徳林寺さんからの便り

森の妖精の皆さま

 いつも相生山の季節を送って下さり、
 いつも頂いているたよりに本当に感謝しています。
 相生山がこんなに愛されていること、
 そこにアイデンティティを持つ私としては、
 なんとも嬉しく、申し訳なく思う程です。
 これからもさらにさらによろしくお願いします。
 冬景色IMG_4324 (640x427)
 相生山は秋から冬に掛けての殺風景な景色ですが、
 逆に陽射しが土まで届いて明るいですね。
 梅がぼつぼつ本格的になり、春櫻へ季節が移るとき、
 冬景色が去って行くと、また寂しい気分にさせられます。
 梅花IMG_4312(2) (640x481)
 もう直き、徳林寺は花まつりの季節へ向かいます。
 よろしくお願いします。

 インフルの季節です、お身体を大切に。

  合掌   2017-2-13 高岡拝

   
   徳林寺住職 高岡秀暢様からのメール
   ご了解を得て そのまま載せさせていただきました
   写真撮影はR.64  文中「花まつり」のようすは こちら

       by  アイ

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相生山緑地メモ

相生山緑地のこれから 
その中心テーマは 自然と人の関わり方
「自然を大事にする」理念 倫理
人の生き方 名古屋市政のあり方
梅畑下IMG_4334 (640x427)
相生山緑地とかかわる人びと その意向もいろいろ

山林や農地や宅地の所有者
「誰かに いい値で買ってもらいたい」
「収用されることなく 現状維持で」
山根口東IMG_4332 (640x427) 
自然が好きで
「森づくりに参加して 社会貢献」
「人の手を入れず 自然のままに」
「ただ歩くだけで 気持ちのいい場所」
コナラ林IMG_4308 (640x427)
中止になった道路絡みでも
「自然を大事に」といいながら
「施設をつくって人を呼びたい」
ギャップIMG_4306 (640x427)
相生山緑地は 80年前からの都市計画公園緑地です
「お金がないから」と いつまで「長期未整備緑地」のまま?
ほんの一部の「市民活動」頼りにせず 市の積極姿勢が望まれます
広場ベンチIMG_4327 (640x427)
相生山緑地の課題は
いろんな立場で関わる 人びとの率直な声を聴いて
「自然を大事に」を軸に 整理整頓
人びとに問いかけながら 一緒に協働しようとする
名古屋市の行政能力が 今 問われていると思います

     by  アイ 

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まとめ・年の始めに(五)

 大都会の真ん中、例えば名古屋市役所や栄町から地下鉄一本で約30分。
 相生山は「奇跡的」に開発から取り残された、「コナラ・アベマキ林」の森が中心の「貴重な」緑地です。
  コナラの森IMG_4189 (640x427)
 近年の「自然回帰」の風潮にもかかわらず、道路建設をめぐって賛否両活動が長年続けられていたことも影響したのでしょう、多くの市民には近寄りがたい場所でもあったようです。
  道路跡2IMG_4158 (640x427)
 しかし、ここ数年《工事中断~市長最終判断》という世間注視の時期があり、最近のSNSの普及とりわけネット投稿ブームもあって、ヒメボタル撮影目的などの「訪問者」が急増しました。

 相生山に出かけて自然を体感することが広まることは嬉しいのですが、望ましくないことも起こっています。盗掘、ゴミ捨て、喫煙、犬の散歩、トレイルランニングなど、自然の中でのマナー違反に出会うことが多くなりました。

 さらに気になるのは、自分の庭であるかのように勘ちがいして、枝や幹を伐る「手入れ」する人びとや、勝手に「散策路」をつくっている人びとの行為です。もしかするとこれらは、「森づくり」の悪しき影響かもしれません。 
  幅広の道IMG_4174 (640x427)
 すでに書いたように、自然の進み方には人の意思をはさむ余地はありません
 自然との付き合いの基本は、自然のままに!であろうと思います。人のために始めることが、自然を損なう一歩になることが多いと思えます。
 自然は淡々と、またダイナミックに存在し続け、私たちはそのなかで生きています。
  雪の枝2IMG_4160 (640x427) 
 このことを理解したうえで、相生山では、どんなことを、どのように頂くことが許されているのか。相生山の自然と対話しながら、たくさんの人びとが、じっくりと考えていくことだと思います。
 そして、その経過や得た結論を明らかにし、名古屋市全体に「相生山緑地との付き合い方」として広げることによって、「世界のAIOIYAMA」が見えてくるにちがいありません。
  散策路階段IMG_4194 (640x427)
 時間がかかっても、かけるだけの意味があり、なぜならそうすることが未来の人びとから相生山緑地を預かっている、いま生きている私たちの「責務」ではないかと思うからです。

    by  アイ+Oak.

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続・年の始めに(三)

 相生山緑地で進められてきた「森づくり」は、すでに書いてきた(1)赤松林再生(2)ツツジの山復活、に加えて(3)生物多様性のため、さらに(4)歩きやすく見通しの良い散策路維持、ということが目的として掲げられているようです。
 そして、そのための手段はすべて、(ある人に言わせると)「まるで仇のように常緑低木を伐る」こと。「暗い森を明るくすることはいいことだ」とばかりに。
  伐採地IMG_7889 (640x480) (2)
 相生山緑地には尾根や谷、傾斜地が広がっています。土地利用で住宅地以外にも耕作や農道づくりのため、木が伐採されたり、土地が削られたり、あるいは遠い昔から放置されたままだったり。
 当然暗い区域、明るい区域が混在し、それぞれいのちが育っています。
 それがそのまま、現在の『相生山の生態系』で、自然のままにしずしずと変化しています。
明るい森IMG_3696 (640x480) (2) 暗い森IMG_3703 (640x480) (2)
 上の画像は、名城大学農学部環境科学科の調査実習時のものですが、このときのデータによれば、ヒサカキなどの常緑低木に覆われた「暗い樹林」でも、陸貝やヒメボタル幼虫が多く生育していることが分かったそうです。「森づくりのため」に伐採された区域よりも、放置され遷移が進んだ区域の方が、生物相が豊かな場所もあると聞きました。

 限られた場所・期間のデータだけで結論付けるのは早計ですが、大切なことは「オアシスの森づくり」を提唱・推進している人々が、こうした『森のいのち』について意識しているのか、想像しようとしているのか、そのことではないかと思うのです。 

 人間の「好み」や「快適さ」優先で、あるいは「何か良いことがしたい」という願望のために、事実と合わない理由や目的を掲げてはいないでしょうか。あとさき考え不足な「実践」で良しとしていないでしょうか。

     by  アイ+Oak.

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年の始めに(二)

 
 相生山緑地、大都会の住宅地の中に島のように残された雑木林の広がる緑地。
     相生山緑地scan_20150610 (3) (582x800)
 面積は約123.7ha。北西部(菅田地区)から西部(稲田地区)南部(野並相生地区)には住宅、中央部や北部境界沿いなどには耕作地などの民有地を含み、独特の景観を見せています。

 「手つかずの自然林」ではなく、人の活動の影響を強く受けてきましたし、現在も受けています。人が意図的につくった「自然」っぽい「公園」ではなく、人とかかわってきた『自然』が生きています。
 
   過去記事と共にご覧ください。 航空写真はこちら または こちら    
   東からの景観はこちら  西からはこちら   南からは こちら 

 緑地を南北に分断する道路建設の脅威が去った今――仮に首長が変わったとしても、この10数年間の経緯や一昨年の市長判断を無視しての「廃止を撤回」などという愚かな行政施策の逆行はありえないでしょうから――一番の懸念は「自然を大事にする」かに見せた「自然破壊」行為だと思います。もしかしたら当事者も気づかず、良いことをしているつもりで。

   看板②PC302782 (640x480)
 この看板には、①「放置されて植生遷移が進み」とあります。つまり、自然の遷移に逆らって「相生山オアシスの森づくり」が実践されていることを認めています。
 また、②「かつての松やツツジ」「懐かしい松やツツジを部分的に育成」との文言が見られます。しかし、戦中戦後の記憶ある人びとからは「相生山に松林があったことはない」「松なんかが有ったら喜んで、燃料に持って帰ったから育たなかった」「ツツジは全山真っ赤になる。他の木がほとんどない状態で見られた」の証言が得られています。
   看板①PC302779 (640x480)
 こちらの看板にも事実誤認があるようです。
 そのうえ、自然を意のままに「赤松林再生」するためには、始終手を入れ続けなくてなりません。
   アカマツ再生P1012842 (640x480)
 史実になく、誰かの心象風景でしかない「松の庭」をボランティアの労力でつくっているかのようです。

   ツツジの道IMG_7854 (640x480) (2)
 「ツツジの山にする」には、現在の相生山を代表するコナラ・アベマキ・ヤマザクラを始め一切の樹木を切り払わなくてはなりません。根本的には土壌の改変も必要になるでしょう。現在「森づくり」として実施されているような、低木常緑樹だけをときどき伐採する付け焼刃的やり方では無理だと思います。

 ほんの一時的で部分的な「懐かしい景色」を見るために、たくさんの労力が使われています。他方、疑問や批判の声が上がっています。
 市民の善意や心意気を、本当の自然破壊をやめさせるために使うことは出来ないものか、と思ってしまいます。

     by  アイ+Oak.

 

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名古屋の相生山(あいおいやま)緑地 大都会に残された貴重な森のことをたくさんの方に知っていただくため情報発信していきます
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