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大事にしたい自然とは?            続~相生山「説明会」前に

 前記事の続きです。
 誰もが「自然を大事に」することに異議を唱えません。にもかかわらず、「道路」を通そうとしたり、新しい「園路」をつくろうと言ったり。「人間と自然とどっちが大事か!」と議論吹っかけたり。
シンボルコナラの秋IMG_2084 (640x427) シンボルコナラの秋
 「道路を廃止して緑地公園に」する名古屋市の「世界の『AIOIYAMA』プロジェクト検討会議」では、いちばん最初に、環境保全のために相生山緑地の現状を把握しようとしたはずです。フロー図 こちらでは、「前提条件の整理」としておさえられたであろうと理解しています。しかし、会議資料でも、会議記録でも「相生山緑地はどんな自然で、どう大事にすればいいのか」の具体的記載が見当たりません。
 私たちが相生山緑地をどうとらえているか、このブログでもたびたび書いてきました。【タグView こちらなど】 説明会の場ではその意見を述べるつもりはありませんが、名古屋市がこの命題について現段階でどのような見解を持っているのか、は示していただこうと考えています。
注目域IMG_1999 (640x427) 森を分断「道路用地」
 それは全ての始まりだと思うからです。道路計画に疑問の声が上がったのも、「自然を守りたい」からだったと思います。守りたい自然とはどんな自然なのか。「自然」というものをどうとらえるのか。名古屋市民は、この先、自然とどう関わっていけばいいのか。相生山の課題は、そのことを鋭く問うていると思います。
 このことの意見交換がすすみ、共通認識が形づくられるなかで、相生山の将来が見えてくるはずです。相生山の課題を通して、名古屋市の未来も見えてくると思います。

 2つの問題提起をいたしました。次回につづきます。

    by  アイ

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確かめたいこと~相生山「説明会」前に

 16日、次の日曜日は「相生山緑地についての説明会」が開かれます。ずい分待たされました。河村市長になって、建設中の道路工事が止まって9年。市長の「計画廃止」判断表明から4年。その間、行政の内部ではいろいろ検討がなされ、相生山に関わってきた私たちも提案や要望を出し、担当者との意見交換なども行ってきましたが、市民向けの公の「説明」は為されなかったのです。
 
 当局からは「これまでの検討を経た名古屋市の提案を説明したい。その上で、市民の意見をていねいに聞く機会を持ち、より良い方針をつくっていきたい。皆さんとともに今後の『相生山緑地の構想』を考えていく、『タタキ台』をつくっていくための最初の機会と考えている」との見解が示されました。
相生口IMG_1984 (640x427) 未だ「工事中」のまま
 私たちが一番注目しているのは、次の点です。
 「道路計画は廃止」それは「これまでの市政の方向と違って、これからは自然を大事に」と大方向を示しながら、「建設した部分を利用して、緊急車両も通れる園路でつなぐ」とした市長発言は大きな矛盾をはらんでいます。相生山緑地の森の中核部分を貫通する道路計画。だからこそ「大都市名古屋のなかに残された貴重な森の生態系を破壊する」と私たちは建設中止を提案し続けてきました。  
 「園路」と名付けようと、森を2つに分断する道に変わりはありません。建設工事再開は、少しは回復してきた森に再度ダメージを与え、中心で二分された森の生態系は次第しだいに壊されていきます。
橋脚IMG_2080 (640x427) 森の中に建つ橋脚
 「自然を大事に」と言いながら、ついには自然を破壊してしまう市長方針。この矛盾を4年間の検討会議で、どう考えてきたのか。どういう暫定結論を出したのか。
 その経緯や思考を、まずはじっくりとお聴きしたいと思っています。

 説明会は誰でも参加できます。地域住民と相生山に関わってきた個人・団体対象に案内されましたが、傍聴も意見提出も可能です。 「最大の問題は無関心」とよく言われます。多くの人びとが注目し、聞き、考え、知恵を出し合ってこそ、27億のお金と計画から60年、着工から15年の時間をムダにしなくて済むと考えています。
 私たちからの問題提起、さらに続けます。

      by  アイ

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安全、安心が第一

相生山緑地の中央尾根西端の窓より 夏空と市街地 
市街地IMG_0649 (640x427)
年々ますます暑くなってくる夏 異常気象 ゲリラ豪雨 災害
アベマキIMG_0650 (640x427)
夏の終わりに考えます
人びとに必要なのは 便利そうに見える「道路」よりも
いのち豊かな樹林地 小楢樹IMG_0591 (427x640)

名古屋市の行政職員が「市民のために」役立ちたいとするなら
中途半端な「利便性」や「効果」で言いくるめる『都市計画』に固執せず
市民みんなの安全のため 安心のため
空気と水を受け止める自然環境を 守ろうとして欲しい
道路下山畑IMG_0494 (640x427)
最近の市政では 人集めや経済効果や卑近な「楽しさ」を強調しすぎて 
外国の希少な生き物を飼おうとしたり 
「カジノ」検討といった悪乗りの傾向まで見られます

法令と上司の命令が 公務員の順守義務だとしても
市民にとって本当に大事なものは何かを 見極め実践しようとする
道義を貫く姿勢を 私たち市民は支持します

『自然を大事にすることを最優先』としない いっさいの構想は 
市民の安全・安心を危うくし 
将来破たんして 恨みを買うものになるのではないかしら

そんなことを考えさせられた 今年の夏が終わります
   

     by  Oak

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なかなか開かれない「説明会」

 昨日、名古屋市では40.3℃という史上初の最高気温が観測されたそうです。
下山畑方面IMG_0502 (640x427) 「道路予定地」西端
 猛暑のニュースは連日にぎやかですが、相生山の市民説明会はどうなっているのでしょう。その要項を決めるとしていた「世界の『AIOIYAMA』プロジェクト検討会議」の日程も決まらぬまま、河村市長の「道路計画廃止宣言」から3年7か月も過ぎました。
シェルターIMG_0504 (427x640) 「自然に配慮した道路」の象徴=シェルター開口部
 市民への説明会は、都市計画審議会での計画変更にいたるために必要な手続きです。と同時に、都市計画の大転換について市民に問い、その意見を聴きつつ大方向への賛同・支持を得ていくための手段としても、市政の根本にかかわる重大事だと考えます。私たちは市長や議員に、何でも自由にしてよいという無条件な権限を与えたわけではありません。ましてや「相生山の道路」は市長選の争点になったほどの大問題です。
 問われてきたのは「人は自然とどうかかわっていけばいいのか」ということだと思っています。まさに世界的に今日的に(意識していようがいまいが)誰もが抱えている課題です。
整備路面IMG_0475 (640x427) 未だに整備継続中の道路遺構
 もしかすると、市長筆頭に行政は「やる、やる」と言いながら時間稼ぎをし、市民の関心が薄れてしまうことを期しているのではないか、と思ってしまうことがあります。
 土木工学の専門家の方にお聞きしたところ、「相生山の道路のような構築物の耐用年数は50年。付帯設備などの補修は要るだろうが、当分放置しておいても工事再開、供用開始に大きな支障はないのではないか」とのことでした。人びとの耳目を逸らしておいて密かに思うとおりに、、、どこかでいつもやられている気がいたします。
 もっとも、ぎりぎりまで放置し、果たして「道路はやっぱり要らなかった」と後の世の人に判断を委ねるという策もアリかもしれません。
シェルター上から東IMG_0500 (640x427) 森を切り裂いた「道路」
 それとも、と私たちは考えます。「自然を大事に」と「周辺住民の安全・利便」という「相反する」世論を収めるための「政治的」判断。余りにもそれに忠実な「相生山緑地の未来構想」を、市民に提示し説得する自信が無いから躊躇しているのではないか。
 市長判断は矛盾に満ちたものでした。「自然優先に道路はつくらない」としながら「予定地ルートに、緊急車両通行可能な園路をつくる」「世界から評価され、人が集まり、みんなが喜ぶ公園にする」。それは自然破壊を供なわないのか、テーマパークのような緑地の創出、果たしてそれは地元近隣を含む名古屋市民の願いに通ずるものなのか。 
 こうしたことを問いかける「説明会」こそ、開かれる必要があると思っています。付け加えれば、市民の意見は相反してはおりません。市政アンケートでも、地元の「道路」のために土地を売った人の間でも、「自然は大事にしなければ」強い意思は共通です。
相生口方面IMG_0476 (640x427) 「道路」東端、相生口方面
 市民への説明会は、市役所の偉い人が「市民のために良いように」と考想を固め、道具立てを準備し、それらでもって「市民を納得させる」ためのものではないはずです。謙虚に率直に、行政施策の方針について見解を述べればいい。充分煮つまっていなくても、矛盾が内包されていてもいいではないか。本当に“市民のために何とかしたい”という姿勢があれば、寛大な市民はそれを受け入れ、次につながる対応を見せると思います。以前もこんなことを書きました。
 河村市長はじめ名古屋市政を託され努力されている、行政の各階層各分野の方がたに『大英断』を期待しています。市民は説得すべき対象ではなく、知恵を借りる仲間です。説明会は失敗しても何回もやり直せばいいです。人のいのちがかかるほどの緊急性、巨額の経費もかかりません。

 猛暑・酷暑への対応策は大事です。けれども「異常気象」といわれる、その根本原因の追求を怠ってはいませんか。私たちの祖先が大切にしてきたものを忘れてはいないか。樹林地や野原や湖沼や田んぼなどの遊水地を「開発」し、自ら招いた「異常」を自然破壊のエネルギーによる空調で逃れようとする、、、勇気をもって連鎖を断ち切りたい。
 名古屋市には、“相生山”という大チャンスが提起されていると、私たちはずっと思っているのですが。

    
    by Oak.+アイ


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対策急いで 相生山緑地

相生山緑地 ヒメボタルの時季が近づいていますが
竹林沿いの散策路では 柵がタケノコ泥棒によって壊されたまま
破壊③IMG_9315 (640x427)
注意喚起の表示も壊れて 地表に落ちる寸前
しっかり設置し直さないと これでは用を果しません
破損表示②IMG_9499 (640x427)
侵入者防止の垣根も いつの間にか破損しています
深夜ここから入り込む「観賞者」が後を絶たないと聞きました
破損表示①IMG_9500 (640x427)
気兼ねなことが他にもあります
「ツツジの園づくり」の為にと 市公認ボアンティアグループが伐採した樹林地
伐採地②ツツジの園aIMG_9462 (640x427)
すっかり刈り払った結果 向こう側から夜も明るく見えるとのこと
そこは もうスグ 蛍めあてのカメラマンたちが多く集まる地点
奥の樹林が明るくなって ホタルが見えにくくなったら
彼等は対象を求めて 森の中を野放図に捜し回ることでしょう

こちらも「森づくり」の伐採地区域
昨年までは水路沿いに低木が茂り 地形も分からぬ「危険地帯」でした
それでも撮影目的に奥へ潜り込む輩がいて たびたび注意されていたそうです
伐採地①人工林エリアIMG_9497 (640x427)
こんなになってしまったからには 流行りの「インスタ狙い」が心配です
急速に破壊され 後戻りできなくなる 自然のいのち
そんなことには無頓着 認識不足な「見物人」「観賞人」「撮影者」

垣根や柵の補強や設置 表示の見直し新設 工夫をこらした啓蒙活動
人出の調査や制限 出来れば監視人の巡回など・・・・
管理者である名古屋市の緊急対応が望まれます
「自然を大事に」が 掛け声だけになってしまっては
後世に悔いを残します

    by  Oak.

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ヒメボタルの季節の前に

季節の巡りが速い今年
例年4月末の連休ころに舞い始める ヒメボタルも早いかもしれません
心配していることがあります 昨年も名古屋市に提案 こちら したのですが
「自然を大事にする市政」と言いながら 実際が伴っていないからです
伐採地①IMG_9090 (640x427)
昨夏から伐り払われた 谷沿いの竹藪と樹林の区域
相生山緑地でも屈指の ヒメボタルをはじめとする いのち豊かな場所です
園路沿いIMG_9089 (640x427)
「計画撤回」が表明された都市計画道路のルート上にあり しかも
「緊急車両も通れる園路」のコースが考想されている場所と一致しています
実行したのは オアシスの森掲示IMG_9124 (640x427)
果たして 森の生態系全体を充分に検討したうえでの「整備」だったのか 
私たちは疑問に感じています なぜなら こちら
この夏のヒメボタルの発生に たちまちマイナス影響が出なければいいのですが

さらに 別の提案 こちらでも指摘したように また こちらの記事のように
自然環境よりも自分の都合しか考えない行為が 繰り返されています
掲示IMG_9088 (640x436)
名古屋市の設置した掲示にしても 外され投げ捨てられ 
私たちの仲間が 何回捜してきて付け直したか知れません

ホタル撮影に訪れる人びとの中には 園路から茂みへの入り込みがあります
それでも去年までのように うっそうとしていれば 真夜中の森では
地形も樹林のようすも分からないのため 歯止めになっていたと思われます
踏み込み場所IMG_9092 (640x427)
これだけ スカスカになってしまっては 
ホタルたちの住み処を ズカズカ荒らされそうで心配です

相生山緑地 その「自然を大事」にする課題
「世界に名だたる『AIOIYAMA』公園」をつくる前に
いきものたちの谷を通す 「園路」と名を変えた道路の検討をする前に
「善意」に 悪意に繰り返されている 森を壊す行為を止める
名古屋市の姿勢と実行力が求められていると思います

    by  Oak.

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森の妖精  アイ

Author:森の妖精 アイ
名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
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