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立 冬

小春日和の立冬
あわただしさを感じる季暦ですが
相生山を歩いている時は のんびりと
立冬①IMG_0036 (640x427)
染まり始めたコナラ(小楢)の葉  赤を帯びてきたカナメモチ(要黐)の果実
青い空と青い都会 立冬②IMG_0044 (427x640)
逆光のヤマザクラ(山桜)は くすんだ赤茶に広がっていました

立冬道路②IMG_0049 (640x427)
コナラの谷に向かって突き進んで 止まった「道路」
このまま工事完遂されていたら 『環境』なんて語れない名古屋市になっていた
COP10やESDの国際会議の会場都市だったのに
立冬道路①IMG_0048 (640x427)
明日も明後日も この「道路」跡地を歩いて
意見交換会=現地見学が行われます

前を向いて
名古屋市民は 私たちは
どう自然とつき合えばいいのか
本質の 根本からの 理にかなった
話し合いのきっかけが 実現することを願います

   by  アイ

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見せかけの「里山」

相生山緑地の通称シンボルコナラ前 
最近また少し 様子が変わりました
これまでの経緯と私たちの意見は こちらこちら  
シンボルコナラ畑地IMG_0331 (640x427)
新しい柵で囲まれ その中が手入れされ 立派な掲示板が出来て  
「相生山緑地オアシスの森の里山景観」という文書が張り出されました
新看板IMG_0330 (640x427)
SATOYAMA=「里山」という言葉が COP10で世界に発信され 
以降 あちらこちらで もてはやされて久しいのですが
この場所では一体 何を達成したいというのでしょう

「里山」とは 農を営む人々が その生活・生産のために
住居や耕作地の近くの山林から 燃料や肥料を収奪した結果
植生遷移が人為的に止められ 雑木林として固定化されたものでした こちら
農を営む人びとが住む「里」と 密接不可分の山林であった「里山」
そして 川や用水池や田んぼや草原などを総じてたものが「里山景観」 
畑IMG_0010 (640x427)
たびたび紹介する 相生山と地続きの菅田(すげた)集落の先達たちが
樹林を開き 土を運び 畑地に換えた 相生山緑地内の農耕地
その経過の中で 雑木林も生まれました

そして 戦後の燃料革命 産業構造の変遷 社会の変化によって 
現在の 相生山緑地の樹林地が成立してきたのです
双子池畑IMG_0171 (2) (640x427)
農業は 自然の遷移を止めてまでの 生きるための営みでした 
かつては言うに及ばず現在でも 2~3ヵ月に一度程度の手入れで
自然相手の農耕が 成立するはずはありません

「里山」を生み出した先人たちの営みへの 見識も敬意も持たず
自然への畏敬の念も無く 
世界中が問いかけた 「SATOYAMA」の課題とも無縁に
見た目だけ 少数者の好み を追い求める活動には 反対です
シンボルコナラ前IMG_0190 (2) (640x427)
こうしたことも含めて 私たちは 世界の「AIOIYAMA」プロジェクトに
自然を大事にするにはどうすればいいのかを 問いかけ続けているのです

相生山緑地全体をどうしていけばいいのか 
その意見交換が ようやく始まったばかりというのに 
ある区画では 既定方針のごとくに進められる事態に 納得できません


   by  Oak

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何故「アカマツ林再生」にこだわるの?

相生山緑地内の掲示板に 名古屋市の「森づくり」講座案内
再生PJ掲示IMG_0285 (427x640)
「森づくり」への疑問 これまでも指摘してきましたが こちら
今度は 相生山の現場も会場になるようです
オアシス募集チラシ部分IMG_20191024_0001 (2) (640x412)
名古屋市の「アカマツ林再生プロジェクト」についても 2015年から
その問題点について 当局に「意見書」を提出 故高岡さんの論文も添えました

私たちの指摘は大きく3点
 ①「再生」とは いつの、どのような、アカマツ林ですか?
そもそも相生山にアカマツ林が存在していたのですか?
記録があれば提示ください。
 ②今の相生山にアカマツ林が存続できますか?
相生山は「コナラ・アベマキ林」から「シイ・カシ林」の段階です。
「退行遷移」を本当に実現させるつもりですか?
 ③科学を無視して相生山で実践している「プロジェクト」は、
市民を欺き、ムリ・ムダを強いるものになっていませんか?

真摯な回答は いっこうに無く 不可思議な伐採が繰り返されています
周回道路伐採地IMG_4097 (640x427) (1)
今年5月の散策路横 カシ林に移行が進んだ林床 常緑低木伐採あと
伐っても伐っても アベマキやアラカシの幼木が育ちます
周回道路伐採地IMG_4097 (640x427) (2)
「マツ林が復活した」とされている区域
不自然なマツの密生状態に加えて 他の樹種も繁茂
とても アカマツ林 とは言えません

「自然と共に生きていきたい。そのために役割を果たしたいものだ」
そう考えている市民を
名古屋市は どこへ連れていくつもりなのでしょう

    by  Oak.

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だから言ったじゃないですか!

相生山緑地のシンボル・コナラ前「畑」
畑②IMG_0233 (640x427)
「相生山で一番目立つ場所が、草ボーボーでみっともない」
「昔の里山の景観を取り戻すため畑にします」 と
名古屋市の担当者から連絡があって「畑になった」のは2ヵ月前  

「市の土地を一部の人だけが、特定の考えで使用するのはおかしい」
「相生山全体をどうするのか意見交換中、まだ決まってないですよ」
「せっかくの更地だから、そのままにして観察すれば良いのに」の声押し切って
生え始めた幼木を引っこ抜き「開墾」したんですよね

少しお付き合いください このblogでの経過記事 
その①  その②  その③  その④  そして 
今は 前よりすごい草むらに埋まって なんとか 
ダイズ(大豆)の花が咲いているようにも見えましたが
畑①IMG_0196 (427x640) 畑③IMG_0241 (640x427)
「自然農」目指してるんですか? 約束した「掲示」は無いまま
でも「里山の景観」とは言い難いです

お伝えしましたよね
「かつての『里山』は人が生きていくため、農用林として使われた結果」
「現代の一部の人が『好みで』景観を求めても、うまくいかないと思います」
営みではなく 理念もない趣味は 何を為したのでしょうか? 
人は 自然に 中途半端に手を入れるべきではないのです

雑木林の相生山 中心木のコナラ(小楢)に寿命が来ています
枯損木IMG_0267 (427x640) 昨年の台風で倒れたコナラ
最近でも こちら
そして “コナラの下にコナラは育たない” 日照を必要とする陽樹です

この記事の 元生産緑地の民有地が 市に買い取られた区域は 
シンボルコナラのドングリが落ちて たっぷり供給される土地 
2~3歳の幼木も育っていました
畑遠景IMG_0202 (640x427)
一見「荒れた」「みっともない」植生は 将来の森の今現在の姿
市の職員は言いました
「私たちには数十年以上も先を考えて管理するということは考えられない」
2年か3年で異動し担当が変わる行政職員ですものね
でも 市民にとっては「先を見越した長ぁ~い自然とのつき合い」が必要なの

世界の「AIOIYAMA」プロジェクトにも 名古屋市の「森づくり」にも
この経験 教訓が生かされますように

   by  Oak.

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「ヒメボタルの時期」に心配なこと

どちらが道(=園路)か 分かりますか?
相生山緑地北部の 通称「オアシスの森」樹林地内です
踏み跡IMG_3915 (640x427)
上の画像では左方向  下の画像では右方向が正解なのです
  踏み跡②IMG_3913 (640x427)
けれど 「森の整備」によって樹木が伐採され 踏み跡が広がり固められ
慣れた人でも 道迷いするほどになってしまっています
踏み跡①IMG_3914 (640x427) 踏み跡③IMG_3916 (640x427)
この辺りは「ツツジ(だけを)増やそう」としている区域
その意図自体が「森を守り育てる」主張とさえ 矛盾しているように思えます
森林の生態系全体を考えずに 「森づくり」などされては
そこで生きている 数多のいのちにとっては たまったものではありません
踏み跡⑥IMG_3963 (427x640) 踏み跡⑤IMG3919(640x427)
この画像の2つの区域は 数年前までは樹林地でした
その当時 管理者(=名古屋市天白土木事務所)から言われていました
「園路とされていない場所には出来る限り踏み込まないでくださいね」
 踏み跡④IMG_3967 (427x640) 樹林の奥へ延びる踏み跡  
「冒険者」気分で たまに一人や二人がゴソゴソなら 
何も目くじら立てることでもないでしょうが
流行りのトレイル・ランナーや 筍や希少種目当ての盗掘者によっても
相生山の自然は始終 傷つけられています
ましてや 市との協働活動ならば より高度な見識が問われはしませんか

たびたび このブログで取り上げてきた≪ヒメボタルのステージ≫では
「道路予定地」だった区域が 「整備」され
園路から容易に降りて行ける状態のまま 放置されています
深夜「ヒメボタル撮影者」がウロウロしていた という目撃情報も聞きました
 園路用地IMG_3908 (640x427)
【相生山緑地を横断する道路は止めて公園にする】 との市の方針
では 【どんな公園にするのか】 【どのように「自然を大事にする」のか】
長期にわたって 市民と行政の あるいは市民同士の
たいせつな意見交換がすすめられていくことでしょう
その間も 相生山の生きものたちにとっては待ったなしに生存の危機が迫ります
 竹薮看板IMG_3911 (427x640) 市の表示も見直しが必要
ヒメボタル・・・相生山が一年で一番騒がしい時期が直前になりました
相生山を一度も歩いたことがない人が 県外からも大勢やって来ます
2年前 「相生山の生態系を維持するための提案書」 こちら を提出しました
2015年には 「相生山緑地『オアシスの 森づくり』への意見書」 こちら 
および考察 こちらを提出し 検討を要求しました

ヒメボタルは相生山緑地全域の生態系の「象徴種」です
彼らの生息が脅かされるようなら 「相生山の自然を大事に」は空語になります
「名古屋市はわざとヒメボタルの多い場所を潰そうとしてるんじゃないの?」
ゆうべ伝わってきた 長年の観察者の嘆きです
園路と樹林地との境界の明確化 園路外へ踏み出すことを防ぐ手立てなど 
当局の真摯な緊急対応を望みます

    by  アイ

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選択肢 その二

 相生山緑地の未来についての第一の選択肢は、道路建設か公園にするか、でした。この問題は、どこにでもいる、ほんの一部の「わからず屋」が的外れな議論を吹っ掛け続けているようですが、名古屋市が「市民のみなさんへのていねいな対応」をすると言っているので、時間をかけた説得に期待することにいたしましょう。
ツツジの園IMG_3704 (640x427)
 さて上は、先日の「相生山の四季を歩く会」で歩いた散策路=園路の景色です。芽吹きの樹林地、高木コナラ(小楢)のうす緑の新緑と躑躅(コバノミツバツツジ、ヤマツツジ、モチツツジなど)のピンクが美しい季節です。
ツツジの庭①IMG_3618 (640x427) ツツジの庭②IMG_3621 (640x427)
 でも、見わたすとツツジ以外の樹木の切り株、伐られた枝が生々しく、幹や枝葉が脇にたくさん積まれているのにも気づかされます。「相生山はツツジと松の山だった。春は赤く染まってきれいだった」ので「復活させる」という活動が続いているのです。 【参照こちら
 自然の樹林ではなく、人が「自然」を愛でるための、『自然風の庭』づくりが行われています。
 伐採地IMG_3620 (640x427) 広がる伐採地
 毎年、アマチュアカメラマンが密かにヒメボタルを撮影していた場所。名古屋市の緑政土木局が「環境調査の一環」として「ホタルの飛翔数カウント地点」としていた区域も、「更地」になりました。尾根からの南向き傾斜地ですから、乾燥によって植生の復活には時間が掛かると思われます。仮にもし復活すれば都度、「庭師」たちがまた伐採・剪定をするのでしょうか。

 みなさんはどちらを選ばれますか?
 春から初夏の一時期の人間(全員ではない)が好む景観のために、他の生きものたちの生育・生息を脅かす「公園」づくり。
樹林IMG_3628 (640x427)
 「農用林」として「焚きもの拾いの山」として利用されていたものの、使われなくなって数十年、大都会には珍しい「神社林(=鎮守の森)」が復活しつつあるのを見とどける「公園」。

 名古屋市の「世界のAIOIYAMA」プロジェクトによる公園「素案」に対する意見交換会が、そろそろ第二段階に入ろうとしています。
 庭か樹林か、人の手を入れるのか、(できるだけ)自然に任せるのか。勝手に進めるのでなく、お互いが納得できる意見交換を求めます。決着がつくまでの間は「中断・保留」が筋でしょう。道路工事がそうであったように。
 そして、時間がかかりそうなら、最低限の安全対策(現状では頭上の枯損木、崩れかけた園路など放置か所は多いのです)と生態系維持のためのシステムづくり 【参照こちら】に早急に着手してもらいたいです。
 森が美しいこの時期、相生山の現地を歩いて、確かめてみられることをお勧めします。
 これまでご縁の無かった方も、ひととき考えてみていただきますよう、お願いいたします。

   by  Oak.

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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