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長い夜に思うこと

 一年で一番夜が長い日、太陽の復活を翌日に控える日、古代には冬至が一年の始まりだったそうです。世の東西を問わず。
 自然と共に生きてきた人びとにとって、この日は「待ちわびた日」だったのかもしれません。

 名古屋市のすべての所帯に配布される「公報なごや」、今月の見開き1ページには、10年前のCOP10でも役割を果した涌井史郎さんの言葉が載っていました。「(この10年で)人間は生き物の一部であるということの認識が随分深まってきました。自然はリスペクトするもので、人間はその自然の環の中にあるというのが日本人の考え方です・・・」 名古屋市のホームページでも紹介されています。 こちら 
公報なごや部分IMG_0002 (2) (1024x788)
 先週19日(木)、名古屋市議会土木交通委員会では相生山の道路をめぐって、おおよそ上記とはかけ離れた主張が展開されていました。たとえば「環境に配慮することも大事だが、人間のために道路は必要」「都市計画決定を簡単に覆してはならない」「地元住民に寄りそわず、実情無視、道路計画廃止前提で進めてきたのではないか」などなど。会議の記録動画はこちら
   市役所11_19IMG_0122 (640x427)
 緑政土木局担当者からは「道路をつくった場合とつくらなかった場合について、各種の調査・検討をすすめたい」との答弁。おやおや、何年前まで戻すつもり? 調査し、検討し、地元をふくむ市民の意向も聞き、その上での市長判断。さらに調査・検討を重ねての「相生山緑地構想の素案についての意見交換会」を市民と進めてきたのではなかったですか、この1年間。

 市役所でコピーしてきました。地元代表とされている「天白区を住みよくする会」からの2013年の請願書、翌年3月の市議会本会議で賛成多数で採択されたものです。
  2013天住会請願文IMG_0002_page-0001
 注目したいのは書き出しの文言「我々地元住民は、交通渋滞を緩和し、安全な生活環境を実現するためには、市道弥富相生山線の建設が必要であるとする名古屋市の考え方が示されたことから・・・・」いったい何が事態を振り回してきたのか、分かった気がいたします。
 この請願採択と一にして「弥富相生山線の建設工事については、市⺠に責任を押し付けることなく、市⻑の責任で決定をすること」こちら 予算成立に際しての付帯決議でした。そして2014年12月26日。
 前記の委員会で、ある市議から最後に言われたこと「市長の責任で住民に説明すべき」。私たちは、この8月に市長に提案しています。 こちら 今度の記者会見は こちら 市長は何を語るだろうか。
橋梁IMG_0102 (640x427)
 自然を大事にして、そのなかで生きる。この国ではご先祖様から「伝えられた」精神。そして世界が、そうしなければいけないのではないかと広まりつつある意識。
 自然と共にあることを改めて気づかされる夜に、「何が大事か」「どうすることが課題解決の方向性か」見えてきたように思います。

    by  アイ

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高岡さん、そっちの様子は如何ですか?

8月27日 
高岡立明さんのお命日
三回忌を迎えました

14_5_24IMG_5559 (640x480) 2014.5陸貝調査
高岡さんの遺したメッセージ 
その1 名古屋市の意見交換会は この趣旨をくみとって進めるだろうか
その2 懸念の通り「園路」は相生山緑地の今後を左右する課題となっています
その3 「オアシスの森づくり」への抗議の声はなかなか受け入れられません 

高岡さんからの宿題は未だ決着がついていません
無性に会って話をしたくなる時があります
ベッドの中から 鋭い指摘や意外なユーモアや独壇場の分析
今 ちょっと話が出来れば 良いヒントがあるかもしれない・・・・のに

高岡さんの最後の10年間を 相生山で共有できました
握手も対立もあったけれど 
あなたがいなければ 私たちの「相生山」は無かった

シンポジウム報告2014_8_5IMG_6021 (2) (640x471) (640x471) 2014.8名古屋市へ

高岡さんが亡くなった直後の記事 こちら
彼の記憶を失わぬためのページです
ご一読を お願いします


    by  アイ と森の仲間たち

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木曜日は相生山から市役所へ

サカキIMG_0094 (640x427)
・サカキの花を楽しみにしていたので、良い一日でした。(久)
・萩の葉、どの葉もどの葉も縁に丸い水滴を10個ほど付けて光ってた。(t)
ハギの雫IMG_0109 (640x427)
日曜日の「相生山の四季を歩く会」での感想コメント。

「みんなの相生山とのいきさつ話。初めて聞く話。いろんな問題意識が名古屋市に伝えられて、これからに結び付くといいね」
おしゃべり会IMG_0117 (640x427)
「いつも短い会話しかないけど、それぞれ語りたいことがいっぱいありそう」
「また、おしゃべり会やろうか。お盆とか、忘年会とか」「いいね!」
事務局の感想会

2014年10月「相生山の道路についての意向調査」直前の記事 こちら 
坂本義和さんの話 中日新聞の一面「中日春秋」より 
中日春秋 (2)
自然とのかかわりのなかで培われる感性こそが 現実を変える力になると
河村市長に伝わるだろうか 市の職員たちは向き会ってくれるだろうか
森林話IMG_0100 (640x427)
一回目の意見交換会で バチッと決めた 会の最年長(?)の達ちゃんは
今回は参加できなくなったけれど メッセージを残してくれていました
・相生山は、人間が何も手を入れないことが一番大事と、改めて分かった。

    by  アイ

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5年!経ちました

相生山緑地のシンボルコナラ 雄花の房が揺れます
もう役割を果して 枯れて落ちるだけ そして土に還りましょう
コナラ雄花序IMG_3775 (640x427)
すぐ近くに カマツカ(鎌柄)の端正な花が満開です
カマツカ①IMG_3772 (640x426)
そこまで見た時に 思い出しました

ああ そうだったよ このブログを始めたときも同じだった
ズミ(酢実)の花も咲いているはず 森の中へ歩いていきました
ズミ②IMG_3783 (640x427)
何もかもが あの頃と変わっていない こちら

5年前 2014年4月
相生山の道路 建設中止か工事再開か 
名古屋市長の判断の時期が迫るのを感じながら
せめて 
私たちの親しんできた 相生山を 自然の魅力を 多くの人に発信したいと
それをもって 市民世論のささやかな表現をと 政治的判断への一助にと  
書き始めた 相生山ブログ

コナラ(小楢)の花柄をついばんでいた 
スズメ(雀)たちが飛び立って
ムクドリIMG_3826 (566x378) 梅畑にムクドリ(椋鳥) 
編集や執筆のメンバーに 少しの入れ替わりはありましたが
最初の思わくよりも ずっと長く続けてこれました
それは 相生山の問題が 未だ未だ終わりそうにないことに加えて
私たちが ブログを続けるうちに たくさんのことを学べる楽しさを知ったから 
シンボルコナラIMG_3827 (640x427)
それから 何よりも
皆さんが このブログを訪れてくださることに 限りなく力を頂けるから
あらためて 感謝申し上げます

     by  森の妖精一同 代表してアイ

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オオルリの還ってくる頃

今日は4月22日
岡田幸夫さんの三回忌

野鳥の先生で オオルリが大好きだった 岡田さん
「岡田さんが帰って来た!」と思えた オオルリの思い出 この記事
岡田さんのことを ご存じない方は この記事

岡田幸夫さん
私たち 相生山の仲間は 
あなたのことを 決して忘れません

  by  森の妖精たち 代表してアイ

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農業による犠牲林が「里山」

相生山緑地を 名古屋都心部を背に 西方面から望みました
西から②PC302816 (2) (640x385) 西から①PC302814 (2) (640x387)
樹林地の際まで 住宅地になってしまいましたが
下山畑(しもやまはた)付近には 果樹や野菜の畑が残っています
下山畑P2263586 (640x360)
山麓から 菅田(すげた)集落 遠くに都心の北東部が広がります
菅田集落P2263593 (640x480)
小さく残っている「貴重な」田んぼ 半反(≒50㎡)にも満たない
田んぼ—双子池P2263589 (640x480)
表題は「里山」という概念を現代的に提起した 
森林生態学の四手井(しでい)綱英先生(1911~2009)の著書から
「わが国で広く行われてきた農業では、里山からカリ肥料を採るとともに、近くの町から人糞尿を集めて窒素肥料とすることによって、農地の肥沃度を維持しながら、固定した土地で連作稲作や蔬菜栽培を続けてきた。その結果できた農業による犠牲林が『里山』だったのだ。」 (「グリーン・パワー」2004.8)
農地が広がっていたころの相生山 航空写真はこちら
化学肥料と化石燃料の普及で 山林からの収奪が激減し
利用価値の無くなった山地は 住宅地などに「開発」されました 
その頃の画像 こちら

遺った山林ともいえる 相生山緑地の樹林地の現在
樹林地IMG_2656 (640x427)
人によって抑制されてきた 植生遷移が進んだ段階です
ところが いままた「里山の景観」を復活させるため
名古屋市は市民団体をつかって 「森づくり」に熱心です
森づくり19_2 P2263581 (640x480)
菅田地区の上に位置する尾根 「手入れされた公園」化が急速に進みます

人間からは「利用」「活用」 そして「当たり前」のことが
自然の側から見れば 「収奪」「犠牲」
本来の自然が復活してきた 相生山などの都市近郊の山林と 
どう付き合うのがいいのか もっと真剣に考えないと 
「世界のAIOIYAMA」にはならないと思います

    by  Oak.

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森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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