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そして ヒメボタルは見れなくなった

相生山緑地 シンボルコナラ前の畑について
ヒメボタルと見物人を観察しているウオッチャーたちから「現場の声」報告
「もうここは全然見れなくなったね」
「安心して楽に沢山見られる、いい場所だったのに」
「去年まで見れてたのに。どうなっちゃったんですか?」
畑表①IMG_6954 (640x480) 畑表②MVI_6955_Moment (640x360)
この畑については 何回も書いてきました
無用な繰り返しを避けるために 一読ください
名古屋市に申し入れた経緯のなかで ヒメボタルとの関係について こちら
畑裏①DSC_6598 (640x360) 畑裏②IMG_6967 (640x427)
そもそもシンボルコナラ前の畑の発端 3年前 こちら
今も草地のまま隣接地 草地MVI_6955_Moment(2) (640x360)
こちらでは ホタルは少ないながらも見られるそうです
畑にされ「開墾」されたことにより 
名古屋市が看板に書いた「里山の景観」は 実現したのかもしれませんが
肝心の「里山」における 生物多様性は奪われてしまったように思えます 
「たくさんの蛍の命が殺されてしまった」(あるヒメボタル追いかけ人)
そして ここでも急激に「ホタルの数が減ってしまっている」とのことです
谷筋IMG_6960 (640x427)
名古屋市には理解してもらえてない と思わざるを得ない
根本的な問題提起
 こちら
ヒメボタルは相生山緑地の「生態系保全の象徴種(=FlagShip Species)」です
その消長は 相生山緑地の自然環境全体の指標ともなるべきものです
ゆえに 私たちは この狭い畑が引き起こした変化に注目しています
[相生山の四季を歩く会]からの提案に代えて こちら

私たちの見方や意見に「無理がある」「間違っている」と思われる方は
どうぞ ご指摘ください 考え直すことにやぶさかではありません

   by  Oak.+R.61

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明日から新年度 ゆっくり行こうよ

明日から4月 春姿に大変身の相生山
コナラ(小楢)の若木のように 葉の展開から花序を伸ばす子 こちら もいれば
コバノガマズミ(小葉の莢蒾)みたいに 早々芽吹いたのに 2週間前 こちら
コバガマ花芽①IMG_0001 (640x480) コバガマ花芽②IMG_0019 (640x480)
小さな蕾をびっしりつけて じっと待機しているかに見える子もいます
おなじみタカノツメ(鷹の爪)いつの間にか芽鱗は外れたような
それとも 堅い裸芽だったのか?と思うほど 緑みずみずしくなったのに
妖精の羽根みたいな 薄いヴェールは なかなか広がらない
タカノツメ冬芽IMG_0016 (640x427) タカノツメ芽吹き前②IMG_0029 (480x640)
名古屋市も人事異動がありました 相生山を担当する部署の方も何人か
ちゃんと話を聞いて誠意ある対応してくれた人 
「お役人気質」丸出し 追及から逃げ回っていた人
それぞれ個人と公職の役割との狭間で 苦労されていたのだろうと解釈して
「いろいろありましたが、相生山に悪い思いを残さず旅立ってくださいね」
と ご挨拶
相生山関係に数年ぶりに帰って来る人も
「相生山で学んだことを活かして、環境のことを忘れず新しい職に就きます」
と ずい分前に去った人が ご栄転
きっと精進されたのだと 歓迎いたします
タカノツメ芽吹き前①IMG_0027 (640x480) ガマズミ芽吹きIMG_0005 (2) (640x480)
時は春 
けれど 全て一律に 進むわけではありますまい
新年度 新たな気分で それでも ゆっくり行きましょう

「名古屋市の相生山緑地検討会」ホームページ更新しました こちら
   by  アイ

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「人間が生きていくための自然・・・」でいいのだろうか?

雨で「お花見」が流れた午後。名古屋市の呼びかけによって進められてきた、行政と相生山緑地に関わる市民(地域住民や活動グループ代表など)と専門家による「緑地計画検討会」の会合が開かれ、「相生山の四季を歩く会」の代表として参加しました。
緑地計画検討会⑥IMG_6039 (640x360)
今回のテーマ(案)は「相生山緑地において大切にしたいこと」。昨10月の「現地見学会」、講演「植生遷移と生物多様性」も含めた前回(12月)討議を受けて、その継続とまとめの位置づけでしたが、参加者からの提案意見によって、全般的な意見発表の場ともなりました。
テーマIMG_6034 (640x372)
主催者発言、グループ討議、そのまとめ発表、専門家の所感、どのなかでも多く語られていたのが、「これまで知らなかった者同士が言葉を交わし、意見の一致とまではいかなくても、お互いを認識し合える関係」になれたこと。「相生山の自然を大事にしていきたい」という大前提の共通点に加えられる『成果』だと思います。
緑地計画検討会④IMG_6037 (640x427)
けれども、それぞれが持っている「自然」のイメージ、それへの対応には大きな違いがあることも分ってきました。残念ながら「ヒト優先」「人のためになる自然」という考え方が多いように思われます。それでは、現在起こっている、これから起こってくる「自然と人」との課題に対処できないのではないかと私たちは心配です。
グループ発表②IMG_6045 (640x360)
会合の後、いつものように仲間4人で「感想会」2時間弱。
「名古屋市の人も、進行係の人も最初に比べると変わったよね」「どうしてもまとめたい、って感じが無くなった」「じっくりと時間をかけてでもつくり上げていければいい・・・・みたいな」「大学の先生の『コミュニケーションのプロセスが大事』とか『従来は決めたら走るだったけど、決める過程、戻す勇気』みたいな話、納得できる!」「それでも、参加者の中には姿勢が変われない人も何人かいるみたい」「他の人の話を聞こうとしてないもんね」「置いとくしかないのかなあ」「市の人のまとめ発言で『人間が生きていくうえでの≪自然が大事≫』って表現があったでしょ。やっぱりそうなるのか・・・と、もやもやしてる」「そうだよねえ。なかなか分かってもらえない。うちらは少数派(笑)」
まとめ①IMG_6049 (640x427)
一昨年の秋から始まった会は今回で一区切り。成果と課題は行政に委ねられる形で、今後に引き継がれていくことになるのでしょう。期待しつつ、「いつでも発進」の姿勢で見守ることにいたします。

   by アイ+Oak.

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これがホントのアカマツ林再生!

相生山緑地に名古屋市が進めている「アカマツ林再生プロジェクト」
先月末にも、伐採地から萌芽更新してきた樹木たちが激しく伐られました。
「また『松を守るため』伐採してます。前に切られた株から結構大きくなっていた枝はほとんど伐られています。なんだか切ない」 
現場に出会った「相生山の四季を歩く会」のH子さんから『緊急情報』が流されました。
アカマツ林PJ伐採①IMG_5774 (640x427) アカマツ林PJ伐採②IMG_5777 (640x427)
このエリアの、この活動には、何度となく意見提案してきました。 こちらは2015年、 同時に添付した環境カウンセラー 故高岡さんの考察こちら
私たちの異見は
①「再生」というが、そもそも相生山にアカマツ林が存在していたのかどうか
②植生遷移が進んで《コナラ・アベマキ林からシイ・カシ林》への移行段階である相生山で、いまアカマツ林が成立するのか
③現在生育しているマツ(松)は、アカマツとクロマツとの交雑種=アイアカマツ(間赤松),アイグロマツ(間黒松)であると見れるが調査したのか
④歴史的経緯、森林成立の基本を踏まえない言動・公示は市民へのミスリードを生じさせているのではないか
などが主なものです。しかし、名古屋市からは「検討結果」も、まともな反論も、自らの行動をふり返ってみることもなく、同じことの繰り返しや拡大、その時だけの「成果」を掲示報告し続けています。
マツ以外は伐るIMG_5775 (640x427) 人為の裸地IMG_5778 (640x427)
密集して生えるマツの群落、マツ以外の樹木は伐採するという単純植生の景色は、いかにも不自然。植木屋さんの畑のようですし、将来ここにマツ林が出現するとは思えません。現状の光景は《かつて「自然な」アカマツ林があり、それを「再生する」》という市の主張を、根本から論理破産させる証明に見えます。頻繁に伐採しなければ、たちまち広葉常緑林が復活するという具合です。名古屋市はいつになったら気づくのでしょう。気づかないふりをやめるのでしょう。それとも、一旦決めて始めたことを改めるのは「恥」「悪」とする頑迷さこそが行政の「正義」「常識」なのですか。

私たちの別のフィールド(岐阜県中濃)には、正真正銘のアカマツが生育してきました。有名な「マツタケの産地」です。尾根にはアカマツ、下部傾斜地は農地の肥料や燃料の柴も産む落葉樹中心の雑木林、が長年の山姿でした。その雑木林が「拡大造林」の政策で「人工ヒノキ林」に変えられて数十年。一方、高齢化したアカマツはマツクイムシに侵食されるなどして衰退。山林の多くは枯死したマツ+放置人工林になってしまっています。
4年前の秋、この区域の山林に間伐着手したころ こちら
やがて、最初は密集して暗いヒノキ樹林に隠されていた、高木のマツが何本か見えてきました。この辺りが「マツタケ山」だったかどうか正確には分かりませんが、地元の人が「マツタケの菌は強いって言うで、もしかしたら復活するかもしれんな」と冗談で言うくらい、陽が入って明るい山になってきました。
アカマツ平①IMG_5806 (640x427) マツの尾根IMG_5798 (640x427)
そして、残っているアカマツから落とされた幼木が何本も育っています。それは相生山のように(先の画像)密生してはいません。相生山では「マツ増やすために植えてるんじゃない?」「変な増え方は松ボックリばら撒いてるよ」のうわさがありました。ここの幼木の様子は推測が当たっているかもしれないと思わせます。いっせいに発生するのではなく、一本一本がそれぞれ適地を選び、自然の摂理の上に生えてきたと感じられるからです。
幼木①IMG_5803 (640x427) 幼木②IMG_5807 (480x640)
アカマツの小さな平には、遷移初期に見られるツツジ科の小木も元気になっています。スノキ(酢の木),ヤマツツジ(山躑躅),ドウダン(満天星),ネジキ(捻木),アセビ(馬酔木)などです。子どもの頃、マツタケ山に囲まれた山村に過ごしました。そのころの山の姿が思い出されます。
ツツジ属IMG_5811 (640x427) アカマツ平②IMG_5808 (640x427)
私たちは「アカマツ林再生」などと、自然を意のままにするつもりはなかったけれど、人が「利」のために自然を改変(=ヒノキ植栽)し、「利」のために放置した(=手遅れ林)を、《自然にお還し》しようと伐採を始めました。結果、自然が戻ってきたのかもしれません。
人が「欲深い」人為を改めたとき、自然は復活・再生する。大言壮語「再生」などと意気込んでも、自然の「理」には逆らえない。

相生山緑地の雑木林、ことしは「やや遅め」の春を迎えました。
冒頭のH子さん「その子切らんで、切るの止めて、と言ったけど切られてしまったウスノキ。可哀想で置いとけなかったから、うちへ持って帰って花びんに活けてある」と話してくれました。
コナラの谷IMG_5779 (640x427) コナラの森IMG_5784 (640x427)
こんなに素晴らしいコナラ・アベマキの林があるのに、暖地性の照葉樹の森も広がろうとしているのに、何を矯めようとするのですか。自然から生れ、自然の一部として生かされている、たかがヒトの分際で。

「春はザワザワ」3連続記事、いかがだったでしょう。 (1)春はザワザワ:こちら (2)期待していていいですか?:こちら
誰もが、麗らかな季節を歓び、健やかな身体と魂を取り戻して、愉しく過ごせますように。
そのカギは「自然とともに」生きる、今ある「自然を大事に」することから、ではないかと思っています。


    by アイ+Oak


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自然観察と「森づくり」は共存しない?

相生山で「森づくり」活動があった後、違和感いっぱいの樹林地。
「キレイに」なりすぎて、自然が損なわれた感がします。
「ここは自宅の庭ではないんだけどなあ」「住みにくくなる生きもののことは考えないのかなあ」
現場③IMG_5384 (640x427)
自分たち(人間)の好みを優先して、伐採・整備した樹林を歓迎するのは自分たち(人間)だけ。例えば、森の分解者である菌類は乾燥が苦手、菌類が衰退すれば他の生物たちの遺体や排泄物を処理する森の力が弱まります。水や太陽や大気と同様に大切な、土壌の形成が衰えます。そんなことも考えての上での「森づくり」活動なのでしょうか。
現場①IMG_5377 (640x427) 伐採枝IMG_5382 (640x427)
名古屋市の管理部署に意見を述べたとき、「市が確認した計画に沿って行われているので、問題ないと考えています」との回答でした。問題は計画通りかどうかではなく、その計画自体なんですけど。
野鳥の食糧や隠れ場を刈りとって奪い、一方で「不必要かつ過剰」な数の巣箱の設置など納得いくものではありません。参考記事:こちら
巣箱IMG_5387 (640x427)
私たちは誰かが壊した後の自然の復活を観て喜んでいる存在ではありません。人間によって「これでもか!」と自然破壊し尽くして成立した都会の中に、わずかに残った生きものたちの根拠地を大事にし、(できれば)広げたいと願っています。そう考える人びとが広がることを目指しています。参考記事:こちら
現場②IMG_5378 (640x427)
相生山の四季を歩く会」の2月例会のテーマは「樹木の冬芽と葉痕の観察」を通して、「みんなが注目する花や果実、を準備する植物のしくみを学ぶ」ことでした。「キレイに」刈り払われてしまった冬芽たち。「森づくり」の手の及ばない区画を探して、自然観察するって、これはもう自然観察ではないと残念でなりません。

   by Oak.

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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