人と自然
渋滞はあるのか? 相生山の道路検証つづき
道路交通専門の先生にお聞きしたことがあります。
「道路建設の前にまず考える。建設回避の手段はないか」
「造らなかったらどうなるのか。造ったらどうなるのか」
「いろんな角度・視座から総合的に考えることが必要」


野並交差点の朝 通過車両は多いですが
果たして 7億円のも予算を使って
新しい道を開通させなければならないほどの
「渋滞」がありますか?
意向調査第1部の地元住民は
「野並の渋滞は以前とちがって良くなった」
「車数台並んで信号待ちを渋滞というのか?」
という意見が出ていました。
対して 第2部では「渋滞で大変だ」という。
みなさん是非見に行ってください。
どちらが真実か、確かめるために。
名古屋市民の、国民の税金が使われる事業です。
ウソの「資料」をもとに進められてはたまったものではありません。
野並交差点、どの方向でも、どんなに混んでいても
右折の時でも、信号待ち2回で通過できます。
信号の替わる時間は1分~2分
3~4分もあれば通過できるのですよ。
「この程度の交通事情で新しい道路の必要を言うなら
名古屋の街中道路だらけにしなくてはならない」
事実から離れて、「出来てしまっている結論」のために
「事実を騙る(かたる)」のはやめましょう。
私たちの子どもたちが見ています、聞いています。
by てんてこマイマイ

緑地と洪水
道路建設の是非 その判断基準に
【野並水害など防災】の観点 が挙げられています。
⑴森林のはたらきには〔①水量平準化機能、②土砂流出防止〕があります。
よく発達した自然の森は、樹木の根が土壌を固定し、水を一気に流さず
森林の中に貯える機能があります。 また、土砂崩れも防いでくれます。
相生山の森もその役割を果たしていることは、
「学術検証委員会の答申」でも、デメリットとして
「道路建設により、緑地全体の保水力が低下」と書かれています。
⑵道路が避難路として機能する、との意見がありますが
相生山緑地を貫通する道路を使って逃げるというのは非現実的。
南北に通る〈野並―島田線〉に上がれば人的被災は避けられます。
東西に走る〈弥富―相生山線〉に集中すれば、被害が拡大。
そもそも車での避難は、渋滞を呼び非能率的とされています。
これまでの洪水や津波の経験からは、
【遠くの高台より近くの高層へ】が教訓とされています。
⑶最近の洪水の根本原因として次のように言われています。
①過度の開発による、森林や遊水地の喪失。
自然の土や植生に頼らず、コンクリートで固めた結果。
②放置された人工林
森林が本来持っている機能が失われている。
③地球温暖化=地球規模の異常気象
人が自然を壊したがゆえの災害 その「被害を防ぐため」に
更に自然を破壊する なんという愚かなことを 上塗りするのでしょう。
by てんてこマイマイ

秋晴れ 相生山 生物調査
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