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相生山 三つの現場

 10月18日 、相生山緑地の将来のあり方を話し合う、市民と行政と学識者による検討会が立ち上がりました。ブログ記事:こちら ホームページ記事:こちら
 相生山緑地の基本計画について、これからやっと検討が始まろうというのにもかかわらず、一方では別の「公園づくり」が進んでいます。
 現場① ツツジの園・桜の園 こちら
   伐採地IMG_0083 (640x427)
 さらに、相生山に親しんできた人びとには、最近ショッキングなことが起こりました。馴染みの場所の景観が一変。
 現場② 展望台跡 こちら
展望台跡周辺①IMG_0064 (640x427) 展望台跡周辺②IMG_0065 (640x427)
 これらの活動について名古屋市の現場管理部署に問い合わせると「最近の施策よりも、ずっと以前から行われてきたこと。名古屋市の森づくり活動の一環」との答が返ってきました。道路建設の予算執行80%着手済みの時点でも「自然を大事に。市政の転換」との市長判断を引き出し、「市民との意見交換を踏まえて、緑地基本計画作成にむけた合意形成を図る」検討会開催に至った≪相生山緑地ならでは≫の特性を見ようとしていないことが分かります。
 ①②の活動をされてきた団体が、経験に基づく見解を検討会で提起して欲しいと思っていました。不参加で残念です。学び合えるよう、次回を期待します。

 「樹木が繁って見通しが悪いとの声があったから整備した」とも言われました。樹林地と園庭とは違います。その説明は為されたのでしょうか。
 そして、一度人の手を入れたなら、その状態を維持するためには継続が必要になります。
双子池口上①IMG_0105 (640x427) 双子池口上②IMG_0107 (640x427)
 「暗い森を明かるくするために」数年前に伐採された双子池口上部の斜面は、常緑低木にふさがれた「荒れた森」になってしまっています。自然は人の意のままにはならぬことの証左です。伐り続けられなかった結果の実例だと受け止めています。
木こりイベントRIMG2775 (640x480) 森づくり旗RIMG2778 (1) (480x640)
 24日には「木こり体験」イベントが開催されました。
 現場③「道路用地」伐採地 こちら 下は2日後のようす。
木こりイベント後IMG_0051 (640x427) 環境調査地点IMG_0053 (427x640)    ヒメボタルが最も多く見られる区域の一つであり、建設済みの橋脚からつながる「道路建設予定地」を伐開していることが気になります。毎年の「ホタル飛翔調査」のポイントの一つで、今年度は「環境調査」ポイントにもなっている場所が改変されているようですが、責任部署は把握しているのでしょうか。まさか、樹木・竹薮を切り開いて人為的改変に耳目を慣らしたうえで、道路建設への抵抗を柔げようとしてはいないでしょうね。

 思い込みではなく科学的事実を、刹那ではなく長い時間を、一部の意見ではなく全ての市民を納得させることのできる≪名古屋市の緑政施策≫を望みます。

    by  Oak

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台風10号の後で

少し雲が薄くなっても まだ雨が残っていました
天白川-菅田橋を渡ります 晴れのときはこちら
天白川南IMG_0085 (640x427) 天白川北IMG_0086 (640x427)
水は濁ったものの 川幅は拡がることなく済んだみたい
相生山の入り口に なびくススキ(芒) 時おり強い風
ススキIMG_0040 (640x427)
そうとうな水が流れた園路 小枝と葉とドングリの散らばる広場
園路IMG_0073 (427x640) 雨の広場IMG_0076 (640x427)
展望台跡のターミナルから 台風の行った北西方向の空
ターミナル北西空IMG_0050 (640x427)
「地球温暖化」 列島近海海水温の上昇 台風の巨大化
心がまえを 備えを ハザードマップ 「生命を守る行動を」
・・・・・もっともに聞こえるけれど・・・
本当に問われているのは
自然環境をこれ以上壊さない 社会の在り方 人の暮らし方ではないのか
エネルギー浪費 経済活動優先 「いかに困難を克服するか」競争に明け暮れ 
木道IMG_0046 (427x640) アベマキドングリIMG_0045 (640x427)
本来の政治は 何十年何百年先を照らすものであるはずなのに 視野は外され
この国で 世界で あくなき権力闘争がくり広げられ 
それを追いかけるメディアは存在しても ジャーナリズムの警鐘は低い
ヌルデIMG_0043 (640x427)
台風は行っても 自然からの試練は更に続くでしょう
私たちの思考の転換が 最終局面までに 間に合いますように

    by  アイ

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菅田橋にて

相生山緑地の西方約500m~1kmを 北から南へ流れる天白(てんぱく)
 位置関係は こちら 参照
名古屋市の都市計画道路〈弥富‐相生山線〉の一部である 菅田(すげた)
左は瑞穂区から都心方面へ 右へ400mで相生山緑地に接します
菅田橋IMG_0053 (640x360)
突き当りが下山畑(しもやまはた)交差点 その奥に樹林が見えます
菅田橋上IMG_0046 (640x427) 相生山緑地方面IMG_0051 (2) (480x640)
上流の名古屋市東部丘陵方面 堤防護岸工事や公園・緑道としても整備され
都会を流れる「お洒落な川」の雰囲気がありますが
かつては貴重な農業・生活用水として くらしの支えでありながら 
氾濫しては いのちを脅かす 恨みの川であったのかもしれません
上流側IMG_0044 (640x427)
下流の名古屋港方面 積雲の下は鈴鹿山脈 
流れに沿って 約2kmで鎌倉街道 さらに1kmで東海道
まちの熱田と むらの鳴海との 境を為していたのでしょうか
白砂,中根,菅田,笹原,福池,野並などの地名が示すように 原野~田畑だったのか
下流側IMG_0043 (640x424)
きょうは青空を映して 美しく流れていますが
大雨が降ったら たちまち濁流が広がります 
堤防下の 昔は田んぼだった住宅地では 洪水の心配も聞こえます

人は水のおかげで生かされ けっして自然を制することなどはできないと
川や山から学んでいたはずなのに おごりを改めるには早いほうが良いです

     by  アイ

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前記事への追記

相生山緑地内の掲示板に 新しい案内が貼られていました
  掲示IMG_0028 (481x640)
昨日の記事 こちら の名古屋市主催の「森づくり講座」です
掲載画像で見る限り 推測通りの区域です
放置された 人工ヒノキ林とモウソウチク(孟宗竹)の森林ですが
ヒメボタルの多く見られる谷筋でもあります
対象区域IMG_0041 (640x427)
人は 自らの思いつきを実行に移すとき 
別角度からの見直しや 多方面からの検討を加えようとせず
その思いつきに満足し 正当化し 押しつけるという 危うい面を持ちます

人は自然の一部 その構成部分
「保全」とか「共生」とか唱えて ことさら張り切らなくとも
自然の在るがままに 生きるしかない
何かしなければならないという思いが 自然破壊につながっているようで
私たちは 何をやめればいいのか 発想を逆転させませんか

   by  Oak.

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それは本当に必要なことなのか?

常緑樹が伐られ 落葉低木も刈り払われて
小さな更地にされてしまった所に 丸太のベンチが据えられ
改変①IMG_0038 (640x427)
最近 新しい看板表示と 机までも置かれました
『ヤマザクラの園の整備』 
「・・・整理し、散策路沿いに桜の景観を楽しむ場所として・・・。皆さんに花見を楽しみ、くつろいでもらえる場所としました。」
標示IMG_0037 (640x427)
非難の声も聞こえてきます
「あそこは珍しい鳥が来る場所で楽しみにしていたんだよ」
「あんなに伐ってしまって。もうホタルが見れないね」
サクラ花見 野鳥観察 ヒメボタル・・・訪れる人の楽しみ方は いろいろ
そんな市民の さまざまな希望を計ったうえで 
名古屋市は「手入れ」に 了解したのでしょうか
改変②IMG_0040 (640x427)
この樹林地の この区域の 特性を理解した上で「手入れ」されたのでしょうか
「手入れ」することのメリット・デメリットを考えてみてからの行為でしょうか

相生山緑地をどうするか その基本計画も決まっていない
市民合意のための意見交換・検討会も進んでいない
なのに
一部の「ああしてみたい」「こうしたらみんなが喜ぶ」思いこみ
それは 相生山の自然にとって 今必要なことなのでしょうか
人びとの遠い未来にとっては どうなのでしょう
人が「自然に手を入れる」とは それくらいの重みを持っていると思うのです


    by  Oak

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だから私たちは相生山を離れない

きょうの中日新聞2面コラム「視座」内山さんの文章から引用

 自然のなかには、人間にとって好ましいと思われる生物もいるし、不都合な生き物もいる。そしてその大半は「ただの虫」のような生物だ。それらが結び合って生まれた自然の世界と共生することが「自然との共生」である。  
 仮に新型コロナウイルスに対する効果的なワクチンが開発されたとしても、私たちはこれからも新しく発生してくるウイルスと向き合わなくてはならないのだろう。
 ウイルスと共生できる文明のかたちをみつけだす努力が、これからの人間たちには求められる。大量生産、大量消費の文明も、都市にあらゆる機能を集積する文明や貧困を生みだす文明も、
さらには自然を遠くに押しのけ、人工的につくられたもので包み込んでいく文明も、ウイルスの活動を活発化させる温床になってしまう。

全文は以下
 中日視座内山節IMG_0002 (496x1600)

 「自然との共生」をスローガン・言葉だけでなく、身近な場所で、自身の生き方で、試みていくことが問われています。より賢く、考え行動する未来をつくりだすことが、いま私たちに求められていると思います。
 なので、私たちは相生山にこだわり続けています。相生山から離れられない理由がここにあります。

    by  アイ

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いのちの基盤

相生山の意見交換会の件とは直接関係ないのですが・・。

 中日新聞に掲載の内山節さんの「視座」6月28日付けのを、1週間遅れで読んでいて感想をひとつ。
 20200628_中日新聞「視座」営みを守り合う生命観(内山節)30per
 「自然を含めた社会の維持が、自分をふくむすべての生命的基盤だということになる」と5段目あたりに書いておられる、その「自然を含めた」というところに注目しました。
 自粛か経済か、個人か企業か、あるいは社会全体の利益は、などと考えるときに、それは「人間社会」のことしか考えてきませんでした。
北尾根コナラIMG_0012 (640x427)
 でも、これからは、ウイルスから動植物からその他もろもろの生命体まで(もしかしたら生命体とは思えないモノの存在まで?)、結び合い影響し合っている世界に、我ら人間もごくごく一部として生きているんだという意識が必要なんだと思ったことです。
 人間、大きな顔し過ぎ。
相生山の四季を歩く会6月IMG_0035 (450x300)
 などと思いつつも、でも生き方を変えるってむずかしいですね。
 もう、人間はコロナに滅ぼされても仕方ないや、と思いそうになるこの頃です。

    by Bee

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やっぱり!!コロナ「対策」

 新型コロナウイルスの感染者・死亡者数が、テレビなどによって日々刻々と報道され、国や地方自治体から「緊急事態宣言」が発せられて、わたしたちの日常は暗く閉ざされた感に押し込められています。しかも、このウイルスまん延の要因は未だあきらかにされず、したがって解決方向も見えて来ません。聞こえてくるのは「自粛」「辛抱」、あげくの果ては「国難に勝つ」など一昔前の不幸な時代に戻りかねない風潮も見られます。

 中日新聞に載った環境専門家たちのコメント こちら や 内山節さんのエッセイ こちら を読んで、根本について見つめようとしてきました。
 お金もうけ第一の社会、自然の一部であるヒトが生きている自然環境をないがしろにして止まない社会は、おかしいと思ってきました。その弊害が、今のコロナの情況に結び付いていると思います。

 最近また、自身の考え方を補ってくれる文章に出会えました。子どものアレルギーや自身の疾病をきっかけにして、長年のお付き合い「くらしを耕す会」 ホームページは こちらの「たがやす通信」掲載文(「消費者レポート」1631号より)を、発行者の了解を得て紹介します。
くらしを耕す会会報IMG_0002-②
 結局、生きものである私たちは ≪どんな食べ物を、どう手に入れるか、どう食べて生きていくか≫ に尽きるようにも思います。

 「危機」に対応する能力を持たず、それでも国民を管理しようとだけする政権は言うに及ばず、「終息にむけて上手くできている」とされる諸国でも、小手先の対策でことを収めようとし世の中の成り立ちや仕組みまでを転換しようと出来なければ、やがて人類は滅ぶしかないと思います。
 46億年の地球史を見れば、どんなに繁栄した種であっても衰退・滅亡していったようですから、それも致し方ないのかもしれませんが。

    by  R.62

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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