ヒメボタル飛翔数の調査データ

時節はずれの話題ですが
先日の読売新聞記事中の「ヒメボタル生息状況」長谷川コメント こちら
問題点を書きましたが こちら

相生山緑地の「ヒメボタルは減少傾向」なのか
名古屋市から 調査資料の提供を受けました
ホタル調査data①スキャン_20170824 (745x1024)
 ホタル調査data②スキャン_20170824 (2) (745x1024)
道路工事が始まる前の 2002年(H14)から 工事開始2004年(H16)
中止2009(H21) 計画廃止宣言2014(H26)を経て 今年まで
名古屋市の緑政土木局道路建設課が中心になって実施したもの

毎年5~6月 その年の成虫発生のピークと推測される時期に
道路予定地周辺(緑地内でもヒメボタルが多いとされる区域) 
定点から 目視で 飛翔数をカウント 
確認できた地点の日数と 個体数をまとめたもの

長年たずさわってきた担当の方は
「専門家ではないので データがどれだけ科学的価値を持つか」
「緑地全体の ヒメボタルの生息状況を反映しているか」
「年ごとに発生時期・区域が変わるので 必ずしもMAXをとらえきれてない」
けれど「この区域での8年間の傾向は見れるかもしれない」 とのこと

相生山緑地全図 調査地点は赤線枠エリア内1/3くらいでしょうか
相生山緑地全図 (563x800) (2)
上のコメントの通り 例えば
昨2016年は発生が早く ピークに間に合わなかったみたいですし
今年は 大雨で調査予定日が順延になった結果 遅れたピークをとらえたよう
そして 飛翔数確認は 生息状況の確認というわけではありません
飛べない♀は見えにくかったりするので
飛翔ポイント=繁殖ポイント というわけではないと思います

さて このデータを見ながら 担当の方との会話 
「これで見る限りは ズーット横ばい・・・かな」
「読売に書かれてたような ここ2~3年で激減 ではないですね」
「昔に比べれば 減っているのでしょうけれど」
「行政が手入れやめたから ホタルの数が減ったとは言えない」

相生山緑地の生態系の『象徴種=ヒメボタル』
飛翔確認状況は 「横ばい」 とはいえ
人が森を荒らせば その影響は 生息に及ぶはず

ホタルの生息区域は 人が手を入れて来なかった所に多いです
逆に「森を手入れする」ことは ホタルにとってどうなのでしょうか


     by  Oak.

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梅雨入り

ヒメボタルの季節が終わって
DSC05674 - コピー
相生山緑地も 梅雨入り


 「相生山の四季を歩く会」のminor.さんから 
 画像の提供いただきました 
 6月2日23時10分 露光30秒

    by  R.64

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その翌朝 改めて

今朝の相生山緑地
竹林撮影場所IMG_5593 (640x427)
昨夜はスゴイ人でした 4~500人くらいは訪れたのでしょう
夜中23時 カメラマンが竹林のヒメボタル狙って並んでいて
「通ります」って声かけないと 歩きにくいくらい
竹林踏み跡IMG_5609 (427x640)
それでも マナー良く お互い譲り合って
たいていの人は静かだったし
ゴミはほとんど落ちてないし・・・と思っていたら
竹垣破壊①IMG_5594 (640x427) 竹垣破壊②IMG_5606 (640x427)
「進入禁止」?の竹垣が 無残に壊されてました 前の記事こちら
あちこちの散策路脇 侵入跡IMG_5595 (427x640)
草本は踏まれ 樹林中への踏み跡
よく見ると路面も 散策路踏み跡IMG_5604 (427x640)
(これは時間経過と共に)修復されていくでしょうが
ずいぶんと荒れて 固まってしまっていました
ヒメボタル始め森の生き物たちにとって 
凄い圧力がかかっているのだろうと思います

「自然環境の保全のため・・・・」と 新しい看板が増えましたが
看板IMG_5610 (640x427)
より進めて 人の行動を制限する何らかの規制が必要と思います
「立ち入り禁止の場所も必要!」との声も 届いています
名古屋市の公式ホームページの「相生山緑地オアシスの森/利用案内」では 
こちら『夜の利用ご遠慮ください』

今夜もこの時間 たくさんの人が森に入っていると思います
ヒメボタルのシーズンですが この時期だからこそ
森の生態系まるごとについて みんなで考えていきたいですね

   by  アイ

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ヒメボタル☆ちょっとうるさい注意事項 

相生山の四季を歩く会 ~2017.5.26ヒメボタル観察会ご案内より~
  画像は歩く予定の散策路 昼間のようすです

1.「悪路」に注意。 すべります、つまずきます。 
 杖(ストック・雨傘)お勧めです。
 ・むき出しの道は丸いごろごろ石とザラザラ砂。 
 ・数百万年の昔、この一帯(=名古屋東部丘陵)は水底や水辺だった。
 [東海湖、古木曽川]説
・腐葉土、水を透す層、透さない地層。
・ヒメボタル幼虫の餌になる陸貝などの小さな動物が生息する条件。

 木陰P5233163 (640x480)

2.路の中心を歩いてください
 ・もともとはヒメボタルの生息域です。
 人間は後からそこへ入ってきて、住んだり、耕したり、
 「観察・観賞・見物・撮影」しようとしています。
・ヒメボタルの♀は後ろ羽根が退化して、飛ぶことができないそうです。
・踏んでしまうことのないように。

3.灯りは禁止(その1) 森の中では無灯が原則 着衣に白っぽい目印を
 ・ヒメボタルの発光は、交尾相手を探す手段  
 ・成虫は水だけを摂り、1週間で死滅
・人工の光は、自然のいのちへの妨害にもなりかねない。
・「蛍の恋路を邪魔しないで」

4.撮影者に要注意  場所によっては「自己中な」カメラマンもいたりします。
・(とりあえずは)無視してください。
 機材などにぶつかって転倒しないように。

 コナラ木陰道P5233162 (640x480)

5.出会えればラッキー!!
 ・時期のピークはいつか、誰にもわかりません。
 ・深夜になれば出現数は多くなるようです。
・花暦、終わりを告げる「クリ」は匂い始めています。
・異常気象、経済活動など人的要因で全体に減少傾向 こちら

6.灯りは禁止(その2)
夜の森歩き。いつもと違う体験を❢
ワクワクしたり、どっきりしたり・・・

相生口P5233152 (640x480)集合場所

その他 参考資料はこちら ブログ記事はこちらも読んでみてください
 
    by Oak.

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ヒメボタルの季節がやってきた

 
相生山緑地にヒメボタルが舞う季節になりました。
竹林IMG_5539 (800x533) 先日の「相生山の四季を歩く会」のときの画像です。ホタル出現のピーク時には、この竹林の辺りだけでも見物人やカメラマンでごった返します。近年のSNS普及などによる情報拡散によって、少し前には想像できなかったほどの人びとが、真夜中までホタルを求めてさまよったりレンズを構えたりしています。ヒメボタルストーカーのごとく、ニワカ「解説者」「案内人」も、そこここに出現します。

 人びとの多くは興味本位から抜け出せず、自分の情報や作品を誇示することに夢中で、自己満足に振り回されているように見えます。ヒメボタルのいのち、それを育んできた相生山の森の環境、自分の関わり方、にまで思いを巡らすのはむずかしいことなのでしょうか。

 このブログでは昨年のシーズン後に、こんな問題提起をいたしました。こちら 名古屋市に提出した、つい最近の「要望書」にも対応を求めました。こちら

 相生山のヒメボタルは、名古屋東部丘陵地の数百万年前からの地史と植生と人間の土地利用の機微のなかで、奇跡的に生き残った存在と言えましょう。戦争中の「防空緑地」や戦後の「都市計画公園」指定がなければ、周辺の他の丘陵地と同様に開発に呑み込まれ、絶滅したと思われます。

 また、相生山の道路計画に対し「ヒメボタルに象徴される自然を残そう」という広範な人々の粘り強い努力がなければ、世界中の「地球環境をこれ以上壊さない」という潮流や「開発よりは自然が大事」と願う大多数の市民の思いを背景にした河村市長の判断がなければ、ヒメボタルが生存し続けることは危うかったと推測されます。
コピー ~ DSC07098 (2) こどもたちやこどもたちを産み育てる若い世代が自然のいのちに接し、自らの生と自らを生み出した自然についてしっかりと認識することは、地球の未来にとって大変重要なことと考えます。けれど、たとえ豊かな自然が存在し、それに接することが可能であっても、それだけでは不充分だと思います。
 豊かな感性が素直に育つには、私たちの時代は、この社会は、あまりにも自分本位で経済優先で分業化が進みすぎて目先のことで手一杯状態過ぎると感じるからです。

 ヒメボタルの生態や相生山の変遷など必要最低限の知識と、ヒトの発生以前から生き続けてきたいのちについての畏敬の思いと、自分だけでなく周り―それは人間環境だけでなく自然環境もふくめて―を気遣いながら生きる姿勢とを、少しずつでも持ち寄って相生山のヒメボタルに会いに来ていただきたいものだと願います。

 ことしも森の妖精たちに導かれ、こころ静かにひっそりと、ヒメボタルたちと同じいきもの同士で「いのちの対話」をしてみたい。そんなことを考える仲間との楽しい時間をご案内します。こちら
 ヒメボタルから受け取るメッセージを、自分なりに何らかの行動に結び付けたいとする、やさしい心のみなさんを歓迎いたします。

      by  森の仲間を代表して アイ

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森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
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