小さなギャップの物語

相生山の森は 雑木林の森
長い年月の間に 人の手が入った二次林=コナラ・アベマキ林
アベマキ林ギャップIMG_5899 (640x427)
上は菅田集落近くの アベマキ(棈)の林
太い木が数年前に枯れて 昨年倒れた跡が 更地(さらち)のようです
老木のコナラ(小楢) 老木IMG_5969 (427x640) 
老木と言っても 寿命の短いコナラですから 樹齢(推定)80年くらい
前のアベマキと同時期に カシナガノキクイムシによって枯れた幹
菌類たちが ただいま精力的に 分解中
倒木③P7023224 (640x480) 倒木②IMG_5877 (640x427)
梅雨や台風などで たくさん雨が降ったり そのあと 強い日照の時などに
森の景色が 変わっていることがあります
「アレッ あの木が無い!」「ココってこんなに明るかったっけ?」
枯れ松IMG_5901 (640x427)
マツクイムシによる松枯れで 20年以上前に寿命尽きたアカマツ(赤松)
長年 尾根で立ち枯れ状態でしたが つい最近倒れてしまいました
倒木コナラ 倒木IMG_5919 (427x640)
大きな木が倒れた後の「更地」には 林床にまで陽が入るようになり
新しい植生が 育ち始めます
シードバンクとして地中で 千載一遇の機をうかがっていた ウルシ類
風に運ばれてきた 日なたが大好きな 草本たち ツツジ類やマツ 
周りと異なった 小さなギャップが 森のあちこちに出現します
そして そこでも 植物たちの新しい遷移が しずしずと進み始めます
シイノキ幼木 シイノキ2013_5 (480x640)
これは2013年5月の画像 コナラの倒れた後の小さなギャップに
カケス(鵥)が落としたと思われる 種子が発芽 育ちました
最近の調査では この子の樹高は4mを超え 幹直径は2cmになっています

「森の一生は800年」と言われます
何らかの要因で 森が裸地になってから 本来植生の森に育つまで800年
人の一生が80年として 森の時間は人の10倍
私たちの成長に比べれば 10年かかってやっと1年分・・・・!

相生山の森 自然の営み 
せかせか焦らず 次の世代 その次の世代に託す 心がまえを教えてくれます

  by  Oak.

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樹幹流

相生山緑地 雨の午後
おなじみの木々に 樹幹流の模様が出来ていました
アオハダ(青肌) 樹間流アオハダIMG_5861 (427x640)
濡れた木肌も それほどでないところも
名前の通り 青い=淡いね

こちらは赤い 樹間流シャシャンボIMG_5869 (427x640)
シャシャンボ(小小坊)の古木 剥げた樹皮が 濡れて鮮やか

森の奥に高木の アラカシ(粗樫) 
樹間流アラカシIMG_5865 (640x427)
株立ちのそれぞれが しっとり黒く 不定形の大柄模様

モウソウチク(孟宗竹) 樹間流竹水流あとIMG_5878 (427x640)
竹は? 「樹幹」流とは言わないだろうけれど
お洒落な縦縞が 節を超えて 稈に浮かんでいました

空から落ちてくる水滴が 
樹冠から 葉や枝のシュート 雨樋みたいに
伝わり下る間に いろんな成分を集めて 株もとに注ぎ込む
いのちの森がゆっくり育つ 貴重な 秘かな流れです

     by  Oak.


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紅と香の芽吹き

紅い 芽吹き
相生山の森に ひときわ目立つ
アカメガシワIMG_5236 (640x427)
アカメガシワ(赤芽柏)の芽吹き
幼く弱い葉を守る 赤い色素物質のアントシアニン
クロロフィル(葉緑素)ができるまで 代わって光合成もするという
アカメガシワIMG_5230 (640x427)
シードバンク(埋土種子) 
芽生えた時に その頭上が空いていて
日光を充分浴びられる条件が満たされるまで
土の中で 30年も待つことができるんですって
アカメガシワの生育史の中で つかみ取った戦略スゴイ!!

やわやわさわさわ 若緑
ヤマコウバシ(山香ばし)の若葉の展開
ヤマコウバシIMG_5208 (640x427)
葉の縁に 産毛も揺れて
指先で しおれてしまいそうな 嫋やかさ
ヤマコウバシIMG_5228 (640x427)
それでもしっかりと 香りませんか?
ヤマコウバシの名の由来になったのですね
一片 口にすると 爽やかさが広がる
そしてネバネバ ご飯の量増やしにもなったそうですよ
私たちのご先祖さんが お世話になっていたのですね
 
紅と香
樹木の名づけ この時期にこそ 納得できます 

    by  Oak.


 

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三月の冬芽

今日から 3月
相生山も 春本番を迎えようとしています
コバノガマズミP2252985 (2) (640x480)
コバノガマズミ(小葉莢迷) 産毛が光ります
貫禄の アカメガシワP2252974 (480x640)
アカメガシワ(赤芽柏)  裸芽の葉脈が しっかり見えます
トナカイ? 仏さま? 葉痕はクッキーみたい 

「相生山の四季を歩く会*2月」でも 評判になった
クリ(栗)クリIMG_4474 (2) (640x480)
葉痕も 冬芽も 『栗』って感じですね

ヤマコウバシ(山香ばし)
ヤマコウバシP2172962 (640x480)
新しい芽がふくらむと 越冬した古い葉が落ちていきます

ひさびさに登場 アオハダ(青肌)
アオハダP2252970 (640x480)
やっと 捉えられるようになりました 可愛い鱗芽
短枝は しっかり発達して 芽鱗痕は5年目を示しています

前回から10日余り よく見れるようになってきた 
イボタノキ(水蝋樹)イボタノキP2252971 (640x480)

真打は ファンの多い ウスノキ(臼の木)
ウスノキP2252973 (640x480)
紅の葉芽ほどけ 枝の緑 柔らかな毛に 春の陽いっぱい

午後から 雨になりました
少し冷えて そのあと「ひな祭り」から 暖かくなりますね
相生山の森は 日一日 忙しくなっていきます

   by  Oak.

 

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2月の冬芽~雨水の頃~

立春から2週間 梅花満開
梅IMG_4469 (2) (640x327)
相生山緑地 前回から追加の冬芽たち
linkから 過去記事も併せて お楽しみください

タカノツメ(鷹の爪)タカノツメIMG_4476 (480x640)
大きく育って 緑みずみずしくなりました 

クサギ(臭木)クサギIMG_4480 (2) (640x480)
馬蹄形の葉痕 ぷっくら冬芽は赤紫に

イボタノキ(水蝋樹)は 半落葉
イボタノキIMG_4460 (632x421)
冬越しの葉と ちいさなちいさな ことしの葉芽

同じく 越冬葉を持つ
モチツツジ① IMG_4457 (640x427) (2) モチツツジ②IMG_4458 (640x427)
モチツツジ(黐躑躅)ほころんで もうすぐ展開しそうに見えます

ミヤマガマズミ(深山莢迷)の花芽
ミヤマガマズミP2172960 (640x480)
ことしも この子が一番早く咲くかな!? 

相生山の四季を歩く会2月 でも観察した 
ゴンズイ(権瑞)ゴンズイIMG_4478 (2) (479x640)
ヤマハゼ(山櫨)ヤマハゼ②IMG_4470 (2) (480x640)
ヤマハゼ①IMG_4463 (640x427)
もうあと2週間したら どんなに育つかしら
3月 啓蟄のころ お報せします
 
 「相生山の四季を歩く会」のようすは ホームページ更新されています
 こちらから 資料・参加者感想 ご覧ください

    by  Oak.

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プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
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