不思議なヌルデ(白膠木)

ヌルデの雌株にも花が咲いたな と思っていて
ヌルデ雌花IMG_6604 (2) (640x426)
次に見たら 子房が膨らんで 
果実の赤ちゃんが ピンクに 可愛い
ヌルデ子房IMG_6601 (2) (640x426)
雄株は 華やか
先月の記事 雄花のアップは こちら
ヌルデ雄株IMG_6359 (640x427)
ヌルデって 不思議
シードバンク(埋土種子)で 地中に何十年も待機できて
秋の紅葉間際に 満を持して 花つけて
結実は すばやい
冬芽の ネコの手みたいな 毛皮もイイよね こちら

それから 虫癭(ちゅうえい)=虫こぶ 
ヌルデミミフシIMG_6467 (640x427)
ヌルデシロアブラムシが 葉につくった ヌルデミミフシ
中に育つ幼虫が成虫になって出た後は 五倍子(ごばいし)
お歯黒の材料の 黒い染料が取れるそうです

来週の「相生山の四季を歩く会」 ミミフシを割ってみたり
その次は・・・・ 誰か『お歯黒』に挑戦してくれませんか?

     by  アイ

theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

line

小さなギャップの物語

相生山の森は 雑木林の森
長い年月の間に 人の手が入った二次林=コナラ・アベマキ林
アベマキ林ギャップIMG_5899 (640x427)
上は菅田集落近くの アベマキ(棈)の林
太い木が数年前に枯れて 昨年倒れた跡が 更地(さらち)のようです
老木のコナラ(小楢) 老木IMG_5969 (427x640) 
老木と言っても 寿命の短いコナラですから 樹齢(推定)80年くらい
前のアベマキと同時期に カシナガノキクイムシによって枯れた幹
菌類たちが ただいま精力的に 分解中
倒木③P7023224 (640x480) 倒木②IMG_5877 (640x427)
梅雨や台風などで たくさん雨が降ったり そのあと 強い日照の時などに
森の景色が 変わっていることがあります
「アレッ あの木が無い!」「ココってこんなに明るかったっけ?」
枯れ松IMG_5901 (640x427)
マツクイムシによる松枯れで 20年以上前に寿命尽きたアカマツ(赤松)
長年 尾根で立ち枯れ状態でしたが つい最近倒れてしまいました
倒木コナラ 倒木IMG_5919 (427x640)
大きな木が倒れた後の「更地」には 林床にまで陽が入るようになり
新しい植生が 育ち始めます
シードバンクとして地中で 千載一遇の機をうかがっていた ウルシ類
風に運ばれてきた 日なたが大好きな 草本たち ツツジ類やマツ 
周りと異なった 小さなギャップが 森のあちこちに出現します
そして そこでも 植物たちの新しい遷移が しずしずと進み始めます
シイノキ幼木 シイノキ2013_5 (480x640)
これは2013年5月の画像 コナラの倒れた後の小さなギャップに
カケス(鵥)が落としたと思われる 種子が発芽 育ちました
最近の調査では この子の樹高は4mを超え 幹直径は2cmになっています

「森の一生は800年」と言われます
何らかの要因で 森が裸地になってから 本来植生の森に育つまで800年
人の一生が80年として 森の時間は人の10倍
私たちの成長に比べれば 10年かかってやっと1年分・・・・!

相生山の森 自然の営み 
せかせか焦らず 次の世代 その次の世代に託す 心がまえを教えてくれます

  by  Oak.

theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

line

樹幹流

相生山緑地 雨の午後
おなじみの木々に 樹幹流の模様が出来ていました
アオハダ(青肌) 樹間流アオハダIMG_5861 (427x640)
濡れた木肌も それほどでないところも
名前の通り 青い=淡いね

こちらは赤い 樹間流シャシャンボIMG_5869 (427x640)
シャシャンボ(小小坊)の古木 剥げた樹皮が 濡れて鮮やか

森の奥に高木の アラカシ(粗樫) 
樹間流アラカシIMG_5865 (640x427)
株立ちのそれぞれが しっとり黒く 不定形の大柄模様

モウソウチク(孟宗竹) 樹間流竹水流あとIMG_5878 (427x640)
竹は? 「樹幹」流とは言わないだろうけれど
お洒落な縦縞が 節を超えて 稈に浮かんでいました

空から落ちてくる水滴が 
樹冠から 葉や枝のシュート 雨樋みたいに
伝わり下る間に いろんな成分を集めて 株もとに注ぎ込む
いのちの森がゆっくり育つ 貴重な 秘かな流れです

     by  Oak.


theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

line

紅と香の芽吹き

紅い 芽吹き
相生山の森に ひときわ目立つ
アカメガシワIMG_5236 (640x427)
アカメガシワ(赤芽柏)の芽吹き
幼く弱い葉を守る 赤い色素物質のアントシアニン
クロロフィル(葉緑素)ができるまで 代わって光合成もするという
アカメガシワIMG_5230 (640x427)
シードバンク(埋土種子) 
芽生えた時に その頭上が空いていて
日光を充分浴びられる条件が満たされるまで
土の中で 30年も待つことができるんですって
アカメガシワの生育史の中で つかみ取った戦略スゴイ!!

やわやわさわさわ 若緑
ヤマコウバシ(山香ばし)の若葉の展開
ヤマコウバシIMG_5208 (640x427)
葉の縁に 産毛も揺れて
指先で しおれてしまいそうな 嫋やかさ
ヤマコウバシIMG_5228 (640x427)
それでもしっかりと 香りませんか?
ヤマコウバシの名の由来になったのですね
一片 口にすると 爽やかさが広がる
そしてネバネバ ご飯の量増やしにもなったそうですよ
私たちのご先祖さんが お世話になっていたのですね
 
紅と香
樹木の名づけ この時期にこそ 納得できます 

    by  Oak.


 

theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

line

三月の冬芽

今日から 3月
相生山も 春本番を迎えようとしています
コバノガマズミP2252985 (2) (640x480)
コバノガマズミ(小葉莢迷) 産毛が光ります
貫禄の アカメガシワP2252974 (480x640)
アカメガシワ(赤芽柏)  裸芽の葉脈が しっかり見えます
トナカイ? 仏さま? 葉痕はクッキーみたい 

「相生山の四季を歩く会*2月」でも 評判になった
クリ(栗)クリIMG_4474 (2) (640x480)
葉痕も 冬芽も 『栗』って感じですね

ヤマコウバシ(山香ばし)
ヤマコウバシP2172962 (640x480)
新しい芽がふくらむと 越冬した古い葉が落ちていきます

ひさびさに登場 アオハダ(青肌)
アオハダP2252970 (640x480)
やっと 捉えられるようになりました 可愛い鱗芽
短枝は しっかり発達して 芽鱗痕は5年目を示しています

前回から10日余り よく見れるようになってきた 
イボタノキ(水蝋樹)イボタノキP2252971 (640x480)

真打は ファンの多い ウスノキ(臼の木)
ウスノキP2252973 (640x480)
紅の葉芽ほどけ 枝の緑 柔らかな毛に 春の陽いっぱい

午後から 雨になりました
少し冷えて そのあと「ひな祭り」から 暖かくなりますね
相生山の森は 日一日 忙しくなっていきます

   by  Oak.

 

theme : 名古屋・愛知
genre : 地域情報

line
line

FC2Ad

line
プロフィール

森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
人と自然の関わりについて ときに思いを述べます ご意見コメントいただければ嬉しいです
 
ブログランキングに参加しています クリックで応援よろしくお願いします

ときどき ご訪問くださいね 

line
訪問者
line
最新記事
line
検索フォーム
line
カテゴリ
line
最新コメント
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
リンク
line
月別アーカイブ
line
最新トラックバック
line
RSSリンクの表示
line
QRコード
QR
line
sub_line