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山のサクラの話

カスミザクラ(霞桜)満開になりました 
カスミザクラIMG_0006 (640x427)
岐阜の山里 気温も低い上に 本種の開花は他より1ヵ月遅れ
カスミザクラ満開IMG_0003し (427x640)
樹下には寄れない 人工林と雑木林の境界斜面に立っています
実は近くに もう一本 見事なカスミザクラがありました こちら
寿命で倒れて 去年が最後になってしまったのです こちら
カスミ切り株IMG_0187 (427x640) カスミ丸太IMG_0188 (640x427)
その切り株 萌芽更新を期待しているのですが・・・・・  
丸太 菌打ちホダギには時期が合わず やむなく薪用に使わせていただきます

山のサクラは もう一種
ウワミズザクラ(上溝桜)ウワミズザクラIMG_0176 (427x640)
葉の展開が先行します 高い枝には蕾も付いているはず
優雅な花穂が 薫り高く 5月の空にゆれるのもスグ
ヤマザクラIMG_0174 (640x427)
ヤマザクラ(山桜)も 未だ残っています 陽樹のサクラ
カスミザクラは日照が少なくても育つそうです
全国的に ヤマザクラ<カスミザクラ の傾向にあると聞きました
カスミザクラIMG_0004 (640x427)
名の通り やさしい感じの霞桜 
相生山で植生調査したときに 幼木を多数確認しました
ヤマ→カスミ 相生山でも遷移が進むのかもしれません
うまく住み分けて どちらも残ってと願うのは 人の勝手な欲なのでしょう

カスミザクラが咲く山に 
やって来たばかりのオオルリ(大瑠璃)の声 今日も響きます

    by  Oak.

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山奥への誘(いざな)い

山仕事の根拠地にモモ(桃)の花咲きました。一昨年の秋に植えたもの。昨夏の猛暑日照りに弱りはて、もう枯れてしまったかと半分あきらめていましたが、植物は強いです。元気な花に元気をもらいます。
桃の花IMG_0057 (640x427) タンポポIMG_0058 (640x427)
タンポポ(蒲公英)の一面に輝く。小屋と薪棚から畑へ裏山へと広がる「幸せの黄色い」通路。
タラ芽吹き②IMG_0054 (640x480)
タラ(棫)の芽が出ました。人工林のヒノキを伐採した次の春、一番に目を引いたのがこの子たち。背丈が伸びるにまかせて、花と種子散布の繰り返しを放置したら、ちょっとした群生地になりました。
タラ群生IMG_0062 (640x427) タラの芽IMG_0064 (427x640)
今日の収穫。採りたて天ぷら、栽培物でないタラの芽は山菜の王様!ですね。やっぱり。
天ぷらIMG_0066 (640x427) ワラビIMG_0068 (640x480)
山林に陽が入ると、林縁にはワラビ(蕨)。まだ少しですが、おひたしにはこれで充分。

タンポポと桃とスミレたちが溢れ彩る作業場。「杭材にしたいんやけど、少しもらってもエエかな?」馴染みの大工さん。先週は「薪棚の柱に」と隣部落の友人。ご近所さんの役に立てれば嬉しいこと。
「自粛でストレスたまって。行ってもいい?」知り合いの若者が『何か』求めてやって来るらしい。
仕事場IMG_0060 (640x427)
伐って運び出しても値のつかない「東濃ヒノキ」間伐材。さらに追い打ち、コロナの影響が深刻に出始めたそうです。
「長期化しそうだで。こうなったら田んぼや畑が頼りかも知れん」

資本主義は百姓を農山村から引き離し、労働者に仕立て上げ、消費過剰の世界を創出しました。人びとは「便利で裕福で幸せになって繁栄」としています。でも、新型コロナウイルスの問題ではどうでしょう。いっさいの価値観が問い直されているように思います。闇が暴かれようとしています。
おびえているのは死ぬのが怖いから? いいえ、これまで良いと思ってきたことが覆されるから。
 菫IMG_0139 (640x427)
生きる糧を自然から得たり、水と土と大気に包まれて生産したりできる、山奥の生活へ切り換えすればいいのにさ。なぜしない?
相生山は都会のなかでは自然に恵まれているけれど、本当の山奥には、さらなる真実がありそうで。

     by  Oak.

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野並のモクレン

モクレン(木蓮)の花ひらく
モクレン③IMG_0028 (640x480)
相生山緑地の南西玄関口
野並交差点付近 東海通の街路樹は 早春の乳白色
モクレン②IMG_0032 (640x427) モクレン①IMG_0021 (640x427)
地下鉄上がっても 車で通っても
この時季の楽しみ 「春が来たんだな」の実感
野並交差点①IMG_0019 (640x427)
今日の少し冷めたい そよ風
野並交差点③IMG_0024 (640x498) 野並交差点②IMG_0020 (427x640)
街は モクレンで華やか
モクレン④IMG_0027 (640x427) モクレン⑤IMG_0026 (640x427)
花の中へ 香り柔らか
モクレン⑥IMG_0025 (640x480)
ざわめきから逃れて 夢の中へ
モクレン⓼IMG_0030 (640x480) モクレン⑦IMG_0031 (640x427)
モクレンの春 いま盛り

  by  Oak.

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奥山からの春一報

週初めに初雪 ほんの少し残って
翌日には すっかり溶けました

美濃山林入り口 日なたに フキノトウ(蕗の薹)
フキノトウIMG_0304 (640x427)
これでは未だ 雌花・雄花は分かりません

相生山ではフキは見ません
緑地内の家庭菜園では植えられているかもしれませんが
意外と生育条件が難しいのかもしれません

そんなことを思っていたら 
背後でチッチッ・・・ヒッヒッチ
林縁の薮に飛び込む 1羽 2羽・・・4羽まで確認できました
ジョウビタキ(尉鶲)  
肉眼では 胸の鮮やか褐色も背中の紋付も見えました
ジョウビタキIMG_0303 (640x427) ジョウビタキ(640x427)
zoomでとらえました トリミングして
ホウノキ(朴)の枝 大きな冬芽に並んで
こちらは どうやらヤマガラ(山雀)のようです
Facebookの友人から ご指摘をいただきました 

冬鳥たちは 北の国へ帰る前に つがいになることもあるそうです
「温暖化」の影響はないかしら 早く帰りすぎないようにと祈ります

    R.62

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「西の森」へ行ってきました

名古屋市港区の戸田川緑地/「西の森」を見学してきました。
西の森看板IMG_0380 (427x640) 参照記事:こちら
 印象は「意外と貧弱な森だなあ」のひと言。上の新聞記事から、人工とはいえ、もっと「森らしい森」が広がっているのかと思っていました。
 土地の高低差が無い。樹種が少ない。空中湿度が感じられない。人が利用する、たとえば「芝生広場」のような公園施設や1tトラックも走れそうな幅広園路、乾燥化のおそれはないのでしょうか。
 「人工の森林でも100年くらいの遷移を経れば、自然の森林と言ってもいいかもしれませんね」とは、自然観察の先達の言葉。なので、もっともっと長い目で見る必要があるのかもしれません。
人工の森①IMG_0377 (640x427) 人工の森②IMG_0382 (640x427)
 それにしても「この辺りの種を植えた」と聞いていましたが、名古屋市の自然植生では無いはずのクヌギが植えられていたり、ムクノキ(エノキも混ざっているようでした)の純林とも思える植栽林があったり。そう離れていない区域に、やたらと園芸種のサクラが植えられていたり。名古屋市と連携して、ボランティア団体が植樹・除草・枝打ち・除伐などの「森づくり」を続けているようなので、そうである限りは「人工の森」からの脱却は難しそうです。
クヌギIMG_0381 (640x427) 森づくり看板IMG_0374 (640x427)
 広々とした戸田川の流れは、周辺開発によって水脈の断たれた相生山とは違う魅力も感じました。野鳥は喜ぶだろうな。
 でも、これだけ空が開いていれば、小さな野鳥は身を隠すところが無いのではないかしら。必ずしも「生態系が豊か」とは成りにくいようにも思えました。
戸田川IMG_0384 (640x427)
 相生山は、さかのぼれば農用林として使われた時期、焼き物の燃料供給林だったであろう時期、さらに旧石器の遺物、数百万年前の「東海湖」の痕跡。
 それに比べると「西の森」の20年はあまりにも新しすぎますね。そして、人の思わくと手が入りすぎてる。そのことに価値を置く人もいるのでしょうが。

 紅葉晩期の相生山の樹林です。高木層のコナラから中低木の常緑樹、草本層のツツジ類まで森林の階層がそろっています。
ツツジ道樹林IMG_0132 (640x427) ギャップIMG_0134 (640x427)
 道路工事によって伐採され、一時的にギャップになった区域も10年経って、もじゃもじゃわんさか森が復活してきました。

 「近くに森があったらいいね」と思う人びとの気持ちが分からないではありません。でも、お金と労力と時間をかけて「森づくり」をするくらいなら、都会の中でも更地が森になっていく過程を学んだりできるはず。
 いちばんは、名古屋市が「開発」に歯止めをかけて、今ある樹林地や「樹林候補地」を確保することだと思います。そして、自然の森と人工の森の違いを学ぶ必要があると思います。
 「みどりが大事」「森づくりしたい」と考えている人は、道路建設という開発から免れた相生山へ、一度足を運ばれることをおすすめします。あんまりたくさんの人が来ないで、ほどほどが良い、が本音ではありますけれど。

   by  R.62

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春隣り

「今年はカメムシが多いで、雪多いんやないか」
晩秋には そんな会話がされていたのに・・・・降らない冬
集材中①IMG_0071 (640x427) 集材中②IMG_0072 (640x427)
山の現場では 伐採~枝払い~玉切り 丸太の曳き出しが進みます
斜面の上部はアカマツ林から 村落に近い下部は農用林から 遷移した雑木林
春隣り②IMG_0250 (640x427)

山林入口に シロモジ(白文字)が数本 
シロモジ冬芽②IMG_0248 (640x427)
冬芽が紅おびていました 春が近い
シロモジ冬芽①IMG_0246 (640x480)
都市の中の 標高の低い 相生山には生育していない種です

雲が数分間通り過ぎて チラチラッ 雪の粉が汗の顔にかかりました 
春隣り①IMG_0249 (640x427)
冬の山仕事のメインは立木伐採 ペースを上げないと
休んでいるヒノキ(桧)も 水を上げ始めます

春隣り 
厳しい寒さを知ってこその季語ではあると思うのですが
あすからは雨が続くそうです

    by  R.62

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海上の森にて

新年最初のお出かけは 
物見山IMG_0040 (640x427)
海上(かいしょ)の森で 自然観察会
先生曰く「自然の楽しみ方は百人百様。出発点は単純に「わーこの花きれい!」「この虫格好いい!」に違いありません。こどもの時の純粋さを、大人になって復活させることは、自然観察の楽しさの原点のひとつ」
自然観察会IMG_0031 (640x427)
この時期ならではのテーマは シダ(羊歯) 50種近く確認されました
代表して 最も美しいと思うなかから
リョウメン(両面)シダ リョウメンシダIMG_0036 (640x427)

密かに秘かに スズカカンアオイ(鈴鹿寒葵)の花 
スズカカンアオイIMG_0046 (640x480) 見えますか?株元に
新春の紫一輪 
タチツボスミレ(立壷菫) タチツボスミレIMG_0038 (640x480)
物見山頂上から眼下の瀬戸市~名古屋市中心部
ナゴヤドームや名古屋城を眺めました
物見山からIMG_0039 (640x427)
多度神社へ お詣りしました
多度神社IMG_0042 (640x427)
「石段の上に社を、常緑のシイ(椎)の木の下に祀る。最も古い型式」

人びとが願い続けてきた 安全と安心と健康と幸せ
どの地の自然の中にも その痕跡が息づいています

     by  R.62

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仕事納め

美濃七宗の山仕事現場
人工林の上部は アカマツ林の痕跡残る自然林地帯になっていて
天然ヒノキ(桧)とモンゴリナラ(蒙古楢) こちら 見つけた 楽しみなエリア
正月飾りの ウラジロ(裏白)やフクラ(=ソヨゴ/冬青)も頂ける “宝の山”  
素人階段 林道階段IMG_0154 (427x640)
この作業道(?)を使って 今秋から樹高18mの立木伐採をすすめて来ました
材斜面IMG_0156 (2) (640x427) 材雑木のエリアへIMG_0155 (640x427)
伐りも伐ったり 部分的には8割!間伐 
2m~3mに玉切りして 発電用木材チップや燃料薪にするため下ろします
真っ暗で枯損木・倒木だらけの放置ヒノキ林を整理していったら
マンリョウIMG_0167 (640x427)
立派なマンリョウ(万両)が 何株も見つかりました
相生山緑地にも生育していて 名古屋市が「注目種」としている木
その名からも おめでたいとされる「縁起木

光が入りすぎるようになったので 衰退・消滅していくかもしれません
それでも 林床や地中では たくさんの幼木が育ち始めています
ヒサカキ(姫榊)やチャノキ(茶)やクリ(栗)フユイチゴ(冬苺)などに
おおわれていく前兆が見えるので 大丈夫かもしれません

いずれにせよ 自然はどんな変化を見せるのか 山の神さまにお任せです
仕事納めIMG_0159 (640x427)
来年は 斜面の木材を片付けたら 奥の立木区域へ
安全第一 健康注意で ぼつぼつ続けようと
2019年の仕事を納めてまいりました

   by  R.63

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
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