人はどこまで?

相生山緑地には 名古屋市内では珍しい
ヒメカンアオイ(姫寒葵)の生育地があります
早春まだ花の少ない時季 カンアオイは
「相生山の四季を歩く会」でも 人気者
保全2IMG_8173 (640x480) (1)
ところが・・・この数年で
周囲からタケ(竹)が侵入 林縁部の畑のビワ(枇杷)の逸出
低木類の成長によって 日当りが悪くなりました
カンアオイの葉は小さくなり 株も縮小傾向です
保全1IMG_8172 (640x480) (1)
ヒメカンアオイ保全のために 
この辺りの植生の手入れをすべきでしょうか?

相生口のハリエンジュ(針槐) 別名:ニセアカシヤ
マメ科の可愛い花が 光の中で揺れ 甘い匂いが漂います
ハリエンジュ1IMG_8212 (640x480) (2)
ところがこれは もともとは植栽木 
数年前まで営業していた「蜂蜜屋さん」の植えたもの
その逸出したものが数本 高木になっています

ハリエンジュは全国各地で 崩壊地の土留めとして植えられたものの
繁殖力が強く 自然植生を駆逐するため 問題化しているそうです
相生山でも ハリエンジュは伐った方がいいのでしょうか

樹冠縦IMG_8173 (640x480) (2)
相生山緑地の植生は
その近隣で 人が生活してきたことの影響を受けています 
例えば 畑や住宅地や燃料として使われたことなど

けれども 「この森をこうしてやろう」という
人の意図が ほとんど及んでいない森だといえます
  だから 大多数の人々の支持を受けるのだと思います
  「相生山の自然はいいね!」って

環境問題に気づいた 私たちは
  人が生きていくためとはいえ
  配慮無く「開発」することを 抑えなければなりません
  相生山の道路計画を廃止したように

同時に
 「保護」や「保全」を語りながら ただ「自然」の一部分しか見ず
 その生態系や全体の景観や 長期の展望の考察なく着手するなら
 一部の独りよがりの 長続きしない実践にしかならないと思います

名古屋市の 「世界のAIOIYAMA」公園も
この観点から 考えていくことが 求められています

            by   アイ

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theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

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Re: 緑地公園を考える

白竜雲さま

 長文のコメントありがとうございます
 直接的なお返事にならないかもしれませんが

 タグ「緑地公園を考える」「View」記事と それらへの
 みなさんのコメントでも分かりますように
 さまざまな経験や見解が 充分まとまっていないのが現状かと思います

 先輩の 平和公園で活動してみえる Kinoさまのコメントや
 ブログ http://censusblog.officeuk.biz/
 同じく 東三河中心に活動してみえる ウリカエデさまの
 ブログ http://62753154.at.webry.info/theme/1f82a14ac7.html
 ぜひ お読みいただき ご参考になさってください

 多くのいのちの素晴らしさを 探求し撮影し情報発信されている
 白竜雲さまの ご意見ご提案は 貴重なものと受け止めています
 
 「相生山の四季を歩く会」にも参加いただいている 青年の
 白鴉さまの感覚も 大切にしたいと思っています
  
 このブログを発信している妖精たちの基本認識は
 4/18記事「森の手入れ」へいただいたコメント
 ayuchigataさまの最後4行に ほぼ同じです

 地球の歴史・生物進化・生物多様性などを考えたとき
 〈種・生態系・景観などにも「自然の生存権」を認めるべきとする
 環境倫理学の主要な主張〉(鷲谷いづみ「保全生態学入門/1996」より抜粋)
 共感するものです

 この考えかたは まだまだ少数かもしれませんが
 私たちと相互linkいただいている方々や 読者のみなさんには
 同じように感じていらっしゃる方も多いことで 勇気づけられています
 
 相生山緑地の未来を考えるときも
 河村市長はじめ名古屋市の施策遂行に この理解を得たいと願っています

 カンアオイやハリエンジュやヒメボタルは ヒトのために生存してはいません
 しかし ヒトもまた 生存し続けなければなりません
 具体的に どこを基準に どう判断するのが より正しいのか
 
 先ずは 行政主導で 広く名古屋市民(更には経験ある人々)による
 実体験に基づいた意見交換や交流により
 「(都市計画変更に値する)相生山の価値」についても
 たがいの認識を深めたり 合意を得たりするための
 機会を持つことから 始めるべきではないかと考えます

 それが出来ないうちは
 白竜雲さまのおっしゃるように
 「何もしない」方が 最良の選択なのかもしれません
 名古屋市が「道路廃止は撤回」などと言いださない限り
  
 「相生山の四季を歩く会」は自然保護団体ではなく
 参加する各人それぞれの思いで 相生山を楽しんでいます
 
 そこから始まるし そこを抜いて 始めてはならない
 相生山のなかに身を置いた体感を大切にし さらに
 たくさんの人々の知恵を集める努力を尊重したいと思います


 白竜雲さまへの返信の形をとりましたが 多くのコメントいただいた
 みなさまへ 私たちの考え方を記させていただきました
 さらに意見交換を望んでいます よろしくお願いします

緑地公園を考える

おはようございます!
相生山は、これまで 年に1回、「アサギマダラ」を撮らせて頂いていただけの丘陵でした。

道路建設が中止になるという頃から、丘陵の中を散策させて頂き・・・大都市の中で 相当 自然が残っている、砂漠の中の“オアシス”のような存在だと思いました。

この程度の認識なので、「森の妖精 アイ」さまの問いかけ・・・・・;;

①ヒメカンアオイをどうするのか? 
②ハリエンジュは切った方が良いのか? 
③相生山の将来をどうすればいいのか?

・・・・・・を読ませて頂いても、断片的で、何が どうなっているのか 良く判りませんv-13;;;;

『相生山の四季を歩く会』の皆さま方は、普段から意見交換されて、共通の認識を持っておられると思いますので、良くお判りになるのでしょうけど、会員でない私とか、このBlogを読んでおられる名古屋市民、愛知県民、更に日本各地方にお住まいの皆さま方には、断片的情報として伝わるだけかもしれませんv-13;;;;

お尋ねしたいのは、

 ①相生山のような里山を、自然環境・生態系、生きものとの共生、生物多様性などの視点から、将来どのようにすればいいか・・・マニュアルのようなものが無いのでしょうか?

 ②マニュアルのようなものが無いとすれば、相生山のような里山に、他の地域では、どのように取り組み、どのような成功例があるのでしょうか?

 ③相生山の将来について、『相生山の四季を歩く会』をはじめ、相生山関連の諸団体のコンセンサスは あるのでしょうか?

「世界のAIOIYAMA」公園についての個人的希望は、 《・・・自然の叡智をテーマにした2005年の「愛・地球博」。生物多様性の保全と持続可能な利用をめざす2010年の生物多様性条約第10回締約国
会議「COP10」などの国際的なビッグイベントを開催し、環境首都をめざす愛知県・名古屋市・・・》( http://www.nui.or.jp/news_letter/26/pdf/NL102_1-3.pdf  から引用)・・・なのですから、その方向で世界の模範になる「自然公園」を造って貰いたいというのが、個人的な希望です。
そうでないのなら、市は何もしない方が、『自然』が保たれて、良いのかも?v-8 
 

No title

平和公園も長い間回ってるうちに、
以前は想像もしなかった大木が見られるようになった反面、
それがナラ枯れを招いたり、草地が乏しくなり、湿地が乾燥化して、
キジ・ホオジロ・ハッチョウトンボ等、姿を消した生き物もたくさんいて、
現在姿を消しつつある生き物もいくつか。 中には絶滅危惧種もいて、
そういう種も「自然の遷移だから、姿を消してもやむなし」と
見過ごす気にはなれないので、あれこれ言ってますが、
なかなか意見がまとまらず、
アシ原の保護でさえ色々異論が聞こえてきて、難しい問題ですねえ。
また、生態系自体複雑すぎて、…やってみないと分からない点も多いのでねえ。

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No title

私は、森の生態系を著しく破壊して修復にかなりの時間がかかるものに関しては極力管理した方がいいと思います。

例えば竹林ですが、竹はもともとは人が持ち込んだ植物だといわれています。放置すれば相生山は竹林だけの貧相なものになってしまいます。
森の移り変わりのサイクルにおいて当然時間がたてば回復しうるでしょうが、実際にはあまりにも破壊されると戻らないということも起こりえます。
その最悪の状態を防ぐにはやはり放置ではまずいものも存在しうるわけです。

一口に森と言っても、すべての場所が同一ではありません、日の当たる場所やそうでない場所、湿っている場所、乾いている場所。様々な環境があるわけで、そこにあるべき動物・植物が決まっています。その観点から森づくりと人がどのように森と共存したかということを念頭に置いておくのが一番の理想ではないでしょうか。
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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
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