行楽日和
お昼過ぎのシンボル-コナラ(小楢)の下で
のんびり談笑するオジサンたち

三々五々に 集まって来るファミリー
生産緑地の蜜柑畑 今日はミカン狩りの日
受け入れ準備中 農家のオジサンに聞いたら
「買ってもらえる人には、200円/100gで」
緑地から出てくる人たちが ことごとく袋下げてた訳

「次はいつ?」「予定は2週間あとの月曜から」
「次の相生山の四季を歩く会とはタイミングが合わないなあ」
「お正月用のミカン、分けてもらえません?」
「いいよ、箱で2000円になるけど」「じゃあ、クリスマスの後でね」

相生山のミカンは20年くらい前は 木が若くて酸っぱさが勝ったけれど
木が育った今は 酸味と甘みが丁度いい 新鮮だし
それに 花のときから見慣れてる おなじみの子たちだもんね
by Oak.


のんびり談笑するオジサンたち

三々五々に 集まって来るファミリー
生産緑地の蜜柑畑 今日はミカン狩りの日

受け入れ準備中 農家のオジサンに聞いたら
「買ってもらえる人には、200円/100gで」
緑地から出てくる人たちが ことごとく袋下げてた訳

「次はいつ?」「予定は2週間あとの月曜から」
「次の相生山の四季を歩く会とはタイミングが合わないなあ」
「お正月用のミカン、分けてもらえません?」
「いいよ、箱で2000円になるけど」「じゃあ、クリスマスの後でね」

相生山のミカンは20年くらい前は 木が若くて酸っぱさが勝ったけれど
木が育った今は 酸味と甘みが丁度いい 新鮮だし
それに 花のときから見慣れてる おなじみの子たちだもんね
by Oak.



目的は明確に!
相生山緑地では毎月、月末の土曜日を過ぎると決まって、樹林の一定区画が伐採されています。名古屋市と協働関係にある団体の「森づくり」活動の結果です。元々明るかった林床は更にスカスカ、園路と樹林の区分もないほどの更地に。

アラカシ(粗樫)やヒサカキ(姫榊)など常緑樹を軒並み、膝くらいの高さで皆伐し、伐った幹・枝葉は近くに積み置く手法。
「放置すると森が荒れ暗くなり生物多様性が損なわれるので手入れする」・・・いつから人は、そんなに偉くなったのでしょう。自分たち以外の自然のいのちをも支配できるほどに。

名古屋市には「なごやの森づくりガイドライン(案)」が仮制定されていて、それに沿ってあちこちで「森づくり」がされていると最近聞きました。「ガイドライン(案)」が適正なものかは改めて検討するとして、相生山緑地では、どのような植生調査が為され、どのような森林を目標に常緑低木の皆伐が続けられているのか、市民に一度も示されたことがありません。
それを質すと返ってくるのは「里山の生物多様性の危機」「明るい森にして環境保全」という具体性を欠く、うたい文句。「市の了解した計画に従って活動が推進されていると認識しております」って、真剣に憂えている市民の疑問と批判には応えない。

「生物多様性の危機」は、人による効率・利便・収益優先で何世紀も「開発」してきた結果です。ですから、その解決法は、かろうじて残された自然林(=二次林)をいじくりまわすことではありますまい。

開発を止める決断、方向性の大転換こそが必要です。
そして「決められたこと」に固執して市民をミスリードすることなく、意識層から大多数に至るまで、柔軟な姿勢による合意形成に向けた努力こそが求められているのだと思います。
名古屋市の関係者には、あれやこれや堂々巡りの論を張るのをやめて、目的をはっきりさせて行動することを望みます。
by Oak.




アラカシ(粗樫)やヒサカキ(姫榊)など常緑樹を軒並み、膝くらいの高さで皆伐し、伐った幹・枝葉は近くに積み置く手法。
「放置すると森が荒れ暗くなり生物多様性が損なわれるので手入れする」・・・いつから人は、そんなに偉くなったのでしょう。自分たち以外の自然のいのちをも支配できるほどに。


名古屋市には「なごやの森づくりガイドライン(案)」が仮制定されていて、それに沿ってあちこちで「森づくり」がされていると最近聞きました。「ガイドライン(案)」が適正なものかは改めて検討するとして、相生山緑地では、どのような植生調査が為され、どのような森林を目標に常緑低木の皆伐が続けられているのか、市民に一度も示されたことがありません。
それを質すと返ってくるのは「里山の生物多様性の危機」「明るい森にして環境保全」という具体性を欠く、うたい文句。「市の了解した計画に従って活動が推進されていると認識しております」って、真剣に憂えている市民の疑問と批判には応えない。


「生物多様性の危機」は、人による効率・利便・収益優先で何世紀も「開発」してきた結果です。ですから、その解決法は、かろうじて残された自然林(=二次林)をいじくりまわすことではありますまい。

開発を止める決断、方向性の大転換こそが必要です。
そして「決められたこと」に固執して市民をミスリードすることなく、意識層から大多数に至るまで、柔軟な姿勢による合意形成に向けた努力こそが求められているのだと思います。
名古屋市の関係者には、あれやこれや堂々巡りの論を張るのをやめて、目的をはっきりさせて行動することを望みます。
by Oak.




また一本
コナラ(小楢)が また一本倒れました

菅田口と菅田西口へ分岐の三叉路に立っていた 馴染みの大木
1週間にわたって雨を降らせた台風と前線 極めは大風

先日のコナラ こちら は谷筋の高木

迂回表示の向こうから
倒木処理作業のチェンソウのエンジン音が ひっきりなしに響いていました

樹林の南側と中央部 立て続けに二本もの「主」が倒れると
さすがにショックです 寿命は仕方ないとしても
更に 後継者がいないことも寂しい
こういうふうに 森の遷移が進んで行くのでしょう
私たちは ダイナミックな自然の変化の現場に立ち会っています
真っ二つに割れた株元
主幹が2本に分れていた木 その片方は昨年折れて 残った方の根元に
ベッコウタケ(鼈甲茸)が盛んに生えていましたから こちら
相当前から 樹勢は弱ってきていたのですね
コナラ一本分の大きなギャップが出来て 初めての光景が広がっています

空いたニッチを どんな植生が埋めるでしょう
これから数年がかりで それを楽しみに観察していきたいと思います
by Oak.



菅田口と菅田西口へ分岐の三叉路に立っていた 馴染みの大木
1週間にわたって雨を降らせた台風と前線 極めは大風

先日のコナラ こちら は谷筋の高木


迂回表示の向こうから
倒木処理作業のチェンソウのエンジン音が ひっきりなしに響いていました

樹林の南側と中央部 立て続けに二本もの「主」が倒れると
さすがにショックです 寿命は仕方ないとしても
更に 後継者がいないことも寂しい
こういうふうに 森の遷移が進んで行くのでしょう
私たちは ダイナミックな自然の変化の現場に立ち会っています
真っ二つに割れた株元

主幹が2本に分れていた木 その片方は昨年折れて 残った方の根元に
ベッコウタケ(鼈甲茸)が盛んに生えていましたから こちら
相当前から 樹勢は弱ってきていたのですね
コナラ一本分の大きなギャップが出来て 初めての光景が広がっています

空いたニッチを どんな植生が埋めるでしょう
これから数年がかりで それを楽しみに観察していきたいと思います
by Oak.



徳林寺 蓮の池
絶滅危惧種も滅ぼした!
「自然のため」に「森づくり」と言いながら、自然に無関心なままに活動してきた人たちは、とうとう「絶滅危惧種」まで手にかけてしまいました。

名古屋市は相生山のザイフリボクの例にも見られるように「希少種のために環境を整備する」としています。関連記事:こちら
けれども、今回の行為はそうしたことと真逆です。「希少種なんか意識していない」それどころか「植生なんかどうでもいい」行為そのものではないですか。

名古屋市は「絶滅のおそれのある野生生物を把握・評価し、その結果を公表することで、絶滅のおそれのある野生生物への理解を深めていただくとともに、適切な配慮を促すことを目的として」red-list2020を策定しています。今回失われた種は上位の《絶滅危惧1類(CR)》にランクされているものです。
市と提携・協働の関係にある活動の結果を、市は市民に対して何と説明するのでしょう。

元より私たちは、稀少種だから…普通種だから…ではなく、相生山緑地やそれ以外の地域でも、生育・生息する全ての種を分け隔てすることなく接してきました。どの種も自然の一部であり生態系の一員です。それはヒトでも同様です。
そして、環境破壊を生み出す人為的改変に批判的な立場をとってきました。
それでも、日本人が古代から愛してきた花を、滅多に会えない野生種の花を見つけた時は嬉しかったです。たまたま10年近く前に一度だけ見ることがあって以降、いっさいの手出しをすることなく、年中見守ってきました。10人に満たない仲間の「極秘情報」でしたが、当然名古屋市も承知していました。「世界のAIOIYAMA」会議記録にも記述が残されています。

その花の季節が巡ってきます。でももう、相生山では二度と会えることは無いでしょう。口惜しいです。
by Oak.





名古屋市は相生山のザイフリボクの例にも見られるように「希少種のために環境を整備する」としています。関連記事:こちら
けれども、今回の行為はそうしたことと真逆です。「希少種なんか意識していない」それどころか「植生なんかどうでもいい」行為そのものではないですか。


名古屋市は「絶滅のおそれのある野生生物を把握・評価し、その結果を公表することで、絶滅のおそれのある野生生物への理解を深めていただくとともに、適切な配慮を促すことを目的として」red-list2020を策定しています。今回失われた種は上位の《絶滅危惧1類(CR)》にランクされているものです。
市と提携・協働の関係にある活動の結果を、市は市民に対して何と説明するのでしょう。


元より私たちは、稀少種だから…普通種だから…ではなく、相生山緑地やそれ以外の地域でも、生育・生息する全ての種を分け隔てすることなく接してきました。どの種も自然の一部であり生態系の一員です。それはヒトでも同様です。
そして、環境破壊を生み出す人為的改変に批判的な立場をとってきました。
それでも、日本人が古代から愛してきた花を、滅多に会えない野生種の花を見つけた時は嬉しかったです。たまたま10年近く前に一度だけ見ることがあって以降、いっさいの手出しをすることなく、年中見守ってきました。10人に満たない仲間の「極秘情報」でしたが、当然名古屋市も承知していました。「世界のAIOIYAMA」会議記録にも記述が残されています。


その花の季節が巡ってきます。でももう、相生山では二度と会えることは無いでしょう。口惜しいです。
by Oak.




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