.



実感から学ぼう
周回道路の先端展望地で 懇意のヒロコさんからお聞きした話

「誰かがここにロープをアンカーで止めてあるでしょう。私ここを伐採してるときに出会って『やめて!伐らないで』ってお願いしたんです。ウスノキでしたでしょ。『こんな低木が何の障りになってるんですか』って。でも伐られてしまって。今度は保護するみたいに囲われてますでしょ。やってることがおかしいんですよ」
「伐ってたグループの人に、『誰がやったんですか』って、この前聞いたんです。そしたら『俺らは知らん』と『言われるままに伐ってるだけ』だとおっしゃるから、『岐阜の先生のご指導ですか』と聞いたら『そんな先生は出て来ん。自分は5年くらい前に入ったから、先輩の人に言われるままにやってるだけだ。植物の名前も知らない』と」
「ホントにここで活動してる人なんですか?」
「間違いないです。私が苦情言ったら『そんなら会に入ればいい』って誘われましたもの」
そこまで聞いて 先年亡くなった高岡さんが最後の提案書に書かれた文言を思い出していました こちら
「樹種も分からぬままに、あちこちで木を伐り続けている人びとがいます」
ヒロコさんの話は続きます
「ザイフリボクのことでは生物多様性センタ―のかたにこう言われました。『常緑樹ばかりの森になって暗くなってしまったら楽しくないでしょ。だから多様性のある明るい森にしなければいけないんです』って、ていねいに説明してくださいました」 参照記事:こちら
「でも、この間、四国高知の足摺岬へ行ったんです。岬までの道は常緑樹の森なんですけど、それはそれはきれいな森なんです。光が林床まで届いていて、植生も豊かで」
「役所の人は何処で学んできて、ああいうことをおっしゃるのかしら。実際の森を見てらっしゃるのかしら」
《本場の》暖地の照葉樹林とはいかないまでも 相生山では数少ない海洋性暖地性のクロバイも生育する常緑樹林区域 逆光で撮ったので樹形は黒く写っていますが 太陽光が射し込んでいる証です

「私なんか不勉強でダメなんですけれど、名古屋で自然に関わっておられる人たちの中で、なんかオカシイ考えがあるように感じています」
参照記事:こちら
私たちより少し年配で 若い頃から現場重視のカルチャー教室や自然観察会で学び なにより日本全国から海外まで 自然と触れあって来られた ヒロコさんの感覚は頭だけで「理解」させられている「リーダー」たちより鋭いと思います
「相生山の四季を歩く会」が教科書としている 生物多様性についての考え方 こちら 日本の森林について こちら 森林の遷移について こちら
先達の経験と実感に導かれて 名古屋周辺の変な認識の呪縛から 脱したいと願います
by Oak.





「誰かがここにロープをアンカーで止めてあるでしょう。私ここを伐採してるときに出会って『やめて!伐らないで』ってお願いしたんです。ウスノキでしたでしょ。『こんな低木が何の障りになってるんですか』って。でも伐られてしまって。今度は保護するみたいに囲われてますでしょ。やってることがおかしいんですよ」
「伐ってたグループの人に、『誰がやったんですか』って、この前聞いたんです。そしたら『俺らは知らん』と『言われるままに伐ってるだけ』だとおっしゃるから、『岐阜の先生のご指導ですか』と聞いたら『そんな先生は出て来ん。自分は5年くらい前に入ったから、先輩の人に言われるままにやってるだけだ。植物の名前も知らない』と」
「ホントにここで活動してる人なんですか?」
「間違いないです。私が苦情言ったら『そんなら会に入ればいい』って誘われましたもの」
そこまで聞いて 先年亡くなった高岡さんが最後の提案書に書かれた文言を思い出していました こちら
「樹種も分からぬままに、あちこちで木を伐り続けている人びとがいます」
ヒロコさんの話は続きます

「ザイフリボクのことでは生物多様性センタ―のかたにこう言われました。『常緑樹ばかりの森になって暗くなってしまったら楽しくないでしょ。だから多様性のある明るい森にしなければいけないんです』って、ていねいに説明してくださいました」 参照記事:こちら
「でも、この間、四国高知の足摺岬へ行ったんです。岬までの道は常緑樹の森なんですけど、それはそれはきれいな森なんです。光が林床まで届いていて、植生も豊かで」
「役所の人は何処で学んできて、ああいうことをおっしゃるのかしら。実際の森を見てらっしゃるのかしら」
《本場の》暖地の照葉樹林とはいかないまでも 相生山では数少ない海洋性暖地性のクロバイも生育する常緑樹林区域 逆光で撮ったので樹形は黒く写っていますが 太陽光が射し込んでいる証です

「私なんか不勉強でダメなんですけれど、名古屋で自然に関わっておられる人たちの中で、なんかオカシイ考えがあるように感じています」
参照記事:こちら
私たちより少し年配で 若い頃から現場重視のカルチャー教室や自然観察会で学び なにより日本全国から海外まで 自然と触れあって来られた ヒロコさんの感覚は頭だけで「理解」させられている「リーダー」たちより鋭いと思います
「相生山の四季を歩く会」が教科書としている 生物多様性についての考え方 こちら 日本の森林について こちら 森林の遷移について こちら
先達の経験と実感に導かれて 名古屋周辺の変な認識の呪縛から 脱したいと願います
by Oak.




5月の思い出
5月半ば コナラ(小楢)の木の下で若い女性たちに会いました
枝から落ちそうに下がって 地面にも散らばった枯れた雄花序

「これは役割終えた雄花の成れの果て
受粉した雌花はドングリの赤ちゃん抱えて枝の先」
って乱暴な説明したら
「わたし、女に生まれて良かった❢」
隣の友人と顔見合わせて キラキラの笑顔が返ってきました

自分の性を誇れるっていいです
自分に自信を持って生きていくってカッコいいと思います
彼女たちが80~90代になって 人生の終盤を迎えようとするとき
それぞれのいのちは 土や水や宙に還っていくことの無限を
お互いに どんな燃やし方をしてきたのかを 語り合ってみたいです
わたしは そこには もう居ないけど・・・・
by アイ


枝から落ちそうに下がって 地面にも散らばった枯れた雄花序

「これは役割終えた雄花の成れの果て
受粉した雌花はドングリの赤ちゃん抱えて枝の先」
って乱暴な説明したら
「わたし、女に生まれて良かった❢」
隣の友人と顔見合わせて キラキラの笑顔が返ってきました

自分の性を誇れるっていいです
自分に自信を持って生きていくってカッコいいと思います
彼女たちが80~90代になって 人生の終盤を迎えようとするとき
それぞれのいのちは 土や水や宙に還っていくことの無限を
お互いに どんな燃やし方をしてきたのかを 語り合ってみたいです
わたしは そこには もう居ないけど・・・・
by アイ



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